アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

今年初めてのこめこなクラブの作業をしました。

2012-03-31 18:33:37 | こめこなクラブ
   まだときどき急激に寒くなる日があるのですが、大野瀬町の筒井重之さんから、「小麦を植えた畑に敷いた防草シートから草がはみ出している。今のうちにシートの中に押し込んでやれば、あとは草取りしなくても大丈夫だ」との連絡をもらったので、こめこなクラブの今年初の仕事をするために、大桑集落に出かけました。

   例年にない寒い冬でしたが、秋に定植した小麦は、8割がた、元気に育っていました。一安心です。

   この日の仕事は、風や雪のためにめくれ上がったシートの下に、育ち始めた草を入れ込んで、すきまなくふさぐこと。マルチシートと畝間に敷いた防草シートを、針金や筒井さんが用意してくれた道具で留めて行きます。

   シートを留める道具はこれ。厚いシートにグサッと差し込み、土に埋めます。足で踏んでも折れない丈夫なものです。こういう道具を、わたしは農協やホームセンターで売っているのかと思ったのですが、さにあらず、筒井さんが昔もらってきた、工場の廃棄物なのだそうです。畑で使う道具はできるだけ自分で作る筒井さんならではの着眼です。

   できました。去年は、草に負けたこともあったし、本来秋蒔き用の種を春に蒔いたこともあって、育ちが悪かったのかもしれないのだそうですが、今年度はきちんと秋蒔きした小麦。草が生えない手当てもしたし、生育が楽しみです。ただし、心配なのは、害獣。マルチシートの真ん中には、イノシシかカモシカの足跡が点々と続いています。

   大桑の山里は、やっとウメが咲きかけたところ。でも、春は一気にやってきます。今年も一年、筒井さんの畑や田んぼで楽しませてもらいます。
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ベジライフフェスタに出店します!

2012-03-31 18:06:55 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  奥三河Three trees+が、豊橋市で開かれるイベントにはじめて出ます!

  ときは、4月14日(土)、場所は豊橋市のサイエンスコアという大きな施設。イベントの名前は、ベジライフフェスタです。

  昨年9月の名古屋ビーガン祭り(コチラ→)同様、ベジタリアン、マクロビオティック、スローフードなど、体や環境に負担の少ない食べ物を作る人たちが集まるイベントです。

  私たちのグループは、こころざし工房がいつもの石鹸、Miki-Co-laboがコンフィチュール。アンティマキは、こねないパンや新作のちょっとこねるパン、スコーン、オカキ、卵・乳製品なしのクッキーや、今最も好評をいただいているおからのガトーショコラを出品の予定です。草木染め製品もいくつか持っていくつもりです。

  ベジタブルフェスタと同時開催の多国籍雑貨市・タラート・チャオには、ファトレードの商品やアジア・南米の雑貨など多彩なお店が出揃うみたいです。わたしとしてはとっても興味があるので、販売の合間を縫って、ぜひお店を覗きたいとおもっています。このイベントの詳細は、以下のとおりです。

  ベジライフフェスタ タラート・チャオ
  *日時:4月14日(土)・15日(日)午前10時から午後5時(奥三河Three trees+は、14日のみ出店します)
  *場所:豊橋サイエンスコア(アトリウム)
      雨天決行 無料駐車場あり

  名古屋よりもっと遠い場所での開催なので、そうとう早朝に出発する必要があり、道中も不安があるのですが、東三河での大きなイベントへの参加、とても楽しみです。
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グリーンママンの朝市に出ました。

2012-03-29 01:52:15 | イベント記録
   4ヶ月ぶりに開かれたグリーンママンの朝市に出ました。

   この日は、春休みということもあってか、いつもよりたくさんの人が訪れました。ほとんど若いお母さんと小さなお子さん。

   持っていったのは、新作のパン3種とおからのガトーショコラ、ジャムサンドスコーンに穀物クッキー、おかき、オートミールと玄米粉のクッキーなどなど。

   この日、手伝ってくれたのは、今月31日に稲武にオープンする米粉シフォンケーキの店・アトリのパティシエを担当するTさん。写真左です。右は、私のパンを買いに来てくれた友人のMさん。ひきとめて彼女にも助っ人をお願いしました。

   この朝市でしばしばお聞きするのは、食物アレルギーを持ったお子さん方の話です。卵や乳製品の入っていないお菓子を求めておられる方にたびたび出会います。新しく売り出したオートミールと玄米粉のクッキーは、そんな子供たちに食べてほしくて開発しました。

   最近、いろんなイベントでよくご一緒するファーストハンドのお店。TさんとSくんです。彼女の作る豆腐入りの甘酒ケーキやブラウニーも、卵・乳製品なしのやさしい甘さのお菓子です。

   グリーンママンの朝市、今度の開催は、4月24日(火)朝10時から12時です。
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ほんわか山里交流祭り終わりました。

2012-03-29 01:45:24 | イベント記録
  3月25日(日)、豊田市足助地区・新盛にある施設・すげの里で、「ほんわか山里交流まつり」が開かれました。

  前日からたくさんのパンとクッキー、スコーンを仕込みんですっかり支度を整え、早朝起きて窓の外をふと見たら、なんと、真っ白の雪景色! しかも、まだ降っています。外において置いた車には雪が積もり、窓ガラスは凍っています。

  雪の中、荷物を積み込み出発。しばらく雪が舞う中を走りました。開催場所には、雪こそ積もっていませんでしたが、霰や雪が舞い、風も強くて大変冷え込んでいます。はたしてこんな天候を押して、人があつまってくれるのだろうかと、心配になりました。

  出店数は30店舗弱。隣は稲武の木工工房・ファーストハンドでした。

  この日持って行ったのは、新作の「ちょっとだけこねたパン」シリーズの3種類・味噌とクルミ、タマネギと黒胡椒、ジャガイモとローズマリー、こねずにつくった玄米ご飯パンのほか、穀物クッキー、おかき、おからのガトーショコラ、胡桃と黒糖のスコーン、それに、これも新作の、オートミールと玄米粉の卵もバターも入れないクッキー。こころざし工房の石鹸もたくさん並べました。

  寒くて、コート代わりに着ていた厚手の毛糸のケープだけでは足りず。念のために持ってきたダウンジャケットまで着込んで接客しました。何度も日は差しましたが、すぐにまた翳ってきて霰や雪になり、小さなテントが吹き飛ばされそうになったりして、結局一日中悪天候が続きました。

  でも、思いのほか、人の出足は快調。三河万歳や民謡の披露もあって、けっこうにぎわいました。アンティマキのお菓子もパンも、売れ行き好調でした。もっとも人気があったのは、味噌とくるみのパン。その次に完売したのはガトーショコラでした。

  この日はプレイパークも開かれていて、子供たちは自然と触れ合う遊びに興じていました。手伝ってくれた友人のMさんの子供・Hくんは、来たときから帰るときまで、ほとんどずっと、裏山の崖にしつらえられたロープを伝って降りたり上ったりする遊びに熱中。手袋が擦り切れそうになるほどでした。

  すげの里は、こじんまりした建物ですが、地元の材木を使ったすばらしい建物です。薪ボイラーで床暖房から給湯までまかなっているそうで、室内はぽかぽかあたたかく快適でした。

  
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新作パンとクッキー、本日発売します!

2012-03-25 00:11:13 | アンティマキの焼き菓子とパン
  本日、豊田市足助地区の新盛町・すげの里でおこなわれる「ほんわか山里交流祭り」で、新作のパンとクッキーをお披露目します!

  パンは、こねずに作るパンシリーズとは別に、前から友人知人のリクエストの多かった、ベーグル庵の店主・倉橋知栄さん公安の、ちょっとだけこねるパン。わたしは、このパンの作り方を教えてもらってから、パン作りを日常的な仕事にすることができるようになりました。

  今回は3種類を発売します。

  右から、味噌とくるみのパン、ジャガイモとローズマリーのパン、タマネギと黒胡椒のパンです。

  味噌とクルミのパンは、自家製味噌に国内産粗糖をいつもより多めに加え、甘めにしたててあります。試食した友人は、焼いてチーズを載せて食べたら、とてもおいしかった、と言っていました。

  ジャガイモのパンは、大野瀬町の筒井重之さんが栽培した、低農薬の北あかり。荒くつぶしてあるので、ジャガイモの食感がしっかり残っています。ローズマリーが効いています。

  タマネギのパンは、自家製ガーリックオイルで炒めたタマネギをたっぷり入れました。こちらも、試食してくれた友人のご主人が、「中華まんの味がする」と喜んでくださったそう。でも、彼がそう言ったのは第一回目の試作品。ほぼ同じように作ったつもりの第2回目の試作品では、その味はしなかったそうなので、今回は?です。

  どれも、ほんの少しだけこねて放置するだけの発酵なので、よくこねたパンに比べると膨らみは悪いのですが、小麦の味が
しっかり残り、味わい深いパンに仕上がっています。ぜひトーストして召し上がってください。

  新しいクッキーは、卵もバターも小麦粉も使わないで作りました。

  材料は、オートミール、筒井さんの玄米粉、てんさい糖、米油、海塩、アーモンド粉、ローズマリー。油とミネラルウォーターだけでつなげてあるので、ちょっと壊れやすいのですが、試食してもらった人たち全員に、「おいしい!」といってもらえました。

   以上4種の新作パンと焼き菓子は、27日(火)のグリーンママンの朝市にも持っていく予定です。
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よく食べる納豆

2012-03-16 18:09:38 | たべもの
  国内産大粒丸大豆の納豆です。納豆はよく買うのですが、とくにこの納豆が好き。普通のスーパーにたいてい置いているものです。よく見たら、愛知県産の納豆でした。愛知県春日井市の丸愛納豆株式会社の製造です。

  この納豆はトレイも紙パックも使わず、薄い紙に包まれていて、1個売り。まとめて何パックいくら、という売り方はしていません。

  それに、この納豆にはたれやからしがついていません。そこも私は気に入っています。他の納豆を買うと、たいていたれやからしがついていて、私はそういうものを使わないのですべて捨てます。それがもったいない。でも、この納豆には納豆しか入っていないのです。「たれやからしでつるんじゃない。納豆だけで勝負するぞ!」という気合が感じられ、好感をもちます。

  
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シイタケの菌打ち

2012-03-16 17:58:59 | アンティマキの場所に生きる動植物
私たちがこの山里に引っ越してきて、今年で9年めを迎えます。引っ越して2ヶ月ほど経った、たぶん今頃、私たちは100本のほだ木に、シイタケの菌打ちをしました。

  そのほだ木がだいぶ衰えてきて、シイタケの出が悪くなったので、今年は新しく50本の原木を購入し、菌打ちをしました。

  一番左が穴を開けたばかりのところ、すぐ右は菌を差し込んだところ、一番右が、菌を木槌で菌を打ち込んだところです。

  前は、家人と私と二人で、ずいぶん苦労して打ち込んだ記憶があるのですが、今年は、家人一人ですべて難なくやり終えました。日陰の場所に井桁に積み、しばらく仮置きします。上には葉っぱやかんれい紗をかけ、日光が直接当たらないようにします。

  9年前のほだ木です。原木を注文したころはまったく生えてなかったのですが、3月初めのころの陽気に誘われたのか、小さな芽?がいっぱい顔を出しています。うちのシイタケの種類だと、毎年5月ころと暮れのころ、たくさんのシイタケが出るのですが、この冬はまったくでなかったので、もう寿命だと思ってあきらめていたのです。単に寒くて出るに出られなかっただけみたい。

  たしか、ほだ木は5,6年で寿命が尽きる、と聞いたように思うのですが、まだ健在でした! もしかしたら、今年菌打ちした木からシイタケが生えてくるころまで、元気かもしれません。だったら、うれしい。
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凍みこんにゃく

2012-03-12 17:41:52 | 手作りのたべもの
凍みこんにゃくというものを作ってみました。冷凍と解凍を何回もくり返し、スポンジ状になったところで乾燥させておけば、何年も保存できるという食品です。

  凍みこんにゃくは、茨城県の農村に江戸時代から伝わる伝統食で、いまは、ただ一軒のこんにゃく屋さん(コチラ→)だけが、昔ながらの製法で作り続けているのだとか。本来は、稲刈りの終わった冬の田んぼに、薄く切ったこんにゃくを広げ、夜の冷気で凍らせては、日中解凍して干し続け、約1か月で完成させる食品で、50年は持つ、という究極の保存食品だそうです。

  稲武では、冬場は夜凍ったら、昼間でもなかなか溶けません。稲武よりあたたかい地方の、それも昼と夜の寒暖の差が激しい地方に生まれた食べものなのでしょう。

  以前、冷凍庫でこんにゃくを凍らせてから溶かし、たれにつけて焼肉風に料理したことがあるので、似たようなやり方でできないかなとおもって、ネットで検索してみたら、簡単な方法が載っていました。

  まず、こんにゃくを薄く切ります。使ったのは、もらいものの自家製こんにゃく。一枚ずつラップに包み、容器に入れて完全に凍らせます。凍ったものを取り出し、常温で解凍。わたしは薪ストーブの下において、解凍しました。水気が出てくるので絞ります。冬以外の時期だと、カビに注意が必要だそうです。

   この作業を10回ほど繰り返します。

   スポンジ状になったら、乾燥させます。

   かなり水分がなくなっているので、けっこう早くカチカチに乾燥しました。密閉容器に入れて保存します。

   作って半月ほど経った先日、料理してみました。

   水で15分ほど戻してから、20分近くゆでます。水をよく絞ってから、自家製のりんごのたれ(コチラ→)にしばらくつけました。水気を含んだ凍みこんにゃくは、しわの加減が豚肉そっくりです。片栗粉をまぶしてフライパンで焼いて出来上がり。

   カメラがぶれて写真が鮮明ではありませんが、見た目は焼肉みたいです。戻し方が足りなくて、まだだいぶ固いのですが、味はいい。たれの味だけでなく、こんにゃくの味がちゃんと残っていて、それでいて臭みはないし、なかなかおいしいものでした。

   寒い間にまた作って、今度はカツにしてみたいとおもいます。





 
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寒竹笹の籠作り

2012-03-12 10:08:28 | 手作りいろいろ
   とよた都市農山村交流ネットワーク主催の山里学校、今年最後の講習会に、生徒として参加しました。前から行きたかった、寒竹笹の籠作りです。

  講習場所は、豊田市旧旭地区の敷島会館。講師は、地元のお年寄りの皆さんです。

  竹かごといえば、太い竹をへいで薄い板状のものを作り編んだかごを想像しますが、こちらで教えているかごは、細い竹、一般にはオカメザサと呼ばれる竹を曲げて作るものです。

  この竹、どこにでもあるのだそうですが、ちゃんと見たことがありません。群落になっているそうです。葉は全部落として、よくしなる、適当な太さの竹を60本ほど選びます。

  大きな籠を作るので、1m以上ありそうな竹を3本ずつ真ん中で縛り、2倍の長さにします。

  それを2組ずつ、放射状に並べます。上下交互に編んでいきます。底をどれだけの大きさにするかは、作りたい籠によって決めます。なにせ長いので、竹の先が目に突き刺さりそうで、注意のいる作業です。

  底作りが終わったら、竹を曲げて編みながら中央に集めます。花びらのようにバランスを考えて集めていきます。この作業が大変。左手で中央に集めた竹を握ったまま作業しないといけないのです。すぐに竹が広がってしまい、バランスが崩れます。講師の方と二人で、なんとか仕事できました。

  このあと、糸底作りに入ります。たぶん、編みこみのようなことをするのだろうと思うのですが、中央に集めた竹で、三つ網を編みながら糸底にしていきます。これは、覚えられなかった。ほとんど講師の方にやっていただきました。
  
  完成です。こんなに広がった形にしたつもりはなかったのですが、作業中にどんどん形が変わってしまいました。糸底もなんだかいびつです。でも、すべすべした青い竹の曲線が美しい。糸底作りができるかどうか心配ですが、自分でやってみたいので、余った竹をいただいてきました。

  この籠づくりは、講師の方々のリーダーのSさんが、数年前ご自宅のお蔵にぽんとおおい発見したのがきっかけです。彼がこの籠を持って、お年寄りに聞いて回ったところ、当時90歳を過ぎていたあるおばあさんが作り方を覚えていて、教えてもらうことができました。

  それから、彼は籠作りを復活させ、講習会をたびたび開いて紹介しています。

  この籠は、昔、冠婚葬祭で人がたくさん集まって食事を出すときに、洗い籠として使われていたのだそうです。籠が足りなければ、その辺で取ってきて急遽作ることもあったかもしれません。青いつるつるした竹は、コーティングされたようにすべすべしていて、水はけがいいようにも見えます。材料はすぐ採取できるし、一般の竹かごと違ってたいした手間もかからず作れます。だから重宝されたのでしょう。でも、簡単にできる分だけ、大事にしまっておくものではなかったため、発見されずにこれまで来たのだと思います。

   ど素人の私でも、なんとか数時間でできたこの籠、生活に必要なものはほとんど自分たちで作っていた昔の人たちの知恵と工夫が、いっぱい詰まっています。
  
  
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自家製味噌の保存法

2012-03-08 17:54:29 | 手作りのたべもの
  先日のブログに、麹作りに失敗して、急遽味噌を作ることにしたと書きました。味噌作りはいつもと同じなのですが、保存の仕方が違うので、紹介します。

  まず、味噌は、麹800gに塩を400g混ぜておき、圧力釜でよく煮た大豆800gとあわせました。

  いつもは、大豆だけでたいてい4キロ煮てつぶすので手間がかかり、途中で面倒になって雑になるのですが、今回はたった1キロ弱。だからかなり丁寧な仕事ができました。私が使うのは、ジャガイモをつぶすマッシャーです。

  味噌を仕込む容器には、これまで陶器のかめやシール容器しか使ったことがないのですが、西村自然農園で教えてもらった梅酒用の瓶を使ってみることにしました。これなら、1キロ弱の量でちょうどよさそうな量です。この保存瓶のいいところは、ぴったりふたが閉まるようで、ほんの少し、実は空気が入る点なのだそうです。ただし、私が使ったのは、ほんとうの梅酒用の保存瓶ではなく、味付け海苔の入っていた瓶なので、ちょっと不安なのですが。

  麹と塩とつぶし大豆に大豆のゆで汁を少し足して混ぜ、大き目のボールくらいの玉にして容器の中に投げ入れます。予想通り、ほぼぴったりの量です。

  仕込んだ味噌の上には、熊笹を敷き詰めました。この辺では、アオキの葉を使います。西村文子さんの話では、小原地区でもアオキを使い、地元の人はこの葉を、「味噌置き葉」と呼んでいるそうです。でも、うちにはアオキはないので、熊笹で代用することにしたのです。アオキほどかどうか知りませんが、殺菌効果はありそうです。

  熊笹の上には、小石を入れたビニール袋を乗せました。これも、西村さんのアイデアです。いつもと違う、かわいらしい味噌瓶ができました。これなら、家の隅っこにおいて、ときどき様子を見ることができます。楽しみ♪。
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