アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

直線裁ちの手作りの服づくり~ミシン教室に通っています。

2024-06-01 23:39:12 | 手作りいろいろ
  昨日は、友人が主宰しているHappyCloset のミシン教室に行ってきました。こちらには、このところ、ほぼ毎月一回通い、何かを作っています。何か・・どれもこれも、私は直線裁ちのものばかり。一緒に通っている友人は、ちゃんとしたパンツやブラウスを作っています。
 
  昨日わたしが作ったのは、半幅帯と前掛け。
 
  半幅帯は、インドネシアのバティックの布を裁断して接着芯を張り付けて縫製。やることは単純なのですが、寸法を間違えないか、まっすぐ縫えるか、などなど気にしながら、結構緊張。出来上がった帯は、布地だった時より数段価値の高いものに思え、気に入りました。
  この教室で作った半幅帯は三本目。一本目は友人がほどいた帯を再度芯を入れてくっつけたもの。二本目は、よそからもらった紬の端切れを三枚合わせてつなげたもの。これは、帯芯は入れずに、洋裁の接着芯を圧着してから二つにおって縫いました。でも、薄地の接着芯を使ったため、かなりやわやわな帯となりました。
 
  3本目のこちらは、厚地の接着芯をくっつけて、二本目の帯と同じように作りました。高熱のアイロンをかけるので、少し皺が寄りましたが、出来上がった帯はしっかりしているのにしなやか。結びやすそうです。夏の、紺地や黒地の着物に似合いそう。
 
  前掛けの方は、10年以上前、古道具屋で1000円で買った前掛けを改良。両端についていた紐がちぎれたので、代わりに別の絣柄の布をくっつけました。思った以上にかわいい仕上がり♪ こういう昔の布の手縫いの後がステッチ刺繍のようでかわいい。破れを繕ったところもあって、しみじみいとしい。
どちらの布も、長いこと眠っていたもの。数時間の手仕事で蘇りました。
 
  こちらに通い出して作ったものは、草木染めした布の大きな前掛け、絞りの男物の浴衣地の簡単ブラウス、近江縮みほかの折り紙パンツ2枚、インドネシアのバティックの巻きスカート、紬の簡単直線裁ちコート、絣の木綿地のパンツ。草木染めした布以外は、すべてもらいものの生地でつくりました。そしてすべて直線裁ち。型紙を作ったり曲線を縫ったりといった面倒なことはまだまだできないし、なるべくしたくないので、とにかく直線縫いでできることばかりやっています。それでも、けっこう自己満足のできるものになります。それがうれしくてまた作りたくなる。
 
  次回は、新品の絹の着物の裏地をもらったので、それで夏のブラウス(もちろんほぼ直線裁ち)を作ろうと思います。
 
  
 
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エコラップづくり講座に参加しました

2019-02-10 15:47:54 | 手作りいろいろ
  2年ほど前、友人たちと一緒にエコラップを手作りしたことがあります。そのときのメンバーの一人、高森真由美さんは、こののち、より作りやすくて使いやすいエコラップづくりに精進。先日、はじめて講座を開きました。

  エコラップとは、「繰り返し使える環境に優しいフードラップ」「プラスチックの代わりにミツロウと天然樹脂をしみこませたコットン製のラップ」(高森さんのレシピより)です。

   この講座の主催は、豊田のフリーペーパー「耕ライフ」。場所は事務局です。定員は6名ですが、キャンセル待ちもいて、気になっている人が多そうです。

   自然食品店や自然派系雑貨店などで売られているエコラップは、かわいい柄の木綿で作られていて、そそられますが、一枚1000円前後。使い捨てでないとはいえ、ちょっと気軽に手を出せない値段です。安価な値段で手作りできたら、それにこしたことはありません。

    こちらは、高森さんが作ったエコラップ。折り紙のようにたたんでコップとしても使えます。ただし、うまくちゃんとおれば。   

    講師の高森さん。彼女が持っているのは松脂です。彼女が作るエコラップの材料は、みつろうとホホバオイルと松脂。みつろうは、耕ライフが事務所の庭で養っているミツバチから採取したものです。みつろうには抗菌性があり、松脂にも。ホホバオイルには、保湿、抗菌、殺菌の作用があるそうです。

    この三つの材料を湯せんにして溶かし、とろとろに。

    この日のために、高森さんが用意したかわいい柄の布。一人2枚、選べます。私が選んだのは、こちら。

    三つの材料を溶かした液を広い鍋に入れ、温めながら布を静かにひたします。

    垂れた液を丁寧に落としてやり、干します。

    たくさん作っておいて、固まったものを保存するのも可能。温めれば溶けるので、使いやすい。

    こちらが出来上がり。薄い布も厚めの布も、それぞれ風合いが違っていておもしろい。

    残液に高森さんが浸した茶色の紙袋。いい感じです。

    2年前に作った時に比べると、はるかに進化を遂げたエコラップ。随所に高森さんの工夫がみられて、感心しました。出来上がったものは、かわいくて丈夫。2年前は、出来上がるまでに時間がかかり、いろいろ苦労しましたが、彼女の方法なら手軽にできそう。彼女に言わせれば「今の所のベスト」の方法だそうです。

    みつろうラップは、手のぬくもりでラップが柔らかくなって密着。冷蔵庫に入れるとみつろうが固くなるので、
さらに形が整い、食品の保護になるとのことです。

    彼女の講座は、近いところではたぶんこの春、ヘルシーメイト岡崎店で開かれる予定です。気になる方は、しばらくしてからアンティマキ問い合わせメイルにてお問い合わせください。


  
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べんがら染めワークショップに参加しました。

2017-07-03 14:06:26 | 手作りいろいろ
   昨日は、「べんがら染めワークショップ」に参加しました。ずっと前から体験したかったこのWS、やっと都合があいました。

   会場は、旭地区の農家民宿・ちんちゃん亭。昨年夏はこちらでのカキシブ作りWSに参加。秋は私の草木染めWSを開いてくださった場所です。車を止めて、会場まで歩く道すがら、青いアジサイが咲き誇り、いい香りが漂っていました。

   さて、このワークショップは、えまほあも emahoamo主宰の須賀真由美さんが指導。べんがらという古くからある材料を、焼成温度を変えることによって、種々の色を作りだして商品にした「古色の美」の顔料を使います。

   私が行っている草木染めは、布に色を浸透させるものなのですが、顔料で染める場合は、布や木の上に載せて色を付ける染め。どちらも天然素材による染めなのですが、下処理も色の付け方も堅牢度もみなちがいます。

    須田さんが作った数々の作品。板締めしたり、輪ゴムなどで縛って作った模様がうつくしい。色が鮮やかで派手ですが、化学染料で染めた布ほどのどぎつさはありません。

    これが、染料。どろどろの液体です。水に薄めて使います。

     布を屏風畳みにして須田さんが作った板ではさみ、万力でしっかり止める。そして布に好きな色を入れ、もみ込む。色は変えても重ねてもOK。不思議なことに手に色はつかず、別の色の液に手を入れても問題はありません。色がある程度濃く付着したら、板をはずして布をタオルで巻いて乾燥。日に干して出来上がり。

     あっけないほど簡単で、おどろきました。草木染めと違って、日に干したほうが色落ちしにくいのだそう。

     手拭い一枚を染めたところでお昼ご飯。ちんちゃん亭特製のカレーです。おからサラダとあいました。

     午後からは、持参した布で染めを再開。布は、須田さんがあらかじめ指示してくださったとおり、酸素系漂白剤につけてからせんたくした木綿です。いったん薬剤で下処理した後、染めに入ります。といってもその工程は数分。草木染めの濃染処理に比べたら、あっというまです。

     このTシャツは、子供園に通う男の子の作品。なかなかセンスいい。

     こちらが、午後染めた私の作品。明るい色のままにしておられず、ついくすんだ色に塗り変えてしまったものがほとんど。でも、まずまず満足しています。手早くできて完成品がすぐに見られるので、短時間で楽しめます。型染めやろうけつ染め、防染による染めなど他にもいろいろできるそう。

      草木染めは何年も続けていますが、きちんとした板締めなどの技法をしらないまま、過ごしてきました。べんがら染め自体の面白さにも惹かれましたが、技法を少しだけですがちゃんと学べたのも、収穫でした。またの機会があればほかの技法も、試したいと思います。糸の段ぞめなどもしてみたい。




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エコラップをつくりました。

2017-03-04 22:39:24 | 手作りいろいろ
   友人たちと、エコラップを作りました。エコラップ、つまり使い捨てしないラップです。オーストラリア製の市販品があるのだそうですが、一枚800円くらいするのだとか。その品の原材料を見て、できそうと思って作ってみた人がブログに載せたレシピと方法で、やってみました。
 
   材料は三つ。みつろう、ココナッツオイル、ホホバオイル。それと布です。わたしはオーガニックコットンとリネン。友達は、可愛い赤い柄の布を用意しました。

   小さな布一枚作るのに必要な分量は以下の通り。

   みつろう10g ココナッツオイル3g ホホバオイル5ml

   まずみつろうをきざみます。刻む必要はないのですが、切れないので、刻んで分量を量るしかない。これがけっこうたいへんでした。

   すべての材料を鍋に入れ、湯煎にかけます。とけたらすぐに布を浸します。布は洗っておいたほうがいいみたいです。浸した後、液をしごくようにして鍋に戻し、オーブンシートの上に広げます。

   時期に乾くので、それでできあがり。

   コップにかぶせてみたら、手のあたたかさで蝋が溶け、ちゃんとはりつきます。

   そして、水を垂らしたら水滴が転がりました。成功! ただし、終わってから分かったことですが、全部を20倍して液を作ったつもりが、みつろうだけ10倍にしかしなかった! ほんとは2倍入れるべきでした。2倍入っていたら、もっとしっかりしたラップになったはず。

   ともあれ、いちおう、使えるものはできました。お湯で洗ったらいけないのですが、石鹸ならいいのだそう。ただし、肉や魚など、脂のあるものには向かないのだそうです。完全ではなくても、いちおう密閉できるから、いろいろに使えそう。布の柄や色を取りそろえれば、はなやかなラップになります。数年は使えるとあったそうですが、使い方によるだろうとおもいます。

   材料費だけ計算したら、布代は別として1枚40円ちょっとでできました。自分で作れば安上がりだし、たのしい。それに手がすべすべになるというおまけつき。またやろう。
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ぬかくどつくりました!

2014-04-22 00:37:00 | 手作りいろいろ
  今月初め、旭地区の福蔵寺で開かれた、ぬかくどワークショップに参加しました。

  ぬかくどというのは、「ぬか=もみがら」を燃料にして、穴を開けたオイル缶を「くど」にしたてたもの。

   主催者の一人、Nさんは、毎日このぬかくどでご飯を炊いているそう。もみがらもオイル缶もすべて廃棄物として処分されるもの。そのごみでできるくどを作るワークショップです。

    穴を開けたオイル缶の中には、業務用のトマト缶の底を抜いてつなぎ、小さめの穴を開けたものを入れます。このトマト缶とオイル缶のうち壁の間に、もみがらを詰めます。

    そして、円柱状のトマト缶のなかに杉の葉と2,3本のたきつけになる木切れを入れて点火。木切れに火が燃えついたらすぐに、研いだ米と分量の水を入れた羽釜を、くどにのせます。これで完了。あとは20分から30分待つだけ。

    オイル缶は、ガスステーションなどでもらって来れるそう。トマト缶はレストランなどで。もみがらはライスセンターにいけばいくらでももらえるのだとか。すべてただでできる、調理器具です。

    穴は、インパクトドライバーで。わたしは電動工具を使うのがこわかったので、かなづちを叩いて穴を開けることに専念。穴は、同行した若い友人に開けてもらいました。

    くどの底です。できました。穴の大きさ、数など、すべて決まっています。いろんな具合のぬかくどが開発されているそうですが、Nさんたちが指導してくれたのは、安曇野のシャロムヒュッテのオーナーが考案したぬかくどです。

     炊きあがったご飯。この日は、大きな羽釜に三升仕込んだので、一基のぬかくどでは火が足りず、もうひとつのぬかくどに移し変えて2基でちょうど程よくたきあがりました。このぬかくどは、一升のご飯がちょうど炊ける分だけのもみがらがつめこんであります。このごはん、とてもおいしい!
 
     昼ごはんは、ぬかくどごはんといのしし汁。どちらも美味でした。

     羽釜がなくても、こうして鉄の棒を通せば、小さな鍋も置けます。オイル缶のふたで五徳も作ったので、普通の鍋も置けます。

     ワークショップの二日後、うちでぬかくどごはんを炊いてみました。むかし、わたしが子供の頃使っていた一升炊きの羽釜がまだ健在なので、何十年ぶりかでお米を仕掛け、炊いてみました。おどろいたことに、ぬかくどと、一升炊きの羽釜の底はちょうどぴったり。焚口のトマト缶との間にほどよい空間ができ、熱の周りがとてもよさそう。

     30分ほどして、くどからおろすと、できていました!
 
     こげもせず、べたつきもせず、ちょうどよい感じに仕上がりました。お釜からじかに手づかみでたべはじめたら、やめられなくなりました。おかずが何もなくても、おいしい。

    さて、このくどに残った真黒のもみがら。これは、燻炭といって、肥料として優れもの。畑の隅でもみがらを燃やしてわざわざ作る人もいるほど。その貴重な肥料が、炊飯終了と同時にできあがるのです!

     オイル缶、トマト缶、杉の葉、木切れ、もみがら。どれもごみとして燃やされたり捨てられたりするものばかり。廃棄物だけで、立派なくどができました。それに、アルミのぺなぺなの古い羽釜が立派に用をなしたのにも、おどろきました。

   2週間ほどまえにこのぬかくど炊飯をしたのですが、いま、ワードに打ち込みながら、釜のふたを開けたときに漂ってきた、あのなんともいえないいい匂いが、いまもにおってきそうな気がします。ああ、また炊きたくなった。
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リース作り

2013-01-04 21:43:53 | 手作りいろいろ
    小学4年生のFちゃんが、リースというものを作ってみたい!というので、正月あけの今日、一緒に作ることになりました。

    昨日、南天の木がしなるほど覆い尽くしていたツルを、端から切ってまとめておき、まず二人でリースの土台を作りました。リースとして使えそうなツルはほとんど青ツヅラフジ。細いけれどとても強いツルで、今の時期でも緑色を保っているのですぐにそれと分かります。
    
   左下が私、上と右のリースがFちゃんの作品です。リース作りのために彼女と約束した時間は1時間。どこまでできるか、心配でしたが、期用で熱心な彼女は、みごと二つも完成させました。右のリースにつけたオレンジ色の実はホオズキ。彼女のおじいちゃんが育てたものです
    
    土台につけた材料は、これまでにあちこちから拾ってきたりもらってきたりした木の実や葉っぱ、小枝です

     たとえば、こちらはシキミの実。つい先日、薪をもらいに行った先で見つけました。いいにおいがするし、中華料理に使う八角そっくりなので、もしかしたら仲間?とおもったら、そうでした! フェイスブックに載せたら知人が教えてくれました。でも、こちらは毒性だとか。食べなくてよかった。

    どれくらい似ているかというと、これくらいです。

    左がスパイスの八角。右がシキミ。

    ほかに、今日使ったのは、月桂樹の葉、唐辛子、ブルーベリーの枝、ワタの顎、沢クルミ、ドングリ、アメリカフウ、千日紅などなど。
   
    リース作りは、私も半年振り。短い時間でしたが、やはり楽しい。シキミのほか、つい最近、こんな材料も手に入れたばかりです。

    ただし、名前はわかりません。稲武の友人の家の裏山で拾ってきました。

     この大木の実です。モミのようなツガのようなトウヒのような実。でも図鑑で見てもどれとも特定できません。

     ちょっと家の周りを巡ったり、その辺の野原を気に留めながら歩くと、なにかしら面白い形の木の実や葉を見つけます。アンティマキでは、「野遊びメモリー」と題して、ごくときたま、リースやクラフトを作って販売しているのですが、このところひさしく休業しています。野山で遊んだ、あれこれの思い出のかけらのような実や草や木でつくるこのクラフト、作っているときは無心になります。Fちゃんとの1時間で、作りたい気持ちに火がつきました。
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寒竹笹の籠作り

2012-03-12 10:08:28 | 手作りいろいろ
   とよた都市農山村交流ネットワーク主催の山里学校、今年最後の講習会に、生徒として参加しました。前から行きたかった、寒竹笹の籠作りです。

  講習場所は、豊田市旧旭地区の敷島会館。講師は、地元のお年寄りの皆さんです。

  竹かごといえば、太い竹をへいで薄い板状のものを作り編んだかごを想像しますが、こちらで教えているかごは、細い竹、一般にはオカメザサと呼ばれる竹を曲げて作るものです。

  この竹、どこにでもあるのだそうですが、ちゃんと見たことがありません。群落になっているそうです。葉は全部落として、よくしなる、適当な太さの竹を60本ほど選びます。

  大きな籠を作るので、1m以上ありそうな竹を3本ずつ真ん中で縛り、2倍の長さにします。

  それを2組ずつ、放射状に並べます。上下交互に編んでいきます。底をどれだけの大きさにするかは、作りたい籠によって決めます。なにせ長いので、竹の先が目に突き刺さりそうで、注意のいる作業です。

  底作りが終わったら、竹を曲げて編みながら中央に集めます。花びらのようにバランスを考えて集めていきます。この作業が大変。左手で中央に集めた竹を握ったまま作業しないといけないのです。すぐに竹が広がってしまい、バランスが崩れます。講師の方と二人で、なんとか仕事できました。

  このあと、糸底作りに入ります。たぶん、編みこみのようなことをするのだろうと思うのですが、中央に集めた竹で、三つ網を編みながら糸底にしていきます。これは、覚えられなかった。ほとんど講師の方にやっていただきました。
  
  完成です。こんなに広がった形にしたつもりはなかったのですが、作業中にどんどん形が変わってしまいました。糸底もなんだかいびつです。でも、すべすべした青い竹の曲線が美しい。糸底作りができるかどうか心配ですが、自分でやってみたいので、余った竹をいただいてきました。

  この籠づくりは、講師の方々のリーダーのSさんが、数年前ご自宅のお蔵にぽんとおおい発見したのがきっかけです。彼がこの籠を持って、お年寄りに聞いて回ったところ、当時90歳を過ぎていたあるおばあさんが作り方を覚えていて、教えてもらうことができました。

  それから、彼は籠作りを復活させ、講習会をたびたび開いて紹介しています。

  この籠は、昔、冠婚葬祭で人がたくさん集まって食事を出すときに、洗い籠として使われていたのだそうです。籠が足りなければ、その辺で取ってきて急遽作ることもあったかもしれません。青いつるつるした竹は、コーティングされたようにすべすべしていて、水はけがいいようにも見えます。材料はすぐ採取できるし、一般の竹かごと違ってたいした手間もかからず作れます。だから重宝されたのでしょう。でも、簡単にできる分だけ、大事にしまっておくものではなかったため、発見されずにこれまで来たのだと思います。

   ど素人の私でも、なんとか数時間でできたこの籠、生活に必要なものはほとんど自分たちで作っていた昔の人たちの知恵と工夫が、いっぱい詰まっています。
  
  
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フェルト作り

2011-02-15 15:34:38 | 手作りいろいろ
  ずっと前からやってみたかったフェルト作りをしました。使うのは、羊の原毛。一頭分の毛を手に入れた知人に分けてもらった正真正銘の毛そのものを、よくよく洗って、草木染めしたものです(関連記事はコチラ→)。
   最初にしたことは、毛をなるべく繊維らしき方向に広げること。毛がうまく絡まるようにするために縦方向と横方向を交互に重ねる必要があるのです。でも、私のところにある原毛は、羊の体から刈り取ったそのままの状態なので、梳いていません。市販の原毛より扱いづらいのですが、根気よく薄く広げ、引っ張りながら、縦か横か大体のところを見極めて層を重ねていきます。

   今回作ったのは、フェルト小皿とコースター。フェルト小皿は、小皿に何枚も毛を広げながら重ねていき、小皿をフェルトで完全に覆うことができればできあがり。熱い湯と洗剤で毛をこすり続けて作ります。

  熱い湯をかけると、わっと縮みます。洗剤をかけるとすべりがよくなるので泡だらけにしながら、抑えたりこすったりします。

  だんだんフェルト化してきました。でも、小皿との間が浮いてしまい、なかなか密着しません。何度も熱湯をかけては洗剤を振り掛けてごしごしこすります。

  1時間以上かけてこすり続けたのですが、まだフェルトそのものになっていません。でも、時間がないのと疲れてきたのとで、水洗いして水気をふき取り、きょうのところはこれで終了にしました。ところどころまだ毛のままふわふわしています。

  コースターも、何層かに重ねてから湯を注ぎ、洗剤もかけてこすります。指先でたたいたりもんだり、巻きすで巻いてごろごろ転がしたり、さまざまな方法でひたすら毛に刺激を与えます。

  だんだん縮んできましたが、こちらも中途で終了。どちらも完全にはフェルト化していないので、次の機会にまたこすってみようと思います。

  繊維を糸状にして織る文化は世界中にありますが、不織布の代表のようなフェルトの文化も、また古くからあちこちの地域で見られるそうです。ひっぱったら切れる毛を、縒ったり編んだり織ったりせずに、丈夫なシート状の布地に変える工夫をした古代の人の知恵に舌を巻きます。
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