アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

chie流マクロビオティック料理教室8年目のはじまりです!

2014-03-30 17:59:59 | マクロビオティック
お待たせしました! 大阪のchieさんの料理教室、8年目がはじまります。詳細は以下のとおりです。

  *日時:5月11日(日)・12日(月)午前10時から午後3時頃まで
     二日とも同じメニューの教室です。どちらかご都合のよい日をおえらびください。
  *場所:どんぐり工房 豊田市旧稲武地区・どんぐり温泉前
  *講習費:2000円(+実費1000円程度)
  *定員:15名(先着順)
  *申込み締め切り:5月8日頃
  *申込み・問い合わせ先:アンティマキ(村田)
    auntie-maki@cb.wakwak.com

さて、昨年11月のchieさんの教室のようすをブログに載せそびれていました。真ん中がchieさんです。

   彼女が大阪から持参した調味料いろいろ。みな質のいいものばかりです。なめてみました。

   メニューの一つ、秋のキッシュ。玄米ご飯と豆腐を使っています。

   1日目の受講生のみなさん。常連の方も初めての方も、すぐに和気藹々と話が弾みます。

   2日目の受講生のみなさん。小さなお子さんをお連れのお母さん方の参加も増えています。

   5月は、稲武のもっとも美しい季節です。まだ暑くはなく、花は盛り。ぜひ、ドライブも兼ねてお越し下さい!
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今年の味噌作り

2014-03-30 09:44:09 | 手作りのたべもの
    昨年、大豆よりも麹の量を多くして味噌を仕込んだら、ことのほかおいしくできたので、今年も昨年同様の割合で米味噌とあわせ味噌を作りました。

    米味噌は、大豆4キロに対して、米麹4.8キロ、塩は1600g。あわせ味噌は、大豆1キロに対して、米麹300gに麦麹900g、塩は400g。

    麹は、飯田の糀屋さんで友人が、自分の分と一緒に買って来てくれたもの。届いて数日後に、塩と混ぜておきました。塩きりというのだそう。これをしておけば、仕込が少々遅れても麹がかびることはなかろうとおもって、とりあえず作業をしました。

    結局大豆をゆでて本格的な味噌作りをしたのは、2週間ほどたってから。麹を買って来てくれた友人にあきれられましたが、かびている様子はありませんでした。

    大豆をつぶすのに、昨年はハンドミキサーを使いましたが、今年は、マッシャーとフードプロッセッサーで。結局こちらのほうがちゃんとつぶせて仕事もはやい。

    昨年、友人の庭先でもらってきたアオキの葉を仕込んだ味噌の上にかぶせておいたら、ほとんどかびなかったので、今年も、いただきに行ってきました。

   友人宅には何本もアオキがあるのですが、どの木もみな、シカに新芽と葉っぱをを食い荒らされていました。人間が採りやすい場所は、シカにも採りやすいらしく、ほとんどぼうず。裏側のほかの木と重なっているようなところにあった葉を、採ってきました。

   シカにとって美味らしい新芽を、わたしもかじってみました。たしかに、こうばしいような味があります。味噌漬けにしたらおいしいと聞いてはいましたが、あらためて新芽を集めて味噌漬けするのはめんどうだな、とおもっていました。でも、よくかんがえたら、この時期に葉っぱと一緒に味噌に載せておけば、一石二鳥でついでに新芽の味噌漬けもしあがるはず、ということに気がつきました。新芽は少ししかありませんが、実験です。

   敷き詰めた葉っぱの上にラップをひろげ、その上に重石代わりに塩を袋ごとのせました。これが、来年の味噌用の塩になります。

   これで、できあがり。稲武に来てから、夏の天地返しを一度もしたことがありません。涼しいのでかびないだろうと思っているからですが、今年は、新芽の味噌漬けを食べるために、一度あけてみようかしら?

   ところで、大豆は、一昨日、ガスの火で圧力釜、薪ストーブの上で大なべを使って煮ました。この日、稲武でもそうとう温度が上がり、夜うちにやってきた中学生は、部活でほぼ一日外にいたせいで真っ赤に日焼けしていました。まだこんな時期なので油断して、日焼け止めクリームを塗らなかったからだ、と言っていました。

    それくらい暑い日だったので、薪ストーブを焚いた部屋はかなり暑かった! とてもぜいたくに薪を使いました。そして、翌日(きのう)も、知人宅で採れたグレープフルーツの皮で作ったピールを干すため、ストーブに点火。一日ですっかり乾きました。そろそろ、ストーブ生活も終りに近づいてきました。煙突掃除しなくっちゃ。
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「田舎暮らしに殺されない法」

2014-03-29 23:35:29 | 映画とドラマと本と絵画
   団塊の世代の作家、丸山健二のエッセイです。いなか暮らし40年の大先輩。友人に借りて読んだのですが、共感するところが多々ありました。

   彼が本書を通じていわんとしているのは、「甘い夢を見て、のこのこ田舎にやってくるな。第二の人生をのほんと田舎で過ごせるとおもったら、大間違いだ」ということです。発行は2011年。最近ですが、彼が読者対象にしているのは、退職後の人生を田舎でのんびり過ごしたいと考えている同世代の年金生活者たち。ちょっとページをめくっただけで、こんな言葉がわんさと目に飛び込んできます。

   「穫れ過ぎて困っている野菜や果物をどっさり持って訪れたかれらに、あなたは大いに感激することでしょう。これぞ、自分が求めていた、思いやりに満ちた人と人との交流ではないかと受け止め、田舎への移住が間違いでなかったことに自信を深めるでしょう(中略)都会生活においては絶対にありえない、親密で濃厚で積極的な触れ合いという初めての体験に新鮮な喜びを味わうことになるでしょう」

    「当初の感激もたちまち色あせてゆき、自分の家と他人の家の区別をあまり鮮明にしない、プライバシーなんぞくそ食らえの、相手の都合などおかまいなしに、自分の好きなときに訪ねてきて、声をかけると同時にずかずかと部屋へ上がり込んでくるような、そんなべたべたした交際に疲れを覚え、生い立ちやら、職歴やら、家族構成やら、親戚関係やら、持病の有無やら、果ては預金残高といった、ありとあらゆる立ち入ったことまでを知りたがる赤の他人にうんざりし(後略)」

    「田舎においてプライバシーをきちんと弁えた適度な突き合いを期待するのは笑止千万なことです。なぜなら、地元住民はその集落全体をひとつの家とみなしており、ひとつの家族としてまとまり、より親密な関係を築くことによって厳しい人生を何世代にもわたって乗り切ってきたのですから」

   「田舎における異常な結束力というのは、貧困を乗り切るための必然的な知恵だったのです。このことは何も田舎に限ったことではなく、都会における下町などにおいても、寸分変わらない近所づきあいを見ることができます」

   「大学へ進学し、あるいは都会で就職した若者達の多くがあっさりとふるさとを見捨ててしまうのはなぜでしょうか。(中略)かれらは、暗くて湿った、息の詰まるような、四六時中、一年中監視しあっているような、田舎の重苦しく狭苦しい雰囲気に背を向けたのです」

   「さんざん甘やかされたあげくに棄てられてしまい、自力での復活など及びもつかないような悲惨な状況にじわじわと追い詰められてゆく地元住民は何事に対しても無気力で、(中略)いかなる理不尽な仕打ちに対しても行動を起こそうとしません。というより先祖代々お上に闇雲に従う以外の生き方を選択したことがなく、ために、あたかもその遺伝子のなかに隷従の根性が組み込まれてしまっているかのようなのです」

   「それでもあなたが、善は善、悪は悪という真っ当な信念を貫き通すためにたった独りの奮戦をつづけているならば、住民の全員がこぞってあなたの敵に回ることでしょう。(中略)やがて蛇を投げ込まれるとか、近所で枯草を燃やされるとか、水道管を切断されるとか、農薬を混ぜた餌を犬の散歩道に置かれるとか(後略)」

   かなり過激な表現で、安直なノスタルジックな気分で田舎に移住したら、取り返しのつかないことになる、と警鐘を鳴らしています。「大げさな言い方で不快だ」とおもう方も多いことでしょう。でも、そう思うか思わないかは、それぞれの読者の生き方と深くかかわっていそう。

   さて私は、田舎に引っ越して、今年で12年目になります。この間、いいことばかりがあったわけではなく、かなり苦しい日々も経験してきました。こうした自分の体験や、わたし同様田舎暮らしをしたくて移住してきた人、あるいはもとから田舎にすんでいる人から聞いた話などに照らし合わせて、この作家の表現が、誇張だとはけっしていえないと感じています。

  もちろん、作家も書いていることですが、田舎は土地柄によっておおきく異なります。住む場所を選定するに当たっては、なによりもまず土地柄を第一にすべき。その土地柄の選択が間違った人とそうでない人とでは、田舎の印象がまるで異なることも、付け加えておきます。

   ただし、「いくら土地柄がよくても、あなたの近所に厄介な人物がひとりでも住んでいたら」すべて台無しなのですが。
    
   田舎暮らしを望んでいる人、すでに始めたけれど、どうも当初の思惑と違う気がすると感じている方にはぜひ一読してほしい書物です。   
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こもれび通信の発行開始

2014-03-29 11:06:02 | 奥三河three trees+
今月はじめ、奥三河Three trees+の活動を載せた「こもれび通信」創刊号を発刊しました。

   内容は、奥三河Three trees+のメンバー、アンティマキとこころざし工房、Miki-Co-Laboそれぞれが伝えたいこと、いなか暮らしのあれこれを綴ったメモ、イベント出店や講習会のお知らせなど。季刊で発行します。A4判裏表、モノクロ印刷です。まずは、2014年春号です。

   イラストを描いてくれているのは、稲武出身の松井香澄さん。この3月芸術系の大学を卒業し、4月からは商業デザイナーの道を歩むことになっている女性です。

   こもれび通信は、どんぐり横丁、スーパーやまのぶ梅坪店など奥三河Three trees+の商品を置いているお店や、私達が出店したイベントで配布しています。商品を置いていなくても、この通信だけ置かせて下さっているお店もあります。随時、募集中です。

   以下は、創刊号をコピーしたもの。アンティマキは、おかきのつくり方、Miki-Co-Laboはコンフィチュールのつくり方を載せています。松井香澄さんのイラスト、残念ながらスキャンできていません。そのうち、なんでもなくスキャンできるようになったら、載せます。フォント、文字の大きさも同様です。いまのところ、ただのべたうちです。ご了承下さい。

******

奥三河Three trees+
こもれび通信
2014年春 №1




焼き菓子と草木染め アンティマキ
天然素材の石けん 志工房
コンフィチュール Miki-Co-Labo



イラスト/松井香澄
2014


■アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房

<いなぶの玄米おかき>
おかきは、三河・尾張地方で、おへげ、おへぎ、かきもちなどと呼ばれる郷土菓子。子どものころ、母の実家に行くと、祖母が缶に入ったかきもちやあられを出してきて、火鉢の火であぶったり炒ったりしてくれたものです。

アンティマキのおかきは、冬から春にかけて製造します。おかきの基本的な材料は、稲武大野瀬町の筒井重之さんが育てた、低農薬栽培の玄米もち米、フランス産ゲラントの塩、沖縄産粗糖。甘さを抑えて、素材の持ち味を生かしているので、噛むほどにそこはかとない滋味を感じていただけることとおもいます。・
 
さて、アンティマキのおかきの作り方は単純です。
まず、もち米を3分搗きに精米します。ぬかは捨てません。米を洗って一晩か二晩浸水したあと、餅つき機に米とぬかを入れて蒸します。蒸し終わったら搗きます。ここまでは、普通の玄米もちの作り方と同じ。ただしおかきの場合は、こころもちよく搗いたほうがいいようです。まとまってきたら、分量の粗糖と塩を入れ、さらに搗きます。
 金属の箱など深めの容器にラップを敷き、そこに搗きたてのもちを流し込みます。表面をならして、いったんそのまま2日ほどおいておきます。
 固くなってきたころ、切ります。私は農協で買ったかきもち切り機を使っていますが、この道具を買うまでは、薄く切るのが大変でした。切ったかきもちは、ざるや木の箱に広げて干します。一日干していると反ってくるので、裏返しては3日ほど、固くなるまでつづけます。
 
これでいったんできあがり。この状態で密閉容器に入れておけば、一年でももちます。ただし、完全に乾いていないとかびるので、要注意。このおかきを私はオーブンで焼いて、袋につめています。仕事は単純ですが、日にちはかかります。
 おかきは、プレーンのほか、黒糖入りとごま塩入りを今年新発売しました。シナモン入りやクルミ入りも検討中です。

<季節の草木染め>
 春から初夏にかけては、萌え出たばかりの草から、鮮やかな若草色が生まれます。ヨモギ、スギナ、カラスノエンドウ、セイタカアワダチソウ、フキ。煮出すときに入れるソーダ灰や重曹が、美しい色を染め出す魔法の粉。薄緑や黄緑に染まった布を見ると、山里にも春がやっと訪れたのだな、と実感します。


■志(こころざし)工房 天然素材の手作り石けん

志工房の石けんは、「人と地球にやさしく、安心して使える石けんを使いたい」「毎日使うものだからこそ、余分な物は一切いれたくない」「使ってみて、心地よくなったり嬉しくなったり・・・心が躍るような石けんを作りたい」そんな想いから生まれました。

<手づくり石けんとの出会い>
 私が初めて手づくりの石けんと出会ったのは、10年程前、オーストラリアの小さなマーケットでした。精油入りで、とってもいい香りがする石けんを見つけ、無添加で自然な素材だけで作られていることにも惹かれて購入しました。思い切って洗顔に使用してみたところ、そのやさしい使い心地に感激しました。

普段、私の肌は、洗顔後すぐに化粧水をつけないと顔がピキピキと引きつったように乾燥してくるのですが、その時は、すぐに化粧水をつけなくても気にならないくらいでした。その上、洗顔後なのに、肌がしっとり潤っているようにも感じました。
 私の肌は乾燥しやすく、しかも肌が弱いので使えない洗顔料がいくつもあります。けれど、この石けんは洗顔後のつっぱり感がほとんどなく、肌への刺激を感じることもありませんでした。
やわらかな泡ですっきりと汚れを落としてくれて、やさしいアロマの香りに包み込まれるような感覚・・・私は心も身体も癒されて、手づくり石けんの魅力にどんどんはまっていきました。

 短い間でしたが、オーストラリアでの生活で、自分の手で何かを作り出すことに目覚めた私は、「私もいつかあんな素敵な石けんを作れるようになりたい!」という熱い想いが沸いてきて、帰国後、本や資料を集め、すこしでもその石けんに近づけるようにと試行錯誤を重ねてきました。手づくり石けんは最低一ヶ月以上の熟成期間が必要なため、何年もの月日がかかりましたが、やっと最近、自分でも納得できるような石けんに近づいてきた気がします。
 あのマーケットで出会った小さな石けん。それがキッカケで環境についても考えるようになり、私のライフスタイルは大きく変わりました。これからもたくさん学び、あの時私が感じた感動を伝えていけるような石けんを目指して、造り続けていきたいと思っています。

*志工房の手づくり石けんは、個人で作っているものなので、法律上「雑貨石鹸」「キッチン石鹸」の販売となります。薬事法による薬用石鹸・化粧石鹸のいずれにも該当いたしません。そのことをよくご理解の上、ご自身の判断と責任のもとでのご使用をお願いしております。

■Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール

コンフィチュールは果物を甘く煮るシンプルな保存食です。
新鮮な味わいと香りを楽しむために、大切にしていることがあります。

1.できる限り近くで育った新鮮な果物を、生産者から直接入手する。
2.できる限り農薬を使わずに育った、安心安全な果物を使用する。
3.沖縄産の粗糖『本和香糖』を使う。
4.材料を混ぜ、水分が出るまで寝かせる。
5.水は一切加えない。
6.熱伝導率の高い銅鍋で煮る。
7.風味を損なわないよう、強火で短時間で煮上げる。
8.甘さ控えめで保存性を確保するため、糖度計で35~40度になっていることを確認し、瓶詰めする。
9.賞味期限は6ヶ月。少しずつ変化するので、なるべく早く食べて欲しい。

特に、自家栽培しているブルーベリー、ブラックベリー、カシス、クランベリー、ルバーブのコンフィチュールは、濃厚な味わいと香りが格別です。

<春のコンフィチュール>
・甘夏 :蒲郡産、農薬不使用
・金柑 :蒲郡産、農薬不使用
・梅 :稲武産、農薬不使用
・ルバーブ :自家栽培、農薬不使用
・ブラックベリー :自家栽培大粒品種、農薬不使用

奥三河Three trees+は3人の女性のユニットです。
  アンティマキ 焼き菓子・草木染め・野遊びクラフト
   村田牧子 豊田市夏焼町ワカドチ383-5
   auntie-maki@cb.wakwak.com
   ブログ:「アンティマキのいいかげん田舎暮らし」
  志工房(こころざしこうぼう) 天然素材の石けん
   中村志江 北設楽郡設楽町津具西段戸10
    yukie_f1221@hotmail.com
  Miki-Co-Labo コンフィチュール
    三木和子 豊田市大野瀬町中ギリ22-4
    k9pcmail8m@yahoo.co.jp
*奥三河Three trees+の詰め合わせも承ります。

■暮らしnote ~山菜の話~

 蕗の薹に始まる春の味覚は、美味だからというより、あのほろ苦さが、冬の間に寒さでちぢこまった体を目覚めさせるような気がして、一通りはどうしても食べたくなります。
 蕗の薹はたくさんあればてんぷらにもしますが、たいていは、こまかく刻んでいためて蕗の薹味噌にします。蕗の薹が少ないときは、葱や生姜で増量。苦味と辛味が食欲をそそります。以前、知人の家で食べた蕗の薹パスタは、ぜいたくな味でした。 
 蕗の薹の次は土筆。わたしは子どもの頃から、採るのも食べるのも好きなのですが、このあたりの人は、あまり食べないらしい。農家にとってスギナは畑の大敵。「スギナの地下茎は地獄まで伸びている」といっていやがります。だから、土筆など、にくらしくて食べる気になれないのだ、と聞いたことがありますが、ほんとかしら?
 蕨が出る頃は、稲武にもやっと遅い春がやってきます。梅、連翹、水仙、桜と、花が立て続けに咲き乱れ、枯野が鮮やかな春の景色に一変します。
 蕨の食べ方で私が好きなのは、蕨ご飯と和風マリネ。ご飯は、アク抜きした蕨をよく洗って刻み、塩味をつけた炊き立てのご飯に混ぜて蒸らすだけ。マリネは、切った蕨を醤油、みりん、酒を煮立てて冷ました液の中に、昆布と一緒に漬け込みます。
 最後はコゴミ。数年前、自宅の敷地内の一角で群落を発見し、以来、毎年この山菜だけは自家採取ができています。雑草の中にぼこっと土の上がったようなところができたなと見ていると、数日後にコゴミの株が顔を出します。そしてしばらくすると、黄緑色してまるまったかわいらしいコゴミが登場します。
 コゴミが濃い緑色になり、シダのような大きな葉になる頃には、周りの雑草も伸びてきて、初夏の日射しを感じはじめます。   (maki)

●商品のあるところ
   ■祇粘堂(きねんどう)
     浜松市北区引佐町金指 ℡053-542-2737
   ■どんぐりの里いなぶ
     豊田市武節町 ℡0565-82-3666
   ■やまのぶ梅坪店
     豊田市東梅坪町 ℡0565-36-1234
※店によっては置いていない商品もあるので、ご了承ください。

●イベント出店予定 2014年4月~6月
[4月]
1日……グリーンママンまちかど朝市
   (アンティマキ)
10日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
13日……三好ヶ丘ラヴィマルシェ
   (アンティマキ・志工房・Miki-Co-Labo)
[5月]
3日……福蔵寺ご縁市  
   (アンティマキ・Miki-Co-Labo)
5日……ナゴヤビーガングルメ祭り
   (アンティマキ・志工房・Miki-Co-Labo)
8日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
[6月]
1日……よさみガーデンマルシエ
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
8日……三好ヶ丘ラヴィマルシェ
   (アンティマキ・志工房・Miki-Co-Labo)
12日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)

●講習会などの予定
・4/14…こねないパンとスコーンの講習会
  (問い合わせ: ヘルシーメイト岡崎本店 ℡0564-52-7000)
・5/11,12…chie流マクロビオティック料理教室
・6/9…こねないパンとスコ-ンとスープの講習会
  (いずれも、申し込み問い合わせはアンティマキまで。)  
・4/27 , 5/25…どんぐり工房定例草木染め講習会
(問い合わせ: どんぐり工房 ℡0565-83-3838)
※イベント・講習会共に変更することがあります。ブログ「アンティマキのいいかげん田舎暮らし」か、アンティマキのFBページでお確かめください。


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アンティマキの焼き菓子とパン、料金改定のお知らせ

2014-03-29 00:20:33 | アンティマキの焼き菓子とパン
    稲武にもやっと春が来ました。というか、きょうは、春をとび越えて初夏のような暖かさでした。朝から、薪ストーブを焚いて、味噌作りのための大豆を煮たのですが、暖かすぎ。タートルネックのセーターが苦しいくらいでした。 

    久々に庭を見て回ったら、居間のまん前のところにフキノトウが! 灯台下暗しです。大きいのは採りどきを逸したみたい。でも、食べます。

    梅もつぼみがぷくぷくに膨らんでいます。目を凝らしてみたら、ありました! 一輪だけ咲いていました。

    さて、きょうは28日。いよいよ4月から消費税の税率が上がりします。といっても、原材料はいまのところ3%値上げするだけのようなのでたいしたことはないのですが、この機会に、以前から懸案事項だった、アンティマキの焼き菓子とパンの価格の見直しをすることにいたしました。

     7年前、家をリフォームする際、菓子製造業の認可が得られるつくりにしました。でも、最初の数年間は、道の駅の直売所・どんぐり横丁でほそぼそと販売していただけ。商品は、穀物クッキーとおかきくらいでした。たまにわたしの商品を販売して下さるお店が現れて、クラッカーやスコーンも作るようになりましたが、でも、量はわずかでした。

     3年ほど前、天然素材の石けんを作っているこころざし工房、コンフィチュールのMiki-Co-Laboと奥三河Three trees+を立ち上げ、いっしょに近隣で催されるイベントに出店するようになりました。そして少しずつ商品のアイテムが増え、さらに昨年秋、地元のスーパー・やまのぶの梅坪店の「ママンのお気に入りコーナー」に商品を置いてもらうようになってから、さらに種類も製造する量も増加しました。

     さて、こうしてアンティマキの商品は、7年前と比べるとずいぶんいろんな方々のお手元にとどくようになったのですが、価格の見直しは一度もせずに、きょうまできました。とくに、最初からずっとアンティマキの定番の焼き菓子としてもっとも人気のある穀物クッキーは、ずっと同じ価格で販売してきました。このクッキーと並んで好評を博している、スコーンとこねないパン、おかきも同様です。

     パンや焼き菓子の価格は、だいたい、光熱費も含めた原材料費のほぼ3倍以上に設定するのが一般だと、はじめた頃、友人のパン屋から教えてもらいました。でも、光熱費はよくわからないので、原材料費にわずかの金額を足して、その3倍前後の値段というのを目安にして決めました。かなりおおざっぱに。

    7年の間に、原材料が値上がりしたり、材料のうち、オートミール、ドライフルーツ、ナッツ類などを有機産物に変えたりしてきましたが、ずっと価格は据え置き。有機材料にすると、一般の材料の1.5倍くらいとなるものもあるのですが、検討しないできました。

    据え置きの理由は、なるべく買っていただきやすい値段にしておきたいためと、原価計算をちゃんとするのがめんどうなため。商品によっては、原材料費の2倍の値段にしか設定していないものもあるのですが、考えるのをやめていました。

    少しだけ販売していたときは、それでもよかったのですが、最近、けっこう大量の原材料や包装資材が必要になってきて、「こんなにいいかげんなことでは、先行き長くつづけられなくなるかも」と心配になってきました。

    それで、消費税増税というこの期に、いくつかの商品に関して価格の見直しを図ることにいたしました。

    値上げ巾は、30円から50円くらいの予定です。原価計算等がまにあわず、しばらく据え置きの商品もあります。また、原材料の2倍程度の値段であっても、現在の価格以上に設定すると購入しづらくなりそうと思われる品も値段の変更はしません。値段はそのままで、中身を小さくする商品もつくろうかな、と考慮中です。

    なお、店舗においている品に関しては、おいおい検討する予定です。

    以上のようなわけで、4月1日から第一回目の変更をします。アンティマキの焼き菓子とパンをご愛顧下さっている皆様、どうぞ、事情をお汲み取りの上、ご理解下さいますよう、お願いもうしあげます。    

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花びら染め

2014-03-25 19:13:37 | 草木染め
今月中ごろ、どんぐり工房で花びら染めの講習会を開きました。参加したのは、名古屋市東山植物園の職員の方たちと名古屋の女子大学の学生さん達。

  花びら染めは手軽にできる染めですが、色あせが早いので、最近はほとんどやっていません。職員さん達のご希望でツバキの花びら染めをすることになったのですが、ひさびさなので前日にリハーサルをしてみました。

   といっても、稲武ではツバキの花はまだ蕾。豊田市街地に住む友人に頼んで、庭先のサザンカの花を摘んできてもらいました。

   満開になった花はすべて落ちたあとだったとかで、もらったのは蕾です。その蕾をごみ用のネットに入れ、水とわずかの酢酸を振り入れた中でもみだします。するとすぐに液がピンクに染まってきました。10分ほどもんでから、湯につけておいた絹の端切れを液の中に沈めました。布ははじめは薄いピンク、しだいにオレンジに近いピンクに変ってきました。数時間この中につけておけば、あとはゆすぐだけ。いちおう成功しました。

   さて、染め講習当日、植物園の方々がもってこられたのは、園内のツバキとサザンカ。この日の講習会は、今週末に行なわれるイベントで実施予定のツバキの花びら染めの予行演習のために開いたものです。おもちになったサザンカをもみだすと、すぐに美しい赤色に。

   一方、ツバキのほうはやたらアワが出てきました。職員の方によると、ツバキにはサポニンというアワのもとになる成分が含まれているそうで、そのせいでもめばもむほどアワが出るらしい。しかも、色は赤やピンクではなくて、ピンクがかった茶色です。

   そこで、サポニンが多く含まれている花の中心部をのぞき、花びらだけをもみだしてみました。中心部はそれだけでもむ、ということをしました。すると、それぞれがちがう色の液に。花びらだけの液はあかっぽく、中心部だけの液は黄色に。手前左は、二番もみだし液です。

   上の写真はサザンカの一番もみだし液と二番もみだし液。二番目のほうがアワが多い。下の写真は、一番液のほうにつけた絹のスカーフ。とても美しい赤です。期待していたのは、この色。

    この日は、花びら染めのほかに、普通の草木染めも体験していただきました。こちらは、杉の葉。カリヤスも煮出しました。

   染まった布いろいろ。手前左のハンカチ三枚は、ツバキ染め。残念ながら黄色くなってしまいました。濃染処理した木綿を使ったせいで、赤色の成分であるアントシアニンがうまく反応しなかったようです。

   手前の黄色はカリヤス。向うのほうの長い布3枚が、サザンカの花びら染めです。

   濃染処理した布なら絹同様の成分になっているはずとおもったのですが、そうはいかなかった。もともとタンパク質をもっている絹とは、やはりちがうようです。

   ツバキのサポニンも、予想外でした。いろいろハプニングの多い染め講習会でしたが、植物の専門家がお見えだったので、とても勉強になりました。

   さて、東山植物園の体験講習会は下記のとおり実施されます。

   *3月30日(日)午前10時半~11時半 
       2時間ほどつけおきして午後1時半に水洗いして終了。
   *場所 名古屋市東山植物園 合掌造りの家
   *参加費 500円
        絹木綿混紡のハンカチを染めます。ほかに、ツバキの実で油を絞る体験なども。

   詳しくは、植物園のHPをごらんください。ところで、東山植物園は、子供の頃行ったきり、もう何十年も足を運んでいません。いい機会なので、講習会の見学がてら、園内散策に行ってみようかなと思っています。

    
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酵母8分の1で膨らむパン

2014-03-24 00:12:22 | 手作りのたべもの
先日、友人達を夕食に招く機会があったので、せっかくならと、いつもと違うパンを焼いてみたくなりました。

   で、焼いてみたのは、料理の本「クチーナ・ベジターレ」のなかで紹介されている全粒粉のパンです。

   この本に載っているイタリアの野菜料理はいくつか作ったことがあるのですが、パンは初めて。おいしそうだな、とおもっただけでよく読んでいなかったのですが、ちゃんとみて、驚きました。ホシノ天然酵母を使ったパンなのに、なんと、粉1キロに対して10gしか入れないのです。

   一般のドライイーストは、粉1キロに対して20g。ホシノの酵母だと、80g入れるというのが普通のつくり方です。アンティマキのこねないで作るパンは、この半分量の40g。ただし、水は1割以上多めに入れて、発酵を促します。

   それが、その4分の1の10gとは! 半信半疑、ほぼレシピにしたがって、粉を用意し、仕込みました。

    本に書いてあった材料は、中力粉400g、全粒粉150g、薄力粉450gに対して、塩18g、ホシノ天然酵母元種10g、水510g。強力粉は入っていません。たまたま薄力粉がなかったので、ほとんど中力粉、そこにすこしだけ強力粉をくわえて、まず指示にしたがって、混ぜました。

   ざっとまぜてまとまったところで大きな容器に入れ、ふたをします。そのまま10分ほど放置。そのあと、かるくちょっとだけこね、表面がなめらかになってきたら丸くして、またふたをします。そのまま、12時間から14時間ほど寝かせます。2倍ほどになったら、1次発酵完了です。

   分割し、継ぎ目がみえないよう、1個ずつまるめます。そして1時間ほど乾燥させないようにしながらまた放置。ふっくらしてきたら、成型します。

   表面に油を塗ってバンジュウに入れ、ふたをしておいておきます。だいたい約30分から1時間。ようすをみて取り出し、クープを入れます。高温に熱したオーブンに入れ、25分ほど焼成。完了です。

    できました! クープがうまく入っていないとか、形がいびつ、とか難点はありますが、おおむね良好な仕上がりです。味も、かなりよいものでした、

    酵母もと種8分の1、水は通常とほぼ同じかそれ以下、ほとんどこねずに、ここまでできました。たぶん、少ない酵母を最大限に粉が利用し、無駄なくつかったのでしょう。

     さて、この日のメインディッシュは、昨年クリスマスの頃、生活クラブで売っていた鶏まるごと1羽。ひさびさに丸焼きをしました。パンもこの鳥も好評でした。ホッ。

     昨日、2回目のこの方法でのパン作りの試みをしました。今度はレシピどおり、薄力粉と中力粉。間には、ドライのレーズンとイチジクを入れました。

     1次発酵は順調に。ついで2次、3次と行こうとしたのですが、時間が足らなかったため、あまり膨れないのに焼いてしまいました。

     おそらくそのせいで、焼きあがったパンはカチカチ。わずかだけれど、苦みもあります。酵母少なめなのに、なぜ苦いのか不思議です。

     1回めは、少ない酵母が十分に活動してうまく膨れてくれたのでしょう。今回は、発酵時間が短かったため、活動が途中でとめられてしまった、ということなのかしら。過発酵だとすっぱくなることがありそうですが、発酵不足だと苦くなる、ということなのでしょうか?

     近々、また挑戦してみます。
     
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映画「終戦のエンペラー」

2014-03-17 00:09:53 | 映画とドラマと本と絵画
   邦題は「終戦のエンペラー」ですが、現代は「エンペラー」。先ほど見ました。

   アメリカが描く、占領当時の日本。当時、アメリカ本国では、最高の戦争責任者として、天皇の処刑を求める声が高まっていました。その声に乗じると、その後の日本国内の統治が困難になることを予測したアメリカ軍総司令官のダグラス・マッカーサーは、日本の再建を成功させるためには、天皇に戦争責任がなかったことを証明したいと考えます。彼は、戦前、知日派で日本語も話せる部下のボナー・フェラーズに、天皇に戦争責任があるかないか、明確な根拠を得るよう調査を命じます。

   戦争開始から終結時まで、天皇の側近だった人たち30人あまりをリストアップ。逮捕を指示します。しかし、開戦時、天皇が明確に戦争遂行の意志を示したことも反対の意志を表明したことも、記録としては一切残っていないため、調査は暗礁に乗り上げます。

   しかし、行方が分からなかったある側近の証言により、ポツダム宣言の受諾を最後に決定したのは天皇だということが判明。終戦の詔勅を録音したレコードを奪おうと、軍部の将校達が決起して皇居に押し寄せ、天皇までも狙われたことがわかります。

   証拠となりそうな文書は一切残っていないのですが、フェラーズは、みずからの考えとして、天皇には戦争責任がなかったことを文書にまとめ、マッカーサーにわたします。

   マッカーサーは、天皇との会談を希望。この会談のおりに、わたしたちがよく知っている写真、マッカーサーと昭和天皇が並んでいるあの写真を撮影したのです。

   フェラーズの恋人が日本人女性ということになっていて、こちらはフィクションらしい。あとは、歴史の細かいところを、丁寧にえがいています。玉音放送のレコード盤が奪われそうになったことは、「日本の一番長い日」という映画で学びましたが、今回は、マッカーサーの思惑、アメリカ本国の動向、そして天皇を戦争責任者として追及することをやめた経緯がおよそのところで、わかりました。映画は、わかりやすくて楽に勉強できるからいい。

   ところで、米軍の車や天皇の乗った車が通るとき、日本の人々が焼け跡の中で、全員、後ろ向きになって立っているシーンがあって、驚きました。敬意をあらわす作法なのだと説明されていましたが、知らなかった。時代劇では大名行列がとおるときには土下座しますが、明治にはいってからは、あのような作法に変ったのでしょうか? それとも、創作? 気になる一こまでした。

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ローズマリーのこと

2014-03-16 14:48:46 | アンティマキの場所に生きる動植物
   ローズマリーはことのほか、わたしが好きな香りを放つハーブです。

   「マリアのバラ」と名づけられたこの木は、文字通り、聖母マリアにちなむハーブだそう。

    昔、聖母マリアが幼いイエスを抱いてエジプトに逃げる途中、白い花の咲く香りの良い木に自分の青いマントをかけて、一休みします。

    気分が癒えて出発しようとして、彼女が木からマントをとると、その木々の花がすべてマントと同じ青い花に変っていたとか。その逸話から名づけられたのがローズマリー。古くから薬用植物として大事にされていたからこそ、マリアと結びつけた逸話が誕生したのでしょう。

    私は、このローズマリーをいろいろに使います。まず、料理。シチューやスープのほか、ジャガイモを茹でるときに水の中に入れたり、魚をグリルで焼くときに、受け皿の水の中に入れたりします。ジャガイモにはいい香りがつき、魚の臭みは消してくれます。たくさん手に入ったときは、リースをいくつもつくり、友人達にプレゼントします。

   お菓子やパンにもよく使います。アンティマキでは、オートミールクッキー(ローズマリー入り)に続き、先日、穀物クッキーのローズマリー入りも新発売しました。こちらもなかなか好評です。今度ハーブのフォカッチャを作るときは、乾燥バジルとオレガノに加えて、ローズマリーも入れようかな、と思っています。きっとチャイにも合うことでしょう。

   ところで、このローズマリー、実は稲武では露地での冬越しは見込めません。夏場は青々と繁っていても、晩秋になるとかならず色が悪くなり、年が明けるころには、茶色く変色。そして枯れてしまいます。

   一昨年の秋だったか、友人から鉢植のローズマリーをもらいました。何度も冬越しに失敗した経験があるので、その年は、家の中に入れて越冬。初夏のころ、だいぶイキイキしてきたので、土におろしてやりました。

    そして秋、だいぶ根が張ってきました。鉢あげするのもたいへんそう。それで、竹でいわゆるトンネルみたいなものをつくって、厚手のビニールをかけてやりました。

    しばらくは緑が保たれていましたが、2月半ばの大雪のあと、ふと見てみたら、かなりの部分が茶色にかわっていました。やはり、凍てついた土の中では生きられないのだな、とあきらめていたのですが、きょう、見たら、前より緑の部分が増えていました。この調子なら、あとひとつきもしたら、トンネルを外してやれそうです。よかった!

    ところで、このトンネル周りをよく見たら、たくさんのワケギが育っていました! こちらは一昨年冬か春先かに、たくさんもらってきたワケギの球根を、いいかげんに掘った土の上にのせてやって、ざっと土をかけておいたもの。昨年はほとんど芽が出なかったので、枯れたものと思っていました。地中でちゃんと生育していたようです。春の気配をようやく感じ始めた昨日今日。嬉しい便りを、庭先からもらいました。

   一番上の写真は、先日、豊田市街地に住む知人からいただいたローズマリー。伸びて困るほど、というので、お願いしていただきました。ただいま、薪ストーブのある部屋で乾燥中です。

   
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今年も、ほんわか里山交流まつりが開催されます!

2014-03-16 14:16:57 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   一昨年からはじまった、豊田市の山里で開かれる交流イベント、「ほんわか里山交流まつり」が今年も来週の日曜日に開かれます。

   このイベントは、都市に住んでいる方々に、山里のよさを知ってもらおうという一日だけのお祭りで、昨年までは、旧足助地区のすげの里で行なわれていました。

   今年は場所を変えて、旧旭地区の笹戸温泉で開かれます。

   五平餅や野菜たっぷりの汁物、カレーに玄米弁当、新鮮な野菜や産み立ての卵、焼き菓子や豆腐、味噌、それに竹細工や布小物、石けんなどなど、多彩な食品や加工品、手作り品のお店が並びます。

   毎年恒例の里山ウォーキング、棒の手や三河万歳など地元の伝統芸能の披露のほか、日本舞踊、和太鼓、ベリーダンスも舞台に登場します。

   奥三河Three trres+は初回から参加。今年も、いろいろな商品をもって出店します。春の一日、ぜひ山里でひとときをお過ごし下さい。詳細は下記のとおりです。

   *日時:3月23日(日)午前10時~午後2時30分
   *場所:笹戸温泉 豊田市笹戸町平畑1
   
   来場者には、笹戸温泉「とうふや」の入浴引換券(500円分)が進呈されるそうです。わたしは、旭のこの地区は不案内。初めての場所です。どんなお祭りになるか、楽しみ。
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