アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

稲武のホオズキ

2012-08-31 11:05:02 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   今朝、御所貝津町のMさんが、両手にいっぱいのホオズキを持ってきてくれました。

   ほとんど虫に喰われていなくて、色も鮮やか! 実は、先日彼のお孫さんに会ったとき、「おじいちゃんの家のホオズキ、見ごろがすんで捨てるものがあったらください、って伝えてくれる? ドライフラワーにしたいからって」と、あつかましくも無心したところ。

   小4の彼女は、おじいちゃんにちゃんと伝言してくれたのでした。でも、最盛期の美しいホオズキをいただけるとは! 恐縮しました。さっそく葉っぱをすべて取り、新聞紙に広げました。水が切れたら、2,3本ずつ束にして家の中に干すつもりです。美しいときに干したら、きっとこの鮮やかさは保たれるのではないかと思います。

   稲武には、153号線沿いの真弓大橋の交差点、257号線と交差する稲武交差点などに、立派な花壇がしつらえてあり、春から秋まで、行き交う人々の目を楽しませてくれます。ほかに、夏焼町にはラベンダー花壇があり、小田木町の道路沿いにはマリーゴールドなどの花が植えられています。いずれも、市や区の補助金事業として地区の協力を得て続けられています。

   こうした、おおやけの花壇も美しくて人目を引くのですが、それとは別に、街道沿いのそれぞれのお宅で思い思いに育てられた花々を見るのは、こころ和むものです。

    旧道沿いにあるMさんの家は、春先のプリムラに始まって、5月ごろは九輪草が満開に咲き誇っていました。そしてお盆のころ家の前を通って見つけたのが、前面にずらりと並んだホオズキの鉢。

    私の家に少しだけホオズキがあった頃、「稲武のホオズキは、赤くて色がいい」と、あげた人に喜ばれたことがあります。ホオズキに限らず、ミズヒキ草もナンテンも、赤の色が美しい。昼夜の温度差が開いている場所だと紅葉が美しいそうなので、同じ理屈なのでしょう。
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稲武みねあさひ米を使ったしょうゆせんべい

2012-08-30 10:18:20 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   どんぐり横丁のパン売り場の壁際の棚で見つけたしょうゆせんべい。直径20センチほどの大きなせんべいが入っています。袋の裏を見たら、「国産米粉・醤油・砂糖・食塩・生姜」と書いてあります。こういうお菓子につきもののアミノ酸の表記がありません。醤油に含まれているのかもしれませんが、新たに添加はしていない。こういうのは珍しいので、買ってみました。

    ほとんど期待せずに食べたのですが、けっこういけます。辛さも甘さも押さえてあります。米の味が生きるよう考えたみたい。なかなかいい商品です。味が薄めなので、おかずを上に乗せてもおいしそう。ひじきやキンピラが合いそうです。試してみたいなと思っていたのに、ちびちび食べているうちに、残りあと2枚になってしまいました。9枚も入っていたのに。
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大エルミタージュ展とマックス・エルンスト展

2012-08-29 17:24:58 | 映画とドラマと本と絵画
   名古屋市美術館で開催中の、「大エルミタージュ美術館展」にいってきました。
 
   エルミタージュ美術館の所蔵品は、ロシア帝政時代女帝エカテリーナ2世が集めたコレクションに始まるもので、300万点に上る品が展示されているのだとか。見るからに豪華な美術館の所蔵品のいくつかが見られるというので、出かけました。

   ほとんどは、貴族の肖像画と宗教画。ときおり、「なんだかすごい!」と感じる絵があり、説明を見ると、ドラクロアだったり、レンブラントだったり。絵としてすでに見知っているものでなくても、きらめきが他の絵とは違うようでした。でも、「大」と頭につけるほどの展覧会かな?と、帰り道、思ったことでした。

   見終わってから買ったのはロシア産の菩提樹の蜂蜜。菩提樹はハーブとしてお茶にもしますが、蜂蜜ははじめて見つけました。どんな味がするのか、開けるのが楽しみです。  

   同じ日、愛知県美術館にも足を伸ばし、「マックス・エルンスト展」を見ました。こちらは、エルミタージュ展とは違って、会場は閑散としていましたが、とてもおもしろかった。

   シュルレアリスムを代表する画家として有名なエルンストの、「百頭女」と「カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢」の2冊はうちにもあって、彼のコラージュの技法のすばらしさは知っていました。

   でも展覧会では、コラージュだけでなく、フロッタージュを初めとして、デカルコマニー、オシレーションといった技法を駆使して、偶然できる図柄のおもしろさを積極的に取り入れた大量の作品を見ることができました。フロッタージュだらけの「博物誌」は、タイトルもおもしろい。

   エルンストの展示カタログといっしょに、ポロックのカタログも買いました。この冬、名古屋でも展覧会があったのですが、開催日をすっかり間違えていて、見そびれたのです。せめてカタログが手に入ってよかった。ポロックの色も線も好きです。偶然に頼っているように見えながら、彼のセンスが至るところに光っている作品、魅力的です。でも、大きな実物を見たかった。

   エルンスト展は9月9日まで、大エルミタージュ展は9月30日まで開催しています。
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ゴーヤの佃煮

2012-08-29 16:11:20 | 手作りのたべもの
  ゴーヤを食べるようになったのは、そんなに前ではありません。近所に住む友人にもらって初めて食べたときは、苦くて、「いくら栄養があっても食べたくないな」と思ったものでした。でも、そのあと何回か食べるうちに、あの苦みに慣れ、おいしく感じるようになりました。

  チャンプルーや素揚げ、から揚げも好きですが、近頃毎年作るのが佃煮です。昨年はたくさん作って瓶詰めにし、季節が終わっても長いこと食べ続けました。

  今年はいつもと違うつくり方にしてみようとおもって検索したら、ありました! かなり簡単で、おもしろそうなつくり方が。

  粗糖のかわりに黒砂糖を使い、種を取った梅干しも入れています。黒砂糖の量を半分くらいに減らし、若干アレンジを加えて、できたのがこれです。私がつくった佃煮のレシピは下記の通り。

  <材料>
  種とワタを取ったゴーヤ500g 黒砂糖80g 醤油80cc
  みりん30cc 酢20cc 梅干し1個 チリメンジャコ オリーブ油 タカノツメ 白ゴマ
 
  調味料を入れた鍋を煮立て、3mmから5mmの厚さに切ったゴーヤと梅干し、チリメンジャコ、タカノツメの刻んだものを入れて、火の加減を見ながら煮詰めます。ほぼ水気がなくなった頃、オリーブ油をちょっとたらします。ツヤと味をよくするため、入れてみました。水気がなくなったらできあがりです。仕上げに白ゴマをかけます。

  去年までは、ゴーヤをあらかじめゆでていました。でも、このレシピではそのまま味をつけてしまいます。苦味は残っていますが、ゴーヤならではの独特の味になりました。なかなかいいできです。沖縄原産のゴーヤだから、沖縄の黒砂糖に合うのかもしれません。

  さて、このゴーヤですが、一般に出回り始めた頃、年配の男性からこんな話を聞きました。

  「子供のころ、おやつにレイシという実をよく食べたものだ。青いうちは食べないで、実が黄色くなって種が真っ赤になった頃、手で割って中身をスイカみたいにして食べた。甘かったと思う。あの形はどうもゴーヤではないかとおもう。だけど、だれも野菜として料理して食べることはしていなかった」

   その話を聞いたあと、その人からだったかどうか覚えていませんが、真っ赤に熟したゴーヤをもらいました。甘かったかどうか記憶にはないけれど、苦くなかったことはたしかです。


   
 

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岡崎市額田地区の山里・冨尾を訪ねました

2012-08-27 21:06:49 | 小さな旅
  冨尾と書いて「とんびゅう」と読みます。この山里は、標高420mのところにある、現岡崎市、旧額田町の限界集落のひとつ。週に4,5回、市内の自宅からこちらにある実家にやってきて、半分だけの田舎暮らしをはじめた小野佳秀、澄子さんご夫婦をお訪ねしました。

  こちらが小野さんのお宅。築150年の古民家です。太い梁が何本も使われていて、南北に開け放たれた部屋の中を通る風が涼しい。道を行きかう人や車の気配はまったくなく、蝉の音や鳥の声しか聞こえません。

   小野さんご夫婦とは、小原の西村自然農園で知り合い、一度お訪ねしたいと思っていました。この冨尾から車で10分ほどのところに住む友人・Kさん親子を誘って、やっと出かけることができました。

   お昼時に伺った私たちを待っていたのは,天然の鮎の塩焼き。佳秀さんが、天竜川上流まで行って、私たちのために釣ってきてくださったものです。碧南産の陶製のコンロの周囲には穴が開いていて、串を突き刺せるようになっています。

   「できれば頭から食べて下さい」といわれ、頭からかぶりつきました。最初だけちょっと固さが気になりましたが、3口目くらいからは平気に。鮎全体から香ばしい匂いがします。さっぱりしているのに味がいい。はらわたの苦みがアクセントになって、どんどん食べられます。ほんとうにおいしい。こんなにおいしい鮎は初めてです。勧められるままに、遠慮なく3匹も平らげました。

    天然の鮎、と一言で言っても、どこで獲れたかによって味はそれぞれらしい。私は単純に上流域のもののほうが良質だろうと思っていたのですが、佳秀さんによれば、いただいた鮎の獲れた川より上流であるはずの場所で獲った鮎のほうがおいしくないのだとか。鮎の餌である苔の質が、鮎の味を左右するわけなので、上流であっても家庭排水などで汚染されていたら、苔の質は劣るのかもしれないとのことです。

    この鮎、友人の2歳半になる息子・Tくんが、夢中になって食べました。ふだん養殖の鮎が食膳に上ることが多い家なのだそうですが、彼は今までほとんど見向きもしなかったそう。それなのに、串に刺してあるこの天然鮎はたいへん気に入ったようで、彼は帰るころまで、「おさかなおいしかった」を連発。よほど舌とこころに残ったようです。

    昨年秋、小野さん夫婦は、5年ほど無人になっていたこの家と周辺の山里を、田舎暮らしの楽しさを味わってもらえる場所にしようと思い立ちました。そして西村自然農園を知り、いまは、西村さんから田舎暮らしのあれこれを学んでいます。

    上の写真は、佳秀さんが作ったこの里での体験メニュー。五平餅作り、山菜採りと山菜料理、星座観察、つるかご編み、箸作りなど、楽しそうな遊びがいろいろそろっています。この6月から撮りはじめたという、周辺で咲く山野草の花の写真も美しい。絶滅が心配されている笹百合も、季節になると咲くそうです。

    今年はじめたばかりのお二人の畑。昼餉に出された野菜は、すべてこの畑で採れたものばかりでした。キュウリ、ニンジン、レタス、モロヘイヤ、タマネギ、ゴーヤ、シソ、オクラ、トマト。「ニンジンもタマネギも小さくて」と謙遜なさるのですが、一年目からこれだけの種類ができるのがすごい。うらやましいことです。

    水上勉の「土を喰らう日々」の中に、「御馳走するというのは、畑に「馳けて走って」丹精こめて作った新鮮な野菜を採ってきてお客をもてなすことだ」というような話が載っています。この日の小野家のランチは、まさに文字通りのご馳走でした。

    小野さんの家の向かいには、中世の山城・冨尾城の城跡があります。そこも、小野さんの敷地内。登る途中の森には心地よい風が吹いていました。

    城跡で。両側が小野さんご夫婦です。向うに見える赤い屋根が小野さん宅。

    城跡からは、冨尾の集落が見渡せます。小野さんの子供のころには24軒あったのだそうですが、いま残っているのは10軒ほど。半分以下に減っています。

    帰り際、KさんとTくんは、小野さんが間伐材で作った立派なブランコに乗りました。ブランコの隣には、同じく間伐材をぜいたくに使った大きなテーブルが。「ときどき田舎暮らし」を思い立ってからなさった仕事の多いのに、驚きます。

   小野さんの「癒しの空間Tonbyu house」は、一般の方にも開放できるように思案中だとか。興味のある方は、℡0564-22-3635まで、ご連絡下さい。
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黒糖入りトマトケチャップ

2012-08-27 08:35:19 | 手作りのたべもの
  毎夏、どんぐり横丁にKさんの「煮込み用トマト」が出ます。中くらいの真っ赤に売れたトマトが8個から10個くらい入って300円。私はそのトマトをいつも大量に買い込み、トマトソースやケチャップにします。

   いつもは8月早々に店頭に並んでいたはずですが、今年は遅くて、出ているのに気がついたのはお盆前後の頃。トウモロコシも、毎年お盆には稲武のトウモロコシはなくなり、信州産がほとんどになるのに今年はけっこう長いこと稲武産が出回っていました。いろんな野菜がいつもより遅れて育っているようです。

   ケチャップ作りは、こさないで大鍋に6袋のトマトをくし型に切っただけで放り込み、タマネギを3つほど、やはりくし型に切って投入。ひたすら煮つづけます。水がだいぶ出るので強火にしたまま他の仕事をしていたら、焦がしてしまいました。朝晩火を入れては煮ること、3日。ハンドミキサーをかけて、やっとトマトソースができました。半日も煮ればできあがるのですが、瓶に入れる仕事が面倒なのでなかなか取り掛かれず、煮返すことを続けたのです。

   このソースに、今回は黒砂糖を加えてみました。塩は藻塩、酢は、昨冬米酢にリンゴの刻んだものを入れてリンゴ風味の酢にしておいたものを使いました。それに白ワインも。どれも、目分量で、味を見ながら。

   黒砂糖のおかげかワインのおかげか、こくのあるケチャップになりました。ローリエを入れるのをすっかり忘れましたが。

   柔らかめのケチャップができました。もっと煮詰めてもいいのですが、鍋に入れたままの状態が何日も続いているので、出来上がりとすることにしました。熱湯消毒した瓶に詰め、軽く蓋をして蒸し器で蒸します。蓋をぎゅっと締めてからひっくり返しておき、数時間後完了です。あとはラベルを貼るだけ。160mlだったか180mlだったかの瓶に14本ほどできました。

   煮込み用のトマトはまだ出ているようなので、あすにでもまた何袋か買って来て、今度は保存用のトマトソースを作りおきしたいとおもっています。
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「内部被ばくを生き抜く」

2012-08-23 22:08:08 | 映画とドラマと本と絵画
   Wさんに誘われて、久しぶりに自主上映の映画会に行きました。8月5日(日)のことです。場所は豊田市の豊田産業文化センター小ホール。福島の原発事故を題材にしたドキュメント映画で、主催しているのは、岡崎市と豊田市の、小さなお子さんを持つお母さんたちのグループ、ままのわ。毎月朝市を開いているグリーンママンのメンバーやとよた都市農山村交流ネットワークの有志がお手伝いしています。

   監督は鎌仲ひとみ。「六ヶ所村ラプソディー」や「ミツバチの羽音と地球の回転」などで、放射能汚染やエネルギー問題を精力的に取り上げてきた人です。タイトルは知っていましたが、彼女の映画を見るのは初めて。原発の問題は気にかかることでもあるので、いい機会だと思って勉強に行きました。

   映画は、肥田舜太郎、鎌田實、児玉龍彦、それにチェルノブイリ原発に近い場所で45年間小児科医を務めてきたスモルニコワ・バレンチナの4人の医師・科学者の証言を主軸に、地元の人たちの話をまじえた形で構成されています。

   内部被爆とは、爆発時に直接放射能を浴びる外部被爆に対する言葉で、爆発後に放射能を浴びること。内部被爆は放射能が徐々に体内に蓄積されるため、年を追うごとに症状がひどくなり、ついには死に至ることも。

  監督は、この映画について次のように述べています。

  「内部被爆に関しては、低線量の放射線は安全である、に始まって、どんな微量でも身体の中に入った放射線物質は危険である、まで異説・異論がこの世界には存在する。それはまさしくグラデーションのような世界に見える。放射能汚染もまた、まだらなグラデーションを地上に描いている。私は放射能汚染を受けた現場で生きる世界中の人々の取材を通して、データにはならないが、現場には確実に被害を受け苦しんでいる人々がいることを身を持って経験した。(中略)暮らし、家族、地域、など生身の人間の未来を配慮することなしに被ばくは語れない。どうやったら、この「内部被ばくの時代」を私たちは行きぬくことができるか、最前線で格闘する人々の声に耳を傾けた」

   世界で一番たくさんの原爆病患者を診察したといわれている広島の肥田舜太郎氏は、内部被爆の患者について次のように語っています。

   「なんとなく体がだるい、やる気がおきない。でも原因が分からない。そういって受診した人が、あるとき突然亡くなった。はじめはわからなかったのですが、被災地に原爆投下後に入った人たちにその症状が現れるということがだんだんわかってきた」

    放射能は染色体を傷つけ、種々の病気を引き起こすのですが、目に見えないため原因をはっきり特定できず、認定も補償もないまま、放置されることが多かったようです。

    体内に今、どれほどの放射線量がたまっているかを測定する機械が、福島県のある町の公立病院にだけあります。チェルノブイリ発電所のあったベラルーシは豊かとは言えない国ですが、あちこちの病院にこの測定器が置いてあるのだそうです。でも、福島にはこの病院にしかありません。

    こちらでこどもの線量を測ってもらったお母さんは、「測ってもらってはじめて安心できました」と嬉しそうに話していました。豊かな国であるはずの日本で、こんな機械ひとつ用意していないとはおどろきです。

    ところで、放射能汚染から身を守るためには、汚染されていない食物を食べ、しばしば、汚染のまったくない地域で生活することが必要だという専門家がいるそうです。こうすることで、免疫力を回復させる効果があるのだそうです。このことを、私はまったく知りませんでした。

    先日、東京で仕事をしている友人からの手紙に、「官邸前のデモに毎週参加している」とありました。彼女によれば、回を重ねるごとに人数が増えている気がする、とのことです。デモについてはあまり報道されていませんが、ネット上では詳細な情報が流されているのでしょう。

    原発や放射能について、知らないこと、知らされていないことが私たちにはたくさんあるようです。機会があれば、鎌仲監督の他の映画も見てみたいと思います。       


    
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今年の梅干し

2012-08-23 21:31:02 | 手作りのたべもの
    やっと梅を干し始めることができました。

    今年の梅は、津具の友人、Yさん宅のもの。大きくてあまり傷の入っていない実を、7キロ近くもらいました。赤シソは、旭地区のてくてく農園産。どちらも無農薬の素性のいいものです。今年は良質の梅を漬けることができました。

    わたしは、梅干しといえば梅に対して2割の塩を入れた、昔ながらの辛い梅干しをずっと作っています。でも、こういう梅干し、今はあまりつくられないようです。砂糖や焼酎で塩気を押さえ、食べやすい梅干しにしているとか。梅を干さないという人もけっこういるようです。

    すっぱいのが苦手な人や塩気を控える人が増えたからでしょう。でも、私は昔ながらの梅干しが好き。今年は、来春の桜の塩漬けのための白梅酢もちゃんと採りました。まだよく赤く染まっていないので、今夜は赤梅酢に入れ、あと数日干してから、保存瓶にしまう予定です。    
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地のキュウリ2種

2012-08-23 13:36:47 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
    マイタケを分けてくださったFさんから、「地元でずっと作っていたキュウリだよ」といって、こんなキュウリをいただきました。白っぽくていぼがあり、ずんぐりむっくりしています。薄く切って塩もみしたら、ウリとキュウリの間のような味がしました。  

    このキュウリは確か、昨年どんぐり横丁で「あおとうり」という名で売っていて、ブログでも紹介したものと同じではなかろうかと思います(コチラ→)。
    今朝は、近所にすむ友人のMさんが、大きなキュウリを持ってきてくれました。

    こちらも地のキュウリだそうです。これもずんぐりむっくり。もともと太めのキュウリがさらに大きく育って、一般のキュウリの4倍くらい食べでがありそうです。このキュウリは、先日大桑の筒井重之さんからもらったものと同じ気がします(コチラ→)。    

    このあたりの年配の人たちは、大きく育ったキュウリを好むそうで、普通のキュウリでもけっこう大きくなるまで採らないとか。身が柔らかくなるので好まれるらしいのですが、しゃきしゃきした歯ごたえは薄れるみたい。でも、最近はまっているビール漬けなら、味のしみるのが早くていいかも。いまから試してみることにします。     
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雷のため接続不能になりました

2012-08-23 11:56:19 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   先週の金曜日、17日の午後からきょうまで、私のパソコンは外部との接続ができなくなっていました。だから、メイルのチェックもブログの更新もできずにいました。

   あの日はものすごい雷雨でした。生まれてこの方、あれほどひどい雷は経験したことがなく、家に落ちるのではないかとびくびくしていました。一回は、ほんとに近いところに落ちたようで、思わず腰を浮かしてしまいました。

   当然停電になりましたが、1時間ほどしてブレーカーを上げたら電気はつき、雷雨も遠のいたのですが、NTTのADSLのモデムの電気がすべて消えたまま。電源を入れなおしても回線のコードを入れなおしても応答なしです。

   モデムが雷のせいで故障したようなのです。すぐにNTTの最寄の支局に電話しましたが、113かフリーダイヤルにかけなおすようにいわれたのでそちらに電話しなおすと、「ただいま大変混んでいますので、おかけなおしください」のアナウンスが。このアナウンス、その後何度かけても流れつづけました。

    NTTとの連絡ができない以上、どうしたら復旧にこぎつけられるのかわかりません。あの雷雨のとき、近所に住む友人宅では、ブレーカーとファクス機とモデムの三つの機器が壊れました。でも、NTTではない回線を使っているので、すぐに回線元と連絡が取れたといいます。こんなに連絡がいつまでもとれないのだったら、回線を代えたほうがこの先安心かもしれないなど、いろんなことを悶々と考え続けていました。

   3日めに、いつもパソコンになにかおきたとき相談にのってくれているMさんから、「NTT西日本に、私からメイルしてみようか」との連絡がありました。電話するしかない、と思い込んでいたため、メイルで通信する方法もあるということに思い至りませんでした。すぐに彼女にたのみ、翌朝、また113にかけてみました。すると、たまたま営業前だったので留守番電話に録音することができ、やっとNTTにメッセージを残すことができました。

   これまで、電話したのはいつも営業時間内だったらしく、電話が殺到していてこちらの名前すら伝えられなかったのですが、時間外だったことが幸いして名前と電話番号、問い合わせ内容を伝えることができたのです。

   その30分後、携帯電話にNTTサポートセンターから電話がありました。そして二日後のきょう、モデムの交換をしてくれることに話がきまりました。

   そして先ほど、地元の電気屋さんがNTTからの指示で、新しいモデムを持ってきてくれました。で、やっと復旧。メイルは6日分たまったのでかなりの数に。そのなかにNTTからのメイルがあり、Mさんからのメイルをみて、電話をくれたことがわかりました。また、私が電話したこともちゃんと記録に残っていました。

   よく考えたらMさんの手を煩わさなくても、携帯のメイルでNTTに連絡すればすむことでした。それに気がつかず、電話で通信するしかない、と思い込んでいたのでした。また、ひとつ、自分の頭の固さに思い至った事件でした。

  ところで、電気屋さんの話では稲武はあの日だけですんだけれど、旭地区はお盆以来ずっとひどい雷雨が続き、いまだに復旧していないところもあるとのことです。雷は恐い。あの日以来、私は、雷雨になりそうな空模様のときに外出する場合は、電源だけでなく、電話回線も切ることにしました。
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