当時、感動した映画を、27年ぶりに観ました。今週は、森田芳光監督特集で、
毎日、放送しているのです。
「キッチン」は、不思議な温度の映画でした。ファンタジーです。
脚本が森田芳光監督らしく、独自の言い回しでした。シェークスピアの小品のようです。
家が全く生活感が無いので、感情移入が困難でした。
きれいすぎて・・・
すべてに月光が反射しているような
手垢や、水垢、ごみなどとは無縁の世界。
無味無臭の、透明場面の繰り返し。
こんな関係無いよなあと、
かつてのようには感動出来ませんでした。
最近、よく感じるのです。
昔、夢中になったものなのに、全く心が震えないのです。
自分が年を取ってしまって、感性の質が変わってしまったのでしょうか?
年を重ねるということは
純粋なものを けずり落としていくのでしょうか
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