遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

お遍路

2018-05-28 | Weblog

       

渥美清さんの俳句、ネットから拾いました。

一緒に伊東に行った友人が、知多や、四国、小豆島までお遍路で回ったと聞き

渥美さんの句を思い出しました。

 

       秋の野 犬 ぽつんと 日暮れて

       冬の蚊も ふと愛しく 長く病み
 
       山吹キイロ ひまわりキイロ 沢山キイロで 生きる楽しさ
 
       蓑虫 こともなげに 生きてるふう
 
       雨蛙 木々の涙を 仰ぎ見る
   
       げじげじにもある うぬぼれ 生きる事
 
       天皇が 好きで死んだ 婆ちゃん 字が読めず
 
       草茂り 終戦の日 遠く 飛行機雲
 
       どんぐりの ポトリと落ちて 帰るかな
 
       お遍路が 一列に行く 虹の中
 
       追っかけて 追いついた 風の中
 
       貸布団 寝返り打てば 昼寝かな
 
       鍋持って おでん屋までの 月明り
 
       蟹 悪さした様に 生き
 
       赤とんぼ じっとしたまま 明日どうする
 
       ただ一人 風の音侘しく 大晦日
 
       いみも無く 不機嫌な顔してみる 三が日
 
       テレビ消し 一人だった 大晦日
 
       汗濡れて 乳房のぞかせ 手渡すラムネ
 
       毛皮着て 靴古き女 鼻水の女
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