遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

仁  完結編

2020-05-23 | 写真

2011年に、見ているはずなのに、覚えて居ないのが不思議。

こんなに感動するのは、コロナ禍の今だからか、とにかく南方仁さんが、仏様にみえる。

無実の罪で、入牢させられたのに、二度も自分を殺そうとした牢名主の急病を救うばかりか、
みなの診察まで請け負う優しさ。
仁友堂で医療に従事するスタッフが、病気を治すために欲得抜きで邁進する姿、
それは、まさに、コロナ禍の中で、自分も感染するかも知れない状況の中で、働く医療従事者に重なる。
また、さきさんの、自己犠牲に満ちた愛に感動するばかり。
野風さんの、運命にも涙を禁じ得ない。
人生の、過酷さ、貧困さ、人間の心の不寛容さや、職業差別が
新しい人生を阻む様子が描かれる。
南方仁を未来から過去へ遣わしたのは、一体、何者なのか?
最後までグイグイ引っ張られる展開!!
名場面と言えば 伊澤柾樹君が演じる子役のきいち。
通り魔に母を殺され、自分は、コロリで死ねばよかったと思ったけど、
やはり生きていて良かったと、脚気の治療を拒否するさきの母に、生きるよう話す場面。
「神様は乗り越えられる試練しか与えないんです
死んだら駄目なんです。生きてなきゃ笑えないんです!」と。
コロナ禍で、いつ終わるとも知れない社会にいると
気持ちがギスギスして、
人の心が、殺伐としてくる
思いがけない2020年に、この名作ドラマを見ていると、
湧き水が、染み込んでくるような、清涼感がある。
人は、まんざらでもないかもしれない。
善意は残っているかもしれない。希望は、まだあるのかもしれないと。
完結編の最終回。どうなるのか楽しみ。
幕末は? 
坂本龍馬は?
橘さきは?


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