高畑勲監督の想いが詰まった作品。録画したものを
、久しぶりにゆっくり観ました。
幸せとは、金銀財宝や、身分の高さではない。
求愛する貴族たちに
無理難題を課してしまうのは
本当の愛ではないと
見抜いているから。
しかし、かぐや姫自身が
結果的に彼らを傷つけてしまったことを後悔する。
『生きている手応えさえ有れば、きっと幸せになれる。』
月から来たかぐや姫は
本当の幸せに気づいたが
時すでに遅し・・・
月から迎えが来てしまう。
羽衣を身につけると
記憶を無くしてしまう。
親と言うものは
おろかで、娘の幸せを
贅沢な幸せを与える事と
勘違いして、かぐや姫の
気持ちを無視して
幸せの押し売りをしてしまう。
美しい、日本の風景、
里山の豊さが、優しいタッチで表現されている。
これまでのアニメとはひと味違う幻想的な作品。
作中のわらべ歌が、とても素敵で一緒に口ずさんでしまう。
🎵🎵回れ、回れ、回れよ
水車回れ 回ってお陽さん
呼んでこい
鳥、虫、獣、草木、花
春夏秋冬連れてこい
春夏秋冬連れてこい🎵🎵
高畑監督のご冥福をお祈りします。