eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

ポッドキャスティング放送開始

2006-01-18 12:40:07 | Netlearning,Inc.
ネットラーニング提供の英会話学習番組を、今週金曜日から、ポッドキャスティングで放送開始します。

毎週1回、新しい30分番組を、半年放送します。いつでも過去の番組も聴くことができます。無料です。

米国人の会話を中心に、実践的な力をつけることができるすばらしい番組にしていく予定です。
くわしくは、20日金曜日以降に、ネットラーニングのホームページをご覧ください。
http://www.netlearning.co.jp

理念と能力と

2006-01-17 19:07:27 | Netlearning,Inc.
能力の差は、量的なものです。したがって、大差ない。

理念・考え方の差は、質的なものです。したがって、差は無限大。

出発点から、みんなで走ることを考えてみるとわかりやすい。
短距離が得意であったり、長距離なら負けなかったり、さまざまなランナーが走る。
もちろん、走り出せば差があく。

ところで、理念や考え方の差は、走る方向のちがいです。
あらぬ方向にダッシュしたり、反対方向を一目散でめざす人たちには、けっして、
おいつかれることも、おいぬかれることもない。


中国のeラーニング市場

2006-01-15 14:10:05 | eラーニング市場
2004年の中国のeラーニングの市場規模は144億元(約2000億円)

2007年の中国のeラーニングの市場規模の予測は296億元(約4000億円)

中国の有名なリサーチ会社iResearchの「2004年度中国オンライン教育研究報告」より。

本社を中国に移転したほうがよいのだろうか?もちろん、冗談です。本当に、冗談です。

電子辞書

2006-01-12 13:01:45 | eLearning
電子辞書は、第一世代電子出版のレベルにあり、紙の辞書のページを単語ベースでそのまま画面に表示させるものです。

まず、書籍としての辞書があり、それを電子化している。

次世代の電子辞書は、最初から電子的に作成される。画像や音声をふんだんに活用し、双方向性を駆使するものになるでしょう。とくに、ネットで提供される電子辞書は、日々更新され、最新のものが提供されるでしょう。

いずれ、わが社で、本格的な電子辞書を作成し、サービス提供したいと考えています。

出版社とeラーニング

2006-01-11 21:58:43 | eLearning
先日、「出版とeラーニング」について、書きました。

きょうは、「出版社」についてです。

出版社(あるいは、編集者)は、もっとも情報化に立ち遅れているといってまちがいないと思います。もちろん、全般的な状況についてであって、個別には例外もありますが。

ところで、ビジネスの組み立て方という観点から、電子辞書について、考えて見ましょう。

電子辞書は、300億円ほどの市場規模になっています。実際、携帯に便利だし、あんなにたくさんの辞書がはいっているので、役に立ちます。その分、既存の辞書の売れ行きが落ちていることは、十分に想像がつきます。

ところで、電子辞書には、出版社の紙の辞書がそのまま搭載されていることが多い。出版社には、電子辞書メーカーから、わずかな、ほんとうにわずかなロイヤリティが支払われています。

そうです。電子辞書をビジネスとしての収益源にしているのは、電子辞書メーカー側なのです。出版社は、多少ロイヤリティがはいっても、辞書全体の売り上げの減少をカバーできないことになります。

その結果、どんなことが予想されるか?一番恐ろしいのは、出版社が新しい辞書を開発する力を失っていくことでしょう。電子辞書メーカーにそんな力もノウハウもありません。

電子辞書ビジネスは、出版社が主導権をとって、ハードを入手し組み立てるべきだったと思います。

ネットビジネス一般についてもそうです。出版社は、コンテンツを提供するだけの立場になってはいけないと思う。出版社が主導権をとり、ネットを活用したビジネスを組み立てるべきではないでしょうか。コンテンツを提供する側が十分に収益をあげる構造をもっていないと、コンテンツが貧困化します。再生産する力が弱体化していきます。

わたしは、出版社が積極的にネットビジネスに参入し、積極的にeラーニングに参入すべきだと思っています。
もちろん、必要であれば、それをお手伝いいたします。

出版とeラーニング

2006-01-10 13:51:17 | eLearning
人類の知的財産は、ほとんど書籍になっている。

今後、出版とeラーニングは、どのような関係になっていくのだろうか。

電子出版が普及し始めた。ただ、現在の電子出版は、ほとんどページをそのまま画面におきかえたものだ。第一世代の電子出版といえるだろう。つまり、まずペーパーの書籍があり、それを電子化している。

しかし、第二世代の電子出版は、双方向性や音声・動画を駆使するものになっていく。履歴を活用した、読者1人ひとりの個別化もあるだろう。
ここでは、最初から電子出版用のコンテンツが開発される。

ところで、この第二世代電子出版は、eラーニングそのものともいえるものだ。

eラーニングは、次世代電子出版の先回りをしているのかもしれない。

いずれにしても、電子出版とeラーニングが重なる分野が相当大きくなるだろう。