eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

SCORMタイプのLMS

2011-06-21 11:06:05 | SaaS+型LMS
SCORMは、LMS(Learning Management Sysytem)の国際標準です。

わたしたちは、2000年にSaaS型のLMSを提供し始めたころから、SCORMとまったく関係なく、独自のLMSを構築してきました。クラウドの時代がくれば、SCORMは消滅するのは最初から明らかだったからです。SCORMは、イントラ時代の遺物です。

また、標準であることの宿命として、SCORMは、発想も機能もプアです。しかも、2004年以降は新しい標準はつくられていません。時代から、どんどんとりのこされています。

これも標準の宿命ですが、各社が独自に機能を多様化すればするほど、その部分は標準からはずれて、標準の意味を失います。現実に、2004年以降のLMSにかかわる技術発展がはげしく進展しているのにもかかわらず、新しい標準が提供されない以上、新しい技術をつかわないか、SCORMをはなれて独自に新機能を付加していくかどちらかしかありません。

実際には、日本のおもなLMSの半分くらいは、すでにSCORMを離れているようです。韓国でも、SCORM準拠のLMSは、もう半分以下になったとききました。

わたしたちが予想した通り、いずれ、SCORM準拠のLMSは、ひとつもなくなります。



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