孔子を読んでいます。
孔子の言葉で、わたしがもっとも感動をうけるものは、「帰らんかな、帰らんかな」です。
中原にさまよって14年。孔子は、もうすぐ面会ができるというチャンスの直前に、その昭王の死を知ります。目的を失った。ある意味では、衝撃的な挫折です。
どうする孔子?
「帰らんかな、帰らんかな」孔子の声がひびきわたる。弟子たちもその言葉に感動しました。さあ、帰ろう!
68歳で、孔子は、大勢の弟子たちがいる魯の都にもどった。そして言う、「50歳にして天命を知る」と。そうなのです。これは、50歳のときの言葉ではない。68歳になって、振り返ったことばなのです。50歳が出発点だった。さまよって、帰ってきた。
ニーチェは言う、「わたし自身への復帰」「わたしになること」。
すごい。孔子教団の成立です。
井上靖『孔子』(新潮文庫、2009年6月25日、第25刷、590円+税)
井上靖の『孔子』は、21年前に立派な本で出版されました。発売と同時に購入して読んだのですが、実は、そのときはなぜか最後までは読み通さなかった。あらためて、考えながら読んでいます。
「帰らんかな、帰らんかな」
孔子の言葉で、わたしがもっとも感動をうけるものは、「帰らんかな、帰らんかな」です。
中原にさまよって14年。孔子は、もうすぐ面会ができるというチャンスの直前に、その昭王の死を知ります。目的を失った。ある意味では、衝撃的な挫折です。
どうする孔子?
「帰らんかな、帰らんかな」孔子の声がひびきわたる。弟子たちもその言葉に感動しました。さあ、帰ろう!
68歳で、孔子は、大勢の弟子たちがいる魯の都にもどった。そして言う、「50歳にして天命を知る」と。そうなのです。これは、50歳のときの言葉ではない。68歳になって、振り返ったことばなのです。50歳が出発点だった。さまよって、帰ってきた。
ニーチェは言う、「わたし自身への復帰」「わたしになること」。
すごい。孔子教団の成立です。
井上靖『孔子』(新潮文庫、2009年6月25日、第25刷、590円+税)
井上靖の『孔子』は、21年前に立派な本で出版されました。発売と同時に購入して読んだのですが、実は、そのときはなぜか最後までは読み通さなかった。あらためて、考えながら読んでいます。
「帰らんかな、帰らんかな」
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