eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

異端宣言

2011-11-23 18:00:47 | eLearning
ネットラーニングは、たえず異端であり、たえず主流でした。

そして、いま、あらためて異端宣言をしています。

eラーニング元年といわれた2000年4月に、わたしたちもサービスを開始しました。

私たちは、ダイアルアップで、1分間数十円の通信費がかかるときに、25時間の学習時間のITコースをつなぎっぱなしで学んでもらうことをもとめたのです。

もちろん、この背景には、eラーニングが学びを根本的にかえるという私たちの考えがありました。個別の学習履歴により、学習がはじめて、見えるようになったのです。それまでのすべての学びは私的なブラックボックスのなかにありました。
見えるようになったから、学びの支援、サポート、指導、共有、進化などが可能になったのです。学びが根本的にかわった。
しかし、すべての他社はそれが理解できなかった。これまでの学習とおなじように、LMSとコースを提供してあとの学習は個人にまかせて放置したのです。そして、その個人任せの学習に提供する教材は、インストラクショナル・デザインの対象でした。教えるという考えです。

私たちは、他社のように、イントラネットのサーバーにコンテンツをのせ、同時に学習できるIDの数で値段を決めるというような提供の仕方、つまり、個別の学習履歴はとれず学習をブラックボックスのままにする提供の仕方、あるいは、コースやLMSを売ってあとは自由につかってくださいというようなやり方をしなかった。

eラーニングと学びを本質でとらえ、つなぎっぱなしの学習のなかで個別の学習状況をしっかり把握し、結果まで責任をもつサービスを提供してきました。

私たちは、ものを売るビジネスをしてこなかった。
私たちは、2000年の時からクラウドでeラーニングコースをサービスとして提供してきた。
私たちは、学びの本質に敵対するインストラクショナル・デザインに反対し、徹底的に学習プロセスを設計し、支援し、指導し、共有するラーニング・デザインの考え方をうちたてました。
わたしたちは、LMSの標準であるSCORMが無意味なものでありなくなってしまうものであることを、最初から指摘し、SCORMを無視してきました.

そのすべてにおいて、私たちは、ほとんど唯一つの企業であり、異端でした。そして、そのすべてにおいて、私たちは、いま主流です。

異端の間は、差別化の心配はない。すべての他社とネットラーニングは、説明するまでもなくまったく違うのですから。

でも、いずれ、われわれが主流になり、だれも流れ込んできます。ネットラーニングさんと同じです・・・・と。ほんとうは同じではなく、部分をマネしているだけなのですが。

昨日の講演で、第二世代eラーニングにおいて、再度今後10年以上にわたる異端宣言をしました。

昨日の講演は、ユーザー企業3,600社、のべ学習者1,150万人、自社制作で提供するコースウエア2,600という日本最大のサービスを提供する立場からではなく、新しい時代に挑戦する異端の立場からの講演でした。

いま再び、ネットラーニングは、すべてのeラーニング会社とちがう異端の道に踏み込んでいます。

異端は、ベンチャーです。異端が時代をきりひらく。









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