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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

IDはeラーニングの前からあった

2005-11-04 23:13:28 | eLearning
「IDの歴史は古く、eラーニングのはるかに前からあった」と、あるセミナーで強調されていた。

たしかに、教育論は、人類の歴史とともに古い。

というわけでもなさそうだ。よく聞いてみると、教室の教育は対象外らしい。eラーニングがなかったときは、OHPやビデオやCD-ROMや、もろもろのものでIDが発展したということだった。

それで納得。IDは、教育論ではなく、教材作成手法なのだ。

ところで、教材作成手法だとして、eラーニングの前からあったのなら、eラーニングという新しい教育をどうとらえているかが気になるところ。

さらに納得。セミナーでeラーニングの双方向性の活用がほとんどでてこないのも、一般的な教材作成手法をベースにしているからなのだ。

教育者がIDに批判的なのは、結局、IDは教育論ではなく教材作成手法だからなのだろう。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ID (EMI)
2005-11-10 09:25:43
ニュースで見る「ID」は、アメリカの教育で「進化論」否定を教えるのか問題になっている「ID」と同じですか?

世界を設計した造物主=神という理論をID(インテリジェント・デザイン)といっていますが。

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Unknown (岸田)
2005-11-10 23:31:00
IDは、インストラクショナル・デザインの略です。
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IDは教育設計法 (君島)
2006-02-01 19:17:17
IDを教材作成法のように紹介したのはその特定の講師の説明が悪いのでしょう。IDは分析、設計、開発、実施、評価のうちの「科目の設計」の技法です。教材作成手法は「教材の開発」の技法です。IDはもともと教授設計と言われていたものと同じであり、日本の教育学がうまく整理されていないために、米国から輸入したような雰囲気になっています。
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