eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

基礎的活動と基本力量

2012-01-12 08:57:11 | 読書/新聞/映画など
基礎的な活動をみれば、ほとんどその人の力量がわかる。たとえば、報告がそうです。

話は、かわりますが、中学生のころ、水泳を習いにいったことがあります。武徳会という日本古流の水泳です。

ある程度は泳げたのですが、最初は一番初心者のグループにいれられました。まず、息をとめて、立ったまま頭を水に沈める練習です。20人くらいならんでやるのですが、たった1回もぐっただけで、先生がきて、3階級特進です。そのグループで練習すると、またすぐに2階級特進。最初の日だけで5階級特進でした。

中学生ながらに、基本的な動作で、先生には力量が読み取れるということをそのとき知りました。

話がもどります。報告は、もっとも大切な基礎的な活動です。報告すべきことが報告されないことも多い。タイミングも迅速であるかどうかは重要です。さらに大切なのは、報告の内容です。

また少し話がそれますが、『坂の上の雲』で旅順攻撃をした乃木大将の部隊がいかに無能ででたらめで、無駄に膨大な命を失わせたかがくわしく出てきますが、そのひどさは、満州軍総司令部への報告にも端的に表れています。抽象的で報告の体をなしていない。

基礎的な活動は、きわめて大切です。