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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

読書端末トレンド

2009-12-18 15:18:22 | eLearning
以下は、メールマガジン「Impress R&Dウィークリー 」からの情報です。

アマゾンのキンドルの世界展開がはじまって、数カ月たちました。わたしも購入して活用しています。

対抗するソニーも、この12月に待望の3G対応機の出荷を開始します。キンドルもそうですが、世界の大手新聞も配信されます。たとえば、キンドルの場合、1.99ドルで紙と同じ全文を購入できます。

すでに30種以上が発売されている電子ブックリーダー。
その特長を記事から引用すると、

(1)主に電子ペーパーを採用し、バッテリーの持ち時間が長い。
(2)画面スクロールではなく、「ページめくり」を基本としている。
(3)最後に開いていたページを表示することができる。(一部の端末にはない)
(4)気になったところをマーキングする機能がある。(一部の端末にはない)

厚い書籍を持ち歩かなくてもよいメリットも大きい。

われわれから見ると、eラーニング端末としての可能性にも関心があります。


eラーニングの成績表示

2009-12-11 09:37:47 | eLearning
残念ながら、eラーニングの学習結果の成績表示は、テストの点数の表示にとどまっているものが多い。

これでは、不十分な面もある。

これまで一般的であった点数表示は、合否判定やレベルチェック、成績順位などと関係がある。分野別に点数が表示されれば、レーダーチャートなど弱点分析もできる。

ところで、たとえば、誤答分析などにより、今後の学習の進め方やポイントなどをアドバイスすることもできるだろう。コンプライアンスや個人情報保護対策など行動基準シリーズでは、身に付いていることとまだのポイントを指摘し、行動の指針を個別にアドバイスすることもできそうだ。

つまり、成績を単なる点数による結果判定とせずに、多様に分析して、今後の学習や行動につなげるアドバイスを行うべきではないだろうか。点数だけでなく、個別に文章でアドバイスもすべきだと思う。

ネットラーニングのLMS(ラーニング・マネージメント・システム)は、そのような機能も装備していきたい。




「月刊 人材教育」12月号に寄稿

2009-11-19 13:21:11 | eLearning
本日発売の人事・研修担当者向け専門誌、「月刊 人材教育」12月号の「論壇」に寄稿しました。

テーマは、「多様な学習環境を提供するeラーニングが変える個別学習」です。

学習は、もともと個人的な活動であり、そのプロセスはなかなか他の人には見えないものでした。しかし、双方向性と学習履歴をそなえたeラーニングによって、教育研修の指導員や学習仲間とプロセスの共有がはじめてできるようになったのです。

eラーニングは、ラーニング=学習をまったく変えています。

学習プロセスの大きな変化に注目するとともに、それによって、ラーニングや学習効果がどのように変わってきているのかを考察しています。


キンドル端末がとどきました

2009-11-15 19:03:09 | eLearning
アマゾンに注文したキンドル・インターナショナル端末がとどきました。

大きさは、四六版の書籍とほぼ同じです。厚さはかなりうすく、3分の1インチあまり。端末の購入価格は、259ドルです。

Slim: Just over 1/3 of an inch, as thin as most magazines
Lightweight: At 10.2 ounces, lighter than a typical paperback
Books in Under 60 Seconds: Get books delivered wirelessly in less than 60 seconds; no PC required
3G Wireless: 3G wireless lets you download books right from your Kindle; no annual contracts, no monthly fees, and no hunting for Wi-Fi hotspots
Global Coverage: Enjoy 3G wireless coverage at home or abroad in over 100 countries. See details. Check wireless coverage map.

スイッチをいれると自動的にネットにつながります。インターナショナル版なので、100か国以上でつかえるようです。通信料は無料です。

30万冊以上の書籍と、新聞、雑誌が60秒ほどで購入できます。たとえば、きょうのニューヨークタイムズを1.99ドルですぐに読める。

これは、遠くないうちにeラーニング端末に発展するでしょう。


変化の激しさにおいつく

2009-11-12 15:49:47 | eLearning
eラーニングとeラーニング市場のはげしい変化が加速しています。

eラーニングそのものの多様化だけでなく、雪崩をうって新しい企業も参入しています。おくれをとるのをおそれて、あせって参入する状況です。乱戦や多少の混乱もあります。

その背景には、eラーニング市場が、いよいよ飛躍的な成長の時期をむかえているという側面と、きびしい不況の中で、他業種からeラーニング市場の可能性に注目して参入しているという側面の2つがあるようです。

というわけで、わたしもいそがしさにおわれているというブログ更新のおくれの言い訳です。


動画を活用したeラーニング

2009-11-05 12:38:11 | eLearning
以下、ネットラーニングのメールマガジンからの引用です。


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[1] 動画を活用してeラーニングに!
   講義の臨場感をそのまま、メリハリのあるコース学習が可能に
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「集合研修を撮影し、手軽にeラーニング化したい」
「コースに動画を追加してメリハリをつけ、学習効果を高めたい」
「講師のキャラを打ち出したレクチャーコースをつくりたい」
このように、テキストだけではなく、動画を組み合わせたeラーニングに関するご相談が急増しています。

ネットラーニングでは、講義の全内容をそのまま撮影しeラーニング化したコースから、新しく講師をたてた全編レクチャータイプの新規コースまで、様々なニーズに応えたコースを制作いたします。
講師の手配や、講義の撮影、スタジオ手配などもトータルで承っております。
くわしくは、お気軽にお問合せください。


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● 動画を活用したeラーニングの特長 ●
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1)臨場感の醸成
  講師の映像や音声を視聴する事により臨場感がそのまま伝わります。
  声のトーン、言い換え、繰り返し、などで学習者の理解度を高めることもできます。

2)動画ならではの分かりやすさ
  図やテキストだけでは分かりづらい「取扱説明」なども、動画を入れることで
  まるで手に取るように理解できます。

3)短期間・低コスト
  既存の講義資料があれば、短期間かつ安価に制作可能。
  現在集合研修を開催しているのであれば、移動・宿泊費のコスト削減にもなります。


 ★お問合せはこちら >>> nlnews@netlearning.co.jp


マネージメント向けeラーニング

2009-11-02 09:51:19 | eLearning
以下、毎週金曜日に配信されるネットラーニング・メールマガジンの先週号の抜粋です。

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[3] 中堅管理職に必要なスキルを身につける!
   リーダーシップ/コミュニケーション/プレゼン/タイムマネジメント
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開講以来、ご好評いただいている「マネジメントスキルシリーズ」。11月には「目標を達成させるリーダーシップ」コースも開講となり、管理職に求められているスキルをより幅広く身につけられるようになります。

 ▼マネジメントスキル特長・サンプル
 http://www.netlearning.co.jp/kyoyu/management_ho.asp


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◆目標を達成させるリーダーシップ (11月30日開講予定)
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◎コース概要:
 組織や部下の状況によって適合力の高いリーダーシップを身につけることに
 主眼をおき、チーム一人ひとりの能力レベル、モチベーションのレベルなど
 を見極め、組織ビジョン構築・共有、チーム全体の目標達成に向けた行動の
 管理手法について学びます。

◎価格: 14,700円(税込)
◎標準学習時間: 10時間
◎チュータ: なし
◎受講期間: 6ヵ月(+閲覧期間6ヵ月)


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◆チームが活性化するコミュニケーション
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管理職にとってもっとも必要な部下とのコミュニケーション。
よりよいコミュニケーションをとることによって、部下の能力ものばしつつ、チーム全体が活性化することを目指したコースです。

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◆成果を出すタイムマネジメント
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タイムマネジメントの知識を習得し、実際の業務の中で行いながら学習を進めることで、習慣として定着させることができるコースです。
自分だけでなく、部下そして部署全体の時間管理ができるようになります。

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◆説得力のあるプレゼンテーション
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本コースは資料の作成だけでなく、プレゼンテーションに必要な準備や話し方まで、トータルに学ぶことができます。社外や上司を納得させる魅力的なプレゼンテーションを目標にしています。


本シリーズは新任管理者、管理職候補の方に必須のマネジメントスキルをわかりやすく学習できるシリーズとなっています。

 ◎価格: 各14,700円(税込)
 ◎標準学習時間: 各10時間
 ◎受講期間: 6ヵ月(+閲覧期間6ヵ月)

  ※ボリュームディスカウントも承っています。


 ★お問合せはこちら >>> nlnews@netlearning.co.jp


ラーニングとインストラクション

2009-10-14 18:26:06 | eLearning
いうまでもなく、ラーニングとインストラクションはまったくちがう概念です。

教室での教育は、これまで十分な歴史と経験をへて豊富な教育理論が構築され、また時代とともに変遷しています。

一方、自学自習は、これまで十分な学習理論が構築されてきたとはいえないでしょう。自学自習は、書籍や教材、通信教育、ラジオ・テレビなどをつかって孤独に行われてきたものです。ラーニングは本来個別的ですが、これまでの自学自習では、学習プロセスはまったく個人にまかされた世界です。したがって、学習理論の構築がむずかしかったともいえます。

しかし、ラーニングの新しい形であるeラーニングは、これまでのラーニングとかなりちがいます。

学習履歴を活用して、学習プロセスを分析しながら指導員がサポートや指導をおこなうことができます。また、学習者どうしのコミュニケーションや、協同学習もできます。

このまったくあたらしいラーニングであるeラーニングにおいては、学習プロセスのデザインというまったく新しい課題が生まれています。コースウエアのデザインをふくめて、ラーニング・デザインとその理論の確立が課題です。

ラーニングに関する教育理論、ラーニング・デザインの理論を実際に即しながら構築する作業に、われわれも貢献したいと思います。

現状は、「インストラクショナル」・デザインという混乱したものがまかりとおっています。