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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

大成功のeLearning Award 2011 フォーラム

2011-11-25 14:19:08 | eLearning
11月21日、22日にわたって秋葉原で開催されたeLearning Award 2011 フォーラムは、のべ5,000人近くの来場をいただき大成功でした。

1、存続があやぶまれたeラーニング大賞が継続できたこと。昨年の倍以上の応募があり、さらに発展したこと。
2、廃止となったeLearning Worldを発展的にひきつぐことができたこと。セミナー中心のフォーラムとして、新しい形で、つぎの10年にむけてより発展するスタートできたこと。すべてのeラーニング関係者が参加できるeラーニングだけの独立したイベントが継続できたこと。
3、業界の主力企業が結束して、業界がささえるイベントとして成功したこと。
4、のべ5,000名もの参加者があり、年に一度、大勢の関係者が一堂に会することができたこと。

今回は、第一の目的が、eラーニングにかかわるすべての人たちのために、eラーニング大賞を守り、継続し、発展させることでした。つぎの課題は、いっそう発展させることです。

来年度は、アジアから多くの参加者をまねくとともに、内容的にも、規模としても、より大きく発展させたいと思います。


異端宣言

2011-11-23 18:00:47 | eLearning
ネットラーニングは、たえず異端であり、たえず主流でした。

そして、いま、あらためて異端宣言をしています。

eラーニング元年といわれた2000年4月に、わたしたちもサービスを開始しました。

私たちは、ダイアルアップで、1分間数十円の通信費がかかるときに、25時間の学習時間のITコースをつなぎっぱなしで学んでもらうことをもとめたのです。

もちろん、この背景には、eラーニングが学びを根本的にかえるという私たちの考えがありました。個別の学習履歴により、学習がはじめて、見えるようになったのです。それまでのすべての学びは私的なブラックボックスのなかにありました。
見えるようになったから、学びの支援、サポート、指導、共有、進化などが可能になったのです。学びが根本的にかわった。
しかし、すべての他社はそれが理解できなかった。これまでの学習とおなじように、LMSとコースを提供してあとの学習は個人にまかせて放置したのです。そして、その個人任せの学習に提供する教材は、インストラクショナル・デザインの対象でした。教えるという考えです。

私たちは、他社のように、イントラネットのサーバーにコンテンツをのせ、同時に学習できるIDの数で値段を決めるというような提供の仕方、つまり、個別の学習履歴はとれず学習をブラックボックスのままにする提供の仕方、あるいは、コースやLMSを売ってあとは自由につかってくださいというようなやり方をしなかった。

eラーニングと学びを本質でとらえ、つなぎっぱなしの学習のなかで個別の学習状況をしっかり把握し、結果まで責任をもつサービスを提供してきました。

私たちは、ものを売るビジネスをしてこなかった。
私たちは、2000年の時からクラウドでeラーニングコースをサービスとして提供してきた。
私たちは、学びの本質に敵対するインストラクショナル・デザインに反対し、徹底的に学習プロセスを設計し、支援し、指導し、共有するラーニング・デザインの考え方をうちたてました。
わたしたちは、LMSの標準であるSCORMが無意味なものでありなくなってしまうものであることを、最初から指摘し、SCORMを無視してきました.

そのすべてにおいて、私たちは、ほとんど唯一つの企業であり、異端でした。そして、そのすべてにおいて、私たちは、いま主流です。

異端の間は、差別化の心配はない。すべての他社とネットラーニングは、説明するまでもなくまったく違うのですから。

でも、いずれ、われわれが主流になり、だれも流れ込んできます。ネットラーニングさんと同じです・・・・と。ほんとうは同じではなく、部分をマネしているだけなのですが。

昨日の講演で、第二世代eラーニングにおいて、再度今後10年以上にわたる異端宣言をしました。

昨日の講演は、ユーザー企業3,600社、のべ学習者1,150万人、自社制作で提供するコースウエア2,600という日本最大のサービスを提供する立場からではなく、新しい時代に挑戦する異端の立場からの講演でした。

いま再び、ネットラーニングは、すべてのeラーニング会社とちがう異端の道に踏み込んでいます。

異端は、ベンチャーです。異端が時代をきりひらく。








きょう講演します

2011-11-22 07:56:19 | eLearning
本日、12時10分から、eLearning Award 2011 フォーラム で講演をします。

テーマは、『今始まる第二世代eラーニング ~新しいテクノロジーが生み出す教育学習革命~』です。

小さな会場なので満席となっていますが、おいでいただいて聴講していただくことはできると思います。なお、講義の映像は、できるだけはやく公開する予定です。

eラーニングは、2000年の元年から11年がたち、最大の転機にあります。いよいよ、これからネット教育の時代がはじまるのであり、人類史上最大の教育学習革命がはじまるのです。

そして、それは、ビジネスの面でも激烈なビジネスチャンスをうみだします。おそらく、これまでの11年のeラーニングの歴史とはちがう、多数の大型のプレイヤーの参入もひきおこしながら、めざましい急成長サービスもうみだしていくでしょう。

きょうの講演は、これまでわたしがおこなってきた無数の講演のなかで、もっとも重要なものです。


eLearning Award 2011 フォーラム

2011-11-21 13:28:41 | eLearning
eLearning Award 2011 フォーラム の開会式が、本日12時から、文科省、総務省、経産省、厚労省からの来賓も出席いただき、盛大に開催されました。

岡本実行委員長は、10年つづいた ”eLearning World” を正統に継承し、衣替えして、あらたなスタートを切ったと開催の意義をお話しされました。また、各省のあいさつでは、いまの時代にeラーニングがはたす役割が大きいこと、また、この新しく衣替えしたフォーラムが、そのなかでいっそう大きな役割をはたしていくことに期待がのべられました。

会場をうめる盛大な開会式は、新しい10年にむけてのスタートでもあるでしょう。

e-Learning Awards 2011 フォーラム

2011-11-20 19:56:26 | eLearning
あすから開催です。実に多様なセミナー・講演があります。

e-Learning Awards 2011 フォーラム
http://www.elearningawards.jp/


会期
2011年11月21日(月)12:00~18:00
2011年11月22日(火)10:00~18:00

会場
秋葉原UDX Gallery及びGallery Next

主催
e-Learning Awards フォーラム実行委員会 / フジサンケイビジネスアイ

入場料
事前にお申し込みをしていただくことで無料になります。
※ 当日受付は入場料として1000円いただきます。

後援
経済産業省
文部科学省
総務省
厚生労働省
独立行政法人 情報処理推進機構
全国都道府県教育委員会連合会
日本商工会議所
社団法人 日本経済団体連合会
公益社団法人 経済同友会
産経新聞社

協賛
ASTD International Japan
公益財団法人 学習ソフトウェア情報研究センター
教育システム情報学会(JSiSE)
財団法人コンピュータ教育開発センター
公益社団法人 私立大学情報教育協会(JUCE)
全国教育研究所連盟
大学ICT推進協議会
大学eラーニング協議会
特定非営利活動法人 日本e-Learning学会(JeLA)
特定非営利活動法人 日本イーラーニングコンソシアム
日本オープンコースウェア・コンソーシアム(JOCW)
日本教育工学会
日本教育工学協会(JAET)
社団法人 日本教育工学振興会(JAPET)
社団法人 日本コンピュータシステム販売店協会
財団法人 日本視聴覚教育協会
日本情報科教育学会
日本電子出版協会(JEPA)
特定非営利活動法人 u-School推進コンソーシアム(USEC)
台湾eラーニング及びデジタルアーカイブ産業推進計画


eラーニング史上最大の転機

2011-11-19 22:17:20 | eLearning
日本では、2000年がeラーニング元年です。その年の4月にネットラーニングは、サービスを開始しました。

いま、eラーニングは、歴史的な転機にたっています。根本的にかわる。次世代は、まったくかわる。

11月22日に、eLearning Award 2011 で講演をします。この大きな転換について話します。その転機にふさわしいプレゼンテーションをできるように、その構成を考え続けています。

いくつか、デモもする予定です。

教育と技術

2011-11-14 08:43:03 | eLearning
技術に強い教育会社は、世界中をみわたしてもみあたりません。もちろん、教育に強い技術会社があるわけもありません。

ところで、ジョブスは、こんなことを言っています。

「根本的な問題は、技術を愛する人々と芸術を愛する人々とのあいだに深い溝があること。」
ジョブスは両方が大好きであり、両者の橋渡しができると考えていた。

さらにジョブスは言う。
「テクノロジーの会社は、創造性を理解できない。・・・逆に、音楽会社は音楽会社で技術がまったくわかっていない。・・・技術を生み出すには直感と創造性が必要であることも理解していて、なおかつ、芸術的なものを生み出すには修練と規律が必要であることをわかっている人は、そう何人もいない。」

ジョブスは、デザイン(芸術)と技術のことを言っていますが、教育と技術についてもおなじことが言えます。

世界第一級の技術力をもった、世界第一級の教育会社が必要なのです。

ネットラーニングは、教育と技術が統合された世界第一級の会社となることをめざしています。教育の専門家が技術をよく知り、技術の専門家も教育をよく知っている会社として、学生や受講生、教師などとよく協議しながらIT基盤を強化していきます。また、社内では、教育部門と技術部門で社員の異動や交流を積極的に実施していきます。実際に、学習をサポートするラーニングセンターの部員が技術部に異動し、まったくゼロから技術をみにつけて、課長に昇格し難関のPMP資格も取得して、中心メンバーのひとりとなっています。




危機対策としてのネット教育

2011-11-11 08:54:54 | eLearning
政府は、新型インフルエンザの拡大のおそれがあるときには、集会や登校などを法律で制限する方針をかためました。きょうの新聞が報道しています。

法律で制限するのははじめてです。

ところで、ネットでライブ配信される授業やセミナー、ネット会議などが急速に拡大しています。

新型インフルエンザの影響による集合研修の自粛の影響は、小規模ながら前回経験しました。もし、本格的な流行があり、かつ、自粛でなく法律で制限される場合の影響はかなり大きいとみられます。企業社内研修も、大きな影響をうけるのをさけられません。

しかも、流行の期間も、それほど短期ではないでしょう。

3.11の教訓は、危機にいかに十分な備えをしておくかということでした。

鳥インフルエンザをはじめとして、新型インフルエンザが猛威をふるう可能性は、地震などとくらべてはるかに可能性がたかい。

ネット教育は、半年から1年以上にわたるかもしれない集会や登校の制限にたいする備えとしてもきわめて大きな力を発揮します。

集合研修を提供する会社は、そなえがなければ、制限に直面したときに、経営にも重大な影響がでるかもしれません。

録画復習

2011-11-10 08:42:02 | eLearning
わたしも、ネットで外国語の学習をしています。

ネットラーニンググループが提供するライブレッスンを受講している。先生が目の前のスクリーンにまるでそこにいるように向かい合って、1対1で教えてくれます。SFの世界でえがかれていた未来社会のようです。

そこで驚いているのは、学習のスピードです。1回50分でまなぶ内容がおどろくほど多い。たぶん、教室の3倍以上でしょう。1対1だから、授業やコミュニケーションの密度が高いということもありますが、それだけではない。

こんなハイテンポな学習が可能な秘密の一つは、録画復習でしょう。それと、並行して学習する教材型のeラーニング。

録画復習の威力を、はじめて実感しています。これはすごい。教材と先生が画面にあらわれて教えてもらう学習のすべてがいつでも再現できる。繰り返し、復習するなら、みるみる身についていきます。

これなら、短期間であたらしい言語をつぎつぎに習得できそうです。


授業を持ち歩く!

2011-11-08 09:39:40 | eLearning
iPadやタブレット型PC、スマートフォンなどで、かわることのひとつに、ライブレッスンを持ち歩くことができることがあります。

iPadやタブレット型PCの特徴のひとつは、持ち歩きに便利であることと音声や画像のコミュニケーションにすぐれていることです。

ライブレッスンは、急速に高度化しています。個人レッスンや、ゼミナール、セミナーにいたるまで、ざまざまなeラーニング教材、SNSや個人学習記録を駆使し、教育と学習を統合したあたらしい教育システムとして今後の急成長が予想されます。

iPadやタブレット型PCは、それを持ち歩くことができるのです。利用シーンがいっきに拡大する。


*「ライブレッスン」は、ネットラーニングの登録商標です。