いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

0才からのキングスイマー。 king swimmer from zero old years

2016-08-08 19:58:44 | 日記
 (1)リオ五輪が開幕して水泳競技(競泳)で萩野公介さんが金メダルを獲得した。今回リオ五輪の日本チームで幸先のいい開始早々の金メダルだ。
 報道によると荻野公介さんは「0才」から水泳を始めた(king swimmer from zero old years)とあるから、幼児からの組織的な育成トレーニング方式が実を結んだということの実証となった。

 萩野選手が金メダルを獲得したのは、体力、技術、持続力などなど身体能力の高さが一番求められる400メートル個人メドレーで「キングスイマー」(報道)と称される種目で、萩野選手は文字どおり金メダルキングに登りつめた。
 同年令の瀬戸大也さんも同種目で銅メダルを獲得して、日本水泳競技の能力の高さも実証してみせた。

 (2)始まったばかりだが、日本チームは金1個を含めて柔道、ウエイトリフティングの銅メダル4個(6/7現在)と米国、中国と肩を並べる日本のスポーツ力だ。
 逆に日本を出発する前に内村航平さんが念願の体操団体金メダルを狙えるメンバーが揃った自信を見せた同種目予選は、あん馬で尻持ちをつくやら内村選手が絶対自信を見せる鉄棒での鉄棒からの離れ技で鉄棒をつかめずに落下するなど他にもミスが
相次いで、予選4位で決勝進出を決めた。

 (3)4人の演技者のうち上位3人の得点で競う予選ということもあり、日本チームの不本意なミス連続の演技でも4位で決勝進出を決めた。決勝では各競技4人全員の得点加算ということになるので、よほど立て直しをしなければメダル獲得もむずかしい予選4位の演技内容であった。

 ある意味尻持ち、落下の大きなミスほかミス連続の中でも予選4位で通過したのは、パラドックス(paradoxs)として本来の実力、能力の高さを示すものとも言えるかもしれない。
 予選の結果がこれからの決勝で重圧となるのか、開き直って実力どおりの演技を示してくれるのか、内村航平さんの約束の言葉の価値が問われる(というのは大げさか)。

 (4)しかしリオ五輪開幕からの日本人選手のこの活躍は目覚ましいものがあるのは、どこからくるものなのか。
 欧米選手に比較して身体的、筋力的能力に不足力のある中で、やはり欧米並みに幼児教育からのスポーツ育成トレーニング環境が整備されてきたことがまずは大きい。

 萩野選手の「0才」から水泳を始めたとの報道が象徴的だ。(赤ちゃんのプールでの運動教育は今では盛んだ。)

 (5)スポーツ大国はすべてがといっていいくらい国民人口が数億人、数十億人の国であることを見ると、日本も1億3千万人でその中から幼児から厳選されて育成トレーニングを持続することによって、世界と闘える人材の確保の比較確率の高さがある。

 国民人口数億人、数十億人の中からの人材確保の確率性に比較して1億3千万人の中からの人材確率性は確率論(theory of probability)からも低いのは当然だが、日本には国民性、文化性の特性があることも見逃せない。

 (6)勤勉性は広く知られて経済活動力に発揮されて、ノーベル賞授賞者もここ10年間では米国に次いで高く、文化性の高い国民性といえる。
 それが結実してのリオ五輪での開幕早々の日本人選手の活躍だ。

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