(1)リオ五輪も開幕前の騒ぎをよそに表向きは何事もなかったかのようにとりあえずは無事終了した。それでも大会はチケット販売が低調といわれてすべてを民間資金で賄う予定だった五輪運営費は当然のように予算超過(報道)となって、9月に開幕するパラリンピック大会にしわ寄せがいって参加国地域の渡航費の支払いが大幅に遅れて(同)問題化している。
なんだかんだ言っても五輪大会と同じように帳尻は合わせることになるのだろうが、大会後では大会前も大会中も国の予算の使い道に反対して五輪開催に反対してきたブラジル国民から政府は厳しい追及を受けることになりそうだ。
(2)ブラジルも一時は新興国として経済成長著しい発展国となったが中国の経済減速と歩調を合わせるように経済が低迷して、さらに大統領の利権誘導の利益独占が問題となって弾劾裁判にかけられて国内政治は混迷して、これに予算超過のリオ五輪は国家力というよりは世界のスポーツの祭典をとにかくもやりとげた責任力を内外に示すだけのものとなった。
大会後の国内政治、財政、経済情勢は混とんの混迷スタートとなる。チケット販売の低調、低迷には国内の治安悪化にジカ熱騒動の社会衛生悪化の社会環境問題に、情報化時代を反映したインターネット配信の五輪生中継映像へのアクセスが前回大会から大幅に伸びて(報道)、時差のある五輪開催は若者中心にスマートフォン映像での観戦が主流となったこともあげられている。
(3)これからの五輪観戦の主流がインターネット、スマートフォン中心に移行することは十分考えられて、五輪大会運営都市としては海外からの五輪観戦者、チケット販売に頼るだけの五輪運営費の見直し、検討、対策が必要になってくるだろう。
そこで4年後は東京五輪が待ち受ける。メイン会場の建設で当初計画の水増し予算の見直し、縮小をはかったが施設運営費ではメインテナンスなど増大する懸念もあり、情報化時代のあたらしい概念、理念、方向性の五輪開催に対応する取り組みが求められる。
初めのコンパクトな2020年東京五輪開催のコンセプトに立ち戻っての予算化、構築が必要だ。
(4)リオ五輪の日本代表選手の活躍、健闘は見事だった。国立スポーツ科学センター、ナショナルトレーニングセンターの選手強化トレーニング施設の成果が出たものとみられているが、600億円以上(報道)の投資であり、ほかに16年度スポーツ関連予算は324億円(同)と過去最高の強化費となった。
継続性(continuative)のある強化投資なので費用対効果、利用価値は大きく、今回リオ五輪の日本代表選手の活躍につながったことは考えられる。
(5)しかし、記録面では五輪全体を通して低調で他の大会に比べて世界記録、五輪記録はあまり聞かれなかった。そういう意味では世界スポーツ全体が世代交代の時期にあって、今回の五輪は日本にとっても有利に働いたともいえる。
圧倒的な実力、能力を今も示すボルト選手も30才を迎えて五輪は今回が最後といわれるし、米国ガトリン選手も30才をすでに超えて衰えがみられてスーパースター不在のスポーツ界へと向かう。
(6)4年後の2020年東京五輪ではスポーツ大国中心にあたらしい選手強化の波も押し寄せてくれば、日本もこのままでは安泰ということにはならないだろう。
なんだかんだ言っても五輪大会と同じように帳尻は合わせることになるのだろうが、大会後では大会前も大会中も国の予算の使い道に反対して五輪開催に反対してきたブラジル国民から政府は厳しい追及を受けることになりそうだ。
(2)ブラジルも一時は新興国として経済成長著しい発展国となったが中国の経済減速と歩調を合わせるように経済が低迷して、さらに大統領の利権誘導の利益独占が問題となって弾劾裁判にかけられて国内政治は混迷して、これに予算超過のリオ五輪は国家力というよりは世界のスポーツの祭典をとにかくもやりとげた責任力を内外に示すだけのものとなった。
大会後の国内政治、財政、経済情勢は混とんの混迷スタートとなる。チケット販売の低調、低迷には国内の治安悪化にジカ熱騒動の社会衛生悪化の社会環境問題に、情報化時代を反映したインターネット配信の五輪生中継映像へのアクセスが前回大会から大幅に伸びて(報道)、時差のある五輪開催は若者中心にスマートフォン映像での観戦が主流となったこともあげられている。
(3)これからの五輪観戦の主流がインターネット、スマートフォン中心に移行することは十分考えられて、五輪大会運営都市としては海外からの五輪観戦者、チケット販売に頼るだけの五輪運営費の見直し、検討、対策が必要になってくるだろう。
そこで4年後は東京五輪が待ち受ける。メイン会場の建設で当初計画の水増し予算の見直し、縮小をはかったが施設運営費ではメインテナンスなど増大する懸念もあり、情報化時代のあたらしい概念、理念、方向性の五輪開催に対応する取り組みが求められる。
初めのコンパクトな2020年東京五輪開催のコンセプトに立ち戻っての予算化、構築が必要だ。
(4)リオ五輪の日本代表選手の活躍、健闘は見事だった。国立スポーツ科学センター、ナショナルトレーニングセンターの選手強化トレーニング施設の成果が出たものとみられているが、600億円以上(報道)の投資であり、ほかに16年度スポーツ関連予算は324億円(同)と過去最高の強化費となった。
継続性(continuative)のある強化投資なので費用対効果、利用価値は大きく、今回リオ五輪の日本代表選手の活躍につながったことは考えられる。
(5)しかし、記録面では五輪全体を通して低調で他の大会に比べて世界記録、五輪記録はあまり聞かれなかった。そういう意味では世界スポーツ全体が世代交代の時期にあって、今回の五輪は日本にとっても有利に働いたともいえる。
圧倒的な実力、能力を今も示すボルト選手も30才を迎えて五輪は今回が最後といわれるし、米国ガトリン選手も30才をすでに超えて衰えがみられてスーパースター不在のスポーツ界へと向かう。
(6)4年後の2020年東京五輪ではスポーツ大国中心にあたらしい選手強化の波も押し寄せてくれば、日本もこのままでは安泰ということにはならないだろう。