(1)近年は五輪が日本の夏に開催されるために、五輪開催年は日本の夏は甲子園高校野球にプロ野球、サッカーとスポーツ一色でついでにリオ五輪の日本選手の連日の活躍、健闘を見せられて、日ごろの重たい気分も晴れるようだ。昨日は7色の縦長アーチ型のめずらしい虹も見えた。
欧州中心に凶悪テロ事件が続き、中東シリア、イラクではISがらみの戦闘、空爆が続いているが、五輪でのルールに厳格なレース、ゲームで必死で真剣な眼差しで勝利に挑むアスリートの姿を見せられるとまさしく平和を実感できて、レース、ゲームを終えると勝者、敗者がともに讃え合い、賛辞を惜しまない。
(2)クリーン(cleanness)な人間性は競い合うことの本当の姿を映し出して、人類、世界の成長と発展性をあらわして、現実に起きている悲惨な戦争、テロ、貧困などと比較して別世界のように見えるのは残念なことだが、こちらもまた現実に起きていることだ。
リオ五輪は国家的なドーピング不正に対する制裁で正義観念を示したが、難民チームも編成して五輪参加を認めて世界的な平和のスポーツの祭典として役割、理念も果たした。
(3)もちろん五輪会場を一歩出れば開催国ブラジル社会は大統領が弾劾裁判にかけられて国民からは政府の予算の使い方に不満が噴出して五輪開催に反対する運動もあり、もうひとつの現実の顔を見せている。
(4)男子50キロ競歩では3位争いを演じて並走した日本選手とカナダ選手のひじが当たりカナダの選手がバランスを崩して、一旦はそのまま3位ゴールの日本選手が妨害失格と認定されたが裁定の結果偶発的な接触として日本選手の3位が認められて、カナダ選手もこれに上訴せずに順位が確定した。
スポーツのルールにもとづく公平で公正な精神性が発揮されたものだった。昨日の男子400メートルリレー決勝では、日本チームがボルト選手のジャマイカに次いで2位に入り、今回トラック種目で初めての銀メダルを獲得した。
(5)本日紙面を飾った最終走者ボルト選手のその圧倒的な実力にして必死でひたむきなゴールを目指す眼差しと、これを追うケンブリッジ飛鳥選手のこれまたゴールを目指して凝視する眼光のするどさも全力で勝負するスポーツのダイナミズム(dynamism)を圧倒的な迫力で伝えるもので、スポーツの純粋性、平和力の高さをよく示すものだった。
こちらもケンブリッジ選手のバトンが前を行くボルト選手のバトンに当たるというハプニングもあったようだが、なにしろ相手がボルト選手とあってはレース展開に問題はなく逆にボルト選手の方からレース後に日本チームの健闘を讃える握手(映像)を求められるという平和力を表現、実証してみせた。
(6)政治の世界では、オバマ大統領の核兵器先制不使用政策に安倍首相が反対の意向を示した(安倍首相はこの報道を否定)といわれて、岸田外相は非核兵器国が主導する国連作業部会の核兵器禁止条約に関する報告書採択には「核軍縮は核兵器国と非核兵器国の協力がなければ結果が出ない」と慎重な姿勢を示して、唯一の戦争被爆国日本としての大義(great moral)、役割、使命からはほど遠い非クリーン(anti-cleanness)な姿勢が目立ち、重たい気文の現実に引き戻される。
欧州中心に凶悪テロ事件が続き、中東シリア、イラクではISがらみの戦闘、空爆が続いているが、五輪でのルールに厳格なレース、ゲームで必死で真剣な眼差しで勝利に挑むアスリートの姿を見せられるとまさしく平和を実感できて、レース、ゲームを終えると勝者、敗者がともに讃え合い、賛辞を惜しまない。
(2)クリーン(cleanness)な人間性は競い合うことの本当の姿を映し出して、人類、世界の成長と発展性をあらわして、現実に起きている悲惨な戦争、テロ、貧困などと比較して別世界のように見えるのは残念なことだが、こちらもまた現実に起きていることだ。
リオ五輪は国家的なドーピング不正に対する制裁で正義観念を示したが、難民チームも編成して五輪参加を認めて世界的な平和のスポーツの祭典として役割、理念も果たした。
(3)もちろん五輪会場を一歩出れば開催国ブラジル社会は大統領が弾劾裁判にかけられて国民からは政府の予算の使い方に不満が噴出して五輪開催に反対する運動もあり、もうひとつの現実の顔を見せている。
(4)男子50キロ競歩では3位争いを演じて並走した日本選手とカナダ選手のひじが当たりカナダの選手がバランスを崩して、一旦はそのまま3位ゴールの日本選手が妨害失格と認定されたが裁定の結果偶発的な接触として日本選手の3位が認められて、カナダ選手もこれに上訴せずに順位が確定した。
スポーツのルールにもとづく公平で公正な精神性が発揮されたものだった。昨日の男子400メートルリレー決勝では、日本チームがボルト選手のジャマイカに次いで2位に入り、今回トラック種目で初めての銀メダルを獲得した。
(5)本日紙面を飾った最終走者ボルト選手のその圧倒的な実力にして必死でひたむきなゴールを目指す眼差しと、これを追うケンブリッジ飛鳥選手のこれまたゴールを目指して凝視する眼光のするどさも全力で勝負するスポーツのダイナミズム(dynamism)を圧倒的な迫力で伝えるもので、スポーツの純粋性、平和力の高さをよく示すものだった。
こちらもケンブリッジ選手のバトンが前を行くボルト選手のバトンに当たるというハプニングもあったようだが、なにしろ相手がボルト選手とあってはレース展開に問題はなく逆にボルト選手の方からレース後に日本チームの健闘を讃える握手(映像)を求められるという平和力を表現、実証してみせた。
(6)政治の世界では、オバマ大統領の核兵器先制不使用政策に安倍首相が反対の意向を示した(安倍首相はこの報道を否定)といわれて、岸田外相は非核兵器国が主導する国連作業部会の核兵器禁止条約に関する報告書採択には「核軍縮は核兵器国と非核兵器国の協力がなければ結果が出ない」と慎重な姿勢を示して、唯一の戦争被爆国日本としての大義(great moral)、役割、使命からはほど遠い非クリーン(anti-cleanness)な姿勢が目立ち、重たい気文の現実に引き戻される。