巻第六「冬歌」のトップ
314 竜田川錦おりかく 神な月しぐれの雨をたてぬきにして
題しらず
読人しらず
旧暦十月の小雨降る竜田川沿いに立つと、川面一面に落ち葉が広がって流れている状景を見ることができる。それはまるで雨足を糸にみたてた機織りのようだ。
きれいな状景を見事に表現した歌だと思う。「冬歌」のトップにふさわしい。
竜田川は、奈良に近い生駒山系から流出する川である。
この歌は平安遷都(794年)前に、平城京に住んでいた人が詠んだのだろうか、それとも、平安京から、紅葉狩りに出かけて詠んだのだろうか?
なんて想像をかきたてさせてくれる。
ひとつ難点を言えば、「しぐれの雨を」の部分。重複していまいか?ここを「しぐれを機(ハタ)の」にするとどうか?
314 竜田川錦おりかく 神な月しぐれの雨をたてぬきにして
題しらず
読人しらず
旧暦十月の小雨降る竜田川沿いに立つと、川面一面に落ち葉が広がって流れている状景を見ることができる。それはまるで雨足を糸にみたてた機織りのようだ。
きれいな状景を見事に表現した歌だと思う。「冬歌」のトップにふさわしい。
竜田川は、奈良に近い生駒山系から流出する川である。
この歌は平安遷都(794年)前に、平城京に住んでいた人が詠んだのだろうか、それとも、平安京から、紅葉狩りに出かけて詠んだのだろうか?
なんて想像をかきたてさせてくれる。
ひとつ難点を言えば、「しぐれの雨を」の部分。重複していまいか?ここを「しぐれを機(ハタ)の」にするとどうか?