備えよ常に! 備えあれば憂いなし
韓国政府は、2006年から22年までに総額
約37兆円もの資金を少子化対策のために
注ぎ込んできたが、目立った成果は挙げられず、
23年の合計特殊出生率は8年連続で下落を
続けて、0・72にまで落ち込んだ。
このため韓国では、超少子化を[国家非常事態]と
捉えて、この問題に特化した官庁の創設を決定。
新設される官庁は[人口戦略企画部]。
新しい部は、副首相級の組織で、少子化に
加えて高齢化社会や人材、移民など人口政策
全般を統括するで、[戦略、企画、予算調整を
つかさどる強力な司令塔]になる。
急激に少子化が取り上げられる度に指摘されて
きた背景は、生活費と住居費の高騰や社会規範の
変化、平均世帯年収の15倍以上にもなる
ソウルの住宅など住宅価格の高さ。
今では、扶養家族手当を支給されている
社員との不平等を是正するために、[結婚
しません宣言]をして認められれば、扶養家族
手当と同等の手当てを支給する企業が増加。
7割もの女性が、結婚する意思がないとする
社会では、理に適った制度だと納得。
こうなれば、当然生まれてくる赤ちゃんは
特別な、希少な存在として扱われることに
なるが、赤ちゃんに欠かせないベビーカーを
扱う業者にとっては商売が細るばかり。
だが、最近韓国内で売れ行きが好調なのが
日本国内でも良く見られる、ペット用のカート。
23年には、犬用カートの販売台数が、ベビー
カーの販売台数を初めて上回ったという。
犬用カートの販売台数が、2019年以降に4倍に。
[エアバギー]は犬用カートの[メルセデス・
ベンツ]と言われ、価格は約15万7000円。
[高級車]には、スコットランド製の生地が
使われ、オフロードタイヤが採用されている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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