日々、思うことをサラサラと。

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藤原達也の目・・・デス・ノート

2010年01月09日 | 映画
「DEATH NOTE」2006/藤原達也 松山ケンイチ 


藤原達也の常に潤っているような目が気になっていた。
気になるわりには作品をあまり見ていない
が、蜷川幸雄さんの秘蔵っ子ということで力量は伺えた。
そこでデスノート前編をレンタルしてみた。(松山ケンイチもかなりコアなファンが多いし)


この辺りの作品には疎い。かなりの話題作ではあっても食指が動かなかった。
が、レンタルした他作品の予告偏でこの藤原達也の目を追っているうちに
”見たい”と思ったのである。
コミックから飛び出し、アっという間に話題をさらった作品だけあって
各場面のインパクトが強烈だ。平凡な日常の中の異常の怖さだ。
夜神月(やがみらいと)だと?月=ライトの命名、まずのっけからここで
期待値が上がる。
死神=リュークのいきなりのさり気ない登場も好感度UP。

胸骨まで筋肉隆々で、ウェストは小枝ほどの細さだ。そこへ腿が太ければ
ボディビルダー体型だが、腿から足全般に細い。殊に首筋から鎖骨にかけての
太さとカーブがただ事ではない。この強いみたいな壊れてるみたいな
アンバランスな体型はおぞまし効果抜群。

L=竜崎(松山ケンイチ)はなんという嵌り役だろう。
リュークに通じるような怖さがある。この壊れたような怖さのキャラで
捜査陣の一員という設定がいい。いつもいつも体育座りのような格好で
甘いものを食べている。
このキャラ+甘い菓子=薄気味悪さ増長である。
大人が棒付きのキャンディーを頬張っているとどうしてこんなに違和感が
あるのだろう?
串に菓子を刺して”おでん風”に仕上げたものを「どうぞ・・」とススめる
場面は受けた

キラ(ライト)とLの頭脳戦は後編へと続く・・・・。



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今年は夢二から~

2010年01月09日 | 美術展・本
「竹久夢二と大正ロマンの世界展」竹久夢二美術館(文京区)
    ~3/28まで。
    
昨年あたりまで竹久夢二には、さほど関心が向かなかった。
幸薄いような、男にメロメロになりそうな女の気配にNOを突き出していた。

年を経て、こちらが少し柔らかくなったのか?夢二が描く儚げな女の
様子に違うものが見えてきた。
儚げな細い肢体の中にしたたかな意思がある。
夢二の女性遍歴を略歴で眺めてみると、女性の方もかなり肝を据えて強固だ。
そう思って「この夜ごろ」を見てみると・・

うわっ・・なんという艶かしさ。
心震わせて戸惑いながら・・・なんていう初々しさではなく
しかと「惑わせて見せますワ」という線の太さが垣間見えてくる。
(現在展示中)綺麗で見惚れてしまいました

デザイン画ではかなり魅せられる。
淡い色彩の中に、ことりと何気ない素振りを装い落とした効かせ色に
参ってしまう。
、この淋しげに降る雨と
落ち葉の紅葉の色の対比にゾクときます(こちらは画集より掲載)




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