goo blog サービス終了のお知らせ 

日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

凄いけど・・・。

2019年12月09日 | フィギュアスケート
2019・フィギュスケートグランプリシリーズ終了。
女子ロシアシニアデビュー10代トリオ1位から3位までを席巻する
大方の予想どおりの試合結果となる。
女子のロシア15才~16才トリオは素晴らしい。4回転ルッツ2回跳んじゃってる子がいるよ
これで女子SPに4回転を解禁したら男子トップクラスの採点に肉薄する。


けれど・・・やはりそれでは競技そのもがつまらなくなる。
これだけの偉業を見せられて「凄い!」と目は瞠るけれど、さほどの高揚感がない。
(表彰台に日本女子がいないからという訳ではない
いきなりの女子4回転多発の現状に気持ちが付いていけてないのか。
長年、女子4回転の実現に”夢”への挑戦、のような女子フィギュア選手の挑むことへのキラキラした高揚を感じられた。
それがバーンと一気に扉を開け放し、これでもかという位の頻度で軽く跳び回る子たちの様は宇宙人のよう。
観る者のワクワクの過程をスルーされた感じがある。
毎年、ライブでの放映日をチェックし、地域によっては深夜だったり未明だったりしても目覚まし時計をセットし、
夢中で追っていたあの高揚感が無くなってしまった。

フリーで4回・5回も投入されたら女子はジャンプだけで上位入賞の競技となる。
今季は瞠目するが、来季以降はファン離れが起きそうな気がする。
(しかし、ロシア勢15才女子は1年で体型が激変してくるのでジャンプが維持できるかは不明)
選手の体への負担の危惧を含め、4回転の回数制限は必須だと思う・・とまたまた言う。



付記:
優勝のコストルナヤ選手を見ていると、遂に舞い降りたフィギュアスケートの女王感がある
全てが揃っている。プロポーション・容貌の美しさ、歯切れの良いジャンプ、
そしてこの年齢(16才)でスケーティングが美しく演技(ダンス)がこなれている。
シニアデビューの年からこの上手さが加わっている選手は男女含めて初です(私基準です
4回転なしでこの成績は、いかにスケーティングが優れていたかが分かる。


コメント

圧巻とはこういうこと。

2019年12月08日 | フィギュアスケート
ネイサン・チェンのフリー演技です(総合点335.30)もちろん世界最高得点更新!
「グランプリシリーズ・ファイナル2019」-トリノー

もう、全てがパーフェクト(ほぼ)の演技だった。
高い高いスッ跳ぶようなジャンプからの真っ直ぐな高速の4回転、からのストンと小気味良い着地。
この流れが次々と決まる。もう、途中から「この人に失敗はない」と確信する。
元々ダンスセンスが良い人なので、そこに技術がしっかり備えられ隙がない。
滑っていることが愉しそうにさえ感じられる。
20才の煌めく躍動感がそこにあった(プログラムがネイサンにぴったり)
このフリーの時間はネイサン・チェンの競技人生において最高の瞬間となるのではないか。
ここまで、完璧な演技はネイサンにとっても他選手にしても暫く更新できないと思う。

多くの人が予測した結果だったとしても、ここまでSP・FS揃えてくるとは・・恐れ入りました。



強いんです・・・19才、20才の筋肉。
どれだけ鍛えても、この「若い」筋肉に宿る”しなやかな力”は維持できないのではないかと思っている。
羽生くんも凄く頑張った。だが、4回転連発後の演技に疲労を感じてしまった。


ネイサンチェン、次のオリンピックでは23才。微妙な年齢。。。。
コメント

今季の宮原さん

2019年11月11日 | フィギュアスケート
フィギュアスケートグランプリシリーズ中国杯女子
宮原智子さん2位。
2位(211.18)だが宮原さんはよく健闘していた。
SPの躍動的な振付をよくこなし、黒っぽい”パンツ”スタルの衣装が手足の長い宮原さんのプロポーションの良さを活かしていた。
フリーは淡いグレイ一色のシンプルな衣装(羽を想起させるような軽やかな印象のグレイ)
のびやかで優雅な演技で、昨季を上回って表現が上手くなっていると感じる。
SP・フリーとも目立ったミスはないのだが、回転不足の判定がいくつか付いてしまった

しかし、
たとえ全てを成功させても優勝のアンナ・シェルバコワの点数には敵わないだろう。
(演技では勝っていても)
この中国杯でもやはりロシアの新星はゴツ強かった(226.04)
フリーで4回転2本成功か・・・軽々と跳んでいた。

こうなってくるとグランプリシリーズ女子6人の進出はロシア勢が4人~5人入ってくるのか?
表彰台にロシアの少女たちが居並ぶ像はほぼ確実となるのか・・・4回転の勝利である。
という想像はまるで”ジャンプ競技”のようでフィギュスケートファンとしてはやはり競技がつまらなくなる。
フリーでの4回転ジャンプの回数制限を望む。選手の怪我回避の為にも・・・。


コメント

私にはこれが一番・・・羽生くん

2019年10月29日 | フィギュアスケート
フィギュアスケート カナダ大会エキシビション(2019/10/27)

始めに、私は男子スケーターの中ではジェイソン・ブラウン、宇野昌磨、ネイサン・チェンの演技が好みだ(みんなダンスが上手い)
だが・・・・
カナダ大会エキシビションの羽生くんを見て、彼のこれまでの演技の中で一番のお気に入りの映像となる
羽生くんのエキシビションは「パリの散歩道」。(あのソチ五輪SPの曲目)

正直に告白すると、私の中では羽生くんの演技はそれほどお気に入りの範疇に入ってはいなかった。
技術・メンタル等”凄い!”選手であることはこれまでの戦績を辿れば明白だ。誰もが唸る。
なれど・・いまいちダンス要素の部分が私には少々不満だった。

それがそれが、
ソチから5年後の羽生くんの「パリの散歩道」は大人な風情で本当にカッコ良くて驚いた
程よくこなれて洒落た大人を醸し出している。柔らかさとキレが上手く混在している。
ジャンプが真っ直ぐ超超高速で高くてシュパっと跳んでいる感じで、
ため息が出そうな位のかっこ良さであった。
コメント

美しい滑り・・・紀平梨花

2019年10月28日 | フィギュアスケート
グランプリシリーズ カナダ大会(10/25~26)

フリーの紀平梨花の滑りに惚れぼれ魅入る。
とても素敵な振付で彼女の特性が活かされていると感じる。
もぉーー、本当にこの人の演技には脱帽する。
スケーティングに品がある(何度も言っているが
この”品”を感じられる滑りができる人はあまり居ない。
”綺麗な滑り”の人は時々観るけど・・。

常に姿勢が美しい。首がスっと伸びて肩が怒(い)からない。
腕の上げ下ろし、脚・足先の捌き方、凛と柔のバランスの良い上半身の使い方、
どれをとっても私の目の中で鮮やかに動く
やはり、仕上げてきました紀平さん
SP81.35,F148.98 総合(230.33)
しかーし、この高得点で2位ですよ

優勝のトルソワ選手は桁外れでした 241.02の世界最高得点です。
昨季までの女子で4回転できるか?なんて域を軽々こえて、フリーに4回入れてくるプログラムなんて・・・・・
あまりに凄すぎて想像を超えていて言葉を失う(加えてニコニコあどけなく可愛いじゃん
世界の女子スケート界はモチベーションをどうやって保っていけばいいのか。。。。。
コメント