1からのつづき・・
山頂で一休みしたら、県境尾根を生土(いきど)方面へ下ります。
この日はとても寒くて、霜柱をザクザクと踏みながら歩きました。
みんな幼少の頃、霜柱で遊んだことを思い出していました。^^
これまた急坂を1時間ほど下るとすぐに林道に出ます。
生土方面の道をとったのには理由がありました。
(私の中では、ひそかにこの山行のメインイベントにしていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
)
神縄断層の露頭が見られるのです。
縦に150cmほどの地質の境い目が観察できます。
「神縄断層(伊豆半島衝突の現場)
今から1500万年前、伊豆半島は今の小笠原諸島あたりにあった島でした。それから少しずつ北上して、約100万~50万年前に本州と衝突しました。その後も北上し続け丹沢山地を隆起させているということです。
垂直に走る1本の断層線をはさんで、向かって左が本州側で、向かって右が伊豆半島側です。本州側は丹沢山地を作る凝灰岩で、伊豆半島側はれき層です。このれき層は約10万年前丹沢山地から流れ出し駿河湾に注いでいた河川(古酒匂・黄瀬川)がつくったものです。 小山町教育委員会」
という説明がありました。
写真の左が北米プレート、右がフィリピン海プレート、だそうです。
右のほうに礫岩がはっきり見えるのでわかりやすいです。
自然の力ってほんとに不思議ですネ。
巡検気分を取り入れた山歩きもたまにはいいなぁと思った一日でした。
不老長寿のオーラももらえたかな??^^