……関西大学では今春、大阪府吹田市の千里山キャンパスの正門が24時間開放されていることを利用し、工学部4年の男子学生が夜間に構内の中庭にある芝生広場で大麻を密売していたことが明らかになっている。……
■大麻商売で濡れ手に粟の大儲けをする経験をした学生が摘発された場合、決定的に不利な一般企業への就職活動を諦めて「昔とった杵柄」を本業にしてしまう危険は無いのでしょうか?だからと言って、厳しい不況に突入する企業が福利厚生どころか「更正」のために元売人の学生を率先して採用してくれるほど「寛容」ではないでしょうなあ。
■巨大化した大学に集まる学生たちも、就職戦線では互いにライバルとなりますから、大麻問題を起こした「大学」の学生と一括りにされたら迷惑でしょう。学部が違う!付属高出身ではない!などの自己アッピールが大切になるのかも知れませんなあ。同学同窓文化は破壊されますが……。
大麻の種の「輸入」や「所持」が日本では合法……。だが、無許可で種を発芽させて育てる「栽培」は大麻取締法違反に該当し、「7年以下の懲役」となる。営利目的の場合はさらに重くなる。……
■麻を栽培して麻布を織り上げるのは立派な農業の仕事ですから、許可を受けて栽培するのが合法なのは当然で、長く育った茎を収穫したらしっかり後始末することが義務付けられているようです。それを「法律の穴」だと思い込むのが間違いの元。茎から繊維を取り出すのは重労働で、それを布にしたり染めたりするのも大変な作業だそうですが、葉っぱを乾燥させて吸引用大麻に加工するのは非常に簡単だとか……。でも、二十歳そこそこで逮捕され、7年もの懲役刑を受けたら大変ですぞ。栽培などしないことです。
……値段はおおむね、送料別で10粒5000~7000円ぐらいで、10粒4万円程度の高級品もあるという。……栽培により捜査機関に摘発されるケースは、乾燥大麻などの「既製品」を購入するケースに比べれば少ないが、こうした状況が犯罪に走る垣根を低くしているのは間違いない。昨年11月に発覚した関東学院大ラグビー部員の事件では、2人が大麻栽培の現行犯で神奈川県警に逮捕されたことが摘発の契機になった。その後、ほかの部員12人も大麻の吸引を認めた。……
■大学生が読む専門書なら1冊か2冊分の金額で種を10粒買えるわけですなあ。それが高いのか安いのかは個人差があるでしょうが、危険な犯罪に走るより二度とない専門的な勉学に集中できる貴重な時間なのですから、同じカネなら図書費に回した方がよいでしょうなあ。仕送りしてくれる御両親が泣きますぞ。
……警察庁のまとめによると、大麻の摘発件数は年々増加する傾向にある。今年は6月までに約1200人が摘発されており、10~20歳代が半数以上を占める。ほかの薬物に比べて大学生が目立つのが特徴で、警視庁が1~8月に摘発した752人をみると、学生は9.2%を占める。……1つは、留学生などの外国人が大麻使用の一線を越えさせる“伝道師”となり、大学生に口コミなどで大麻が広がっていくパターン……また、「『レイブ』と呼ばれる音楽系の野外イベントなどで大麻が使われることが当たり前になってきており、若者に抵抗感が薄くなっている……
■60年代には『ウッドストック』という若者の祭典が米国で開催されたのは有名な話ですが、日本でも記紀万葉の頃から「歌垣」という歌と踊りと恋愛のナイト・イベントが盛んでありましたから、若者が大勢集まって歌や酒で盛り上がるのは決して珍しい現象でもなければ、「最近の若者」だけの特徴でもありません。でも、薬物まで利用して盛り上がらなくても十分に楽しめるでしょう。何万年も人類は火と歌舞と酒で楽しんで来たのですから。
……インドなどの海外旅行の際に遊び感覚で大麻吸引を経験した学生が、継続して手を出している可能性も指摘できる……慶応大の事件では、発覚直後に会見した学校関係者が「学生の良識を信じていた」と述べた。しかし、もはや性善説も限界を感じさせる状況だ。11月16日 産経新聞
■1960年代から70年代にかけて、麻薬類を求めてバック・パッカーがアフガニスタンを目指したものですが、そのアフガニスタンが紆余曲折の末に再び世界の麻薬生産輸出基地になっているそうですなあ。これが西や東に流れ出してインドや東南アジアで客に売られるというわけで、円高を利用して海外旅行に出向く日本人などを待ち構えている連中も増えているのでしょうなあ。御用心、御用心。
■大麻商売で濡れ手に粟の大儲けをする経験をした学生が摘発された場合、決定的に不利な一般企業への就職活動を諦めて「昔とった杵柄」を本業にしてしまう危険は無いのでしょうか?だからと言って、厳しい不況に突入する企業が福利厚生どころか「更正」のために元売人の学生を率先して採用してくれるほど「寛容」ではないでしょうなあ。
■巨大化した大学に集まる学生たちも、就職戦線では互いにライバルとなりますから、大麻問題を起こした「大学」の学生と一括りにされたら迷惑でしょう。学部が違う!付属高出身ではない!などの自己アッピールが大切になるのかも知れませんなあ。同学同窓文化は破壊されますが……。
大麻の種の「輸入」や「所持」が日本では合法……。だが、無許可で種を発芽させて育てる「栽培」は大麻取締法違反に該当し、「7年以下の懲役」となる。営利目的の場合はさらに重くなる。……
■麻を栽培して麻布を織り上げるのは立派な農業の仕事ですから、許可を受けて栽培するのが合法なのは当然で、長く育った茎を収穫したらしっかり後始末することが義務付けられているようです。それを「法律の穴」だと思い込むのが間違いの元。茎から繊維を取り出すのは重労働で、それを布にしたり染めたりするのも大変な作業だそうですが、葉っぱを乾燥させて吸引用大麻に加工するのは非常に簡単だとか……。でも、二十歳そこそこで逮捕され、7年もの懲役刑を受けたら大変ですぞ。栽培などしないことです。
……値段はおおむね、送料別で10粒5000~7000円ぐらいで、10粒4万円程度の高級品もあるという。……栽培により捜査機関に摘発されるケースは、乾燥大麻などの「既製品」を購入するケースに比べれば少ないが、こうした状況が犯罪に走る垣根を低くしているのは間違いない。昨年11月に発覚した関東学院大ラグビー部員の事件では、2人が大麻栽培の現行犯で神奈川県警に逮捕されたことが摘発の契機になった。その後、ほかの部員12人も大麻の吸引を認めた。……
■大学生が読む専門書なら1冊か2冊分の金額で種を10粒買えるわけですなあ。それが高いのか安いのかは個人差があるでしょうが、危険な犯罪に走るより二度とない専門的な勉学に集中できる貴重な時間なのですから、同じカネなら図書費に回した方がよいでしょうなあ。仕送りしてくれる御両親が泣きますぞ。
……警察庁のまとめによると、大麻の摘発件数は年々増加する傾向にある。今年は6月までに約1200人が摘発されており、10~20歳代が半数以上を占める。ほかの薬物に比べて大学生が目立つのが特徴で、警視庁が1~8月に摘発した752人をみると、学生は9.2%を占める。……1つは、留学生などの外国人が大麻使用の一線を越えさせる“伝道師”となり、大学生に口コミなどで大麻が広がっていくパターン……また、「『レイブ』と呼ばれる音楽系の野外イベントなどで大麻が使われることが当たり前になってきており、若者に抵抗感が薄くなっている……
■60年代には『ウッドストック』という若者の祭典が米国で開催されたのは有名な話ですが、日本でも記紀万葉の頃から「歌垣」という歌と踊りと恋愛のナイト・イベントが盛んでありましたから、若者が大勢集まって歌や酒で盛り上がるのは決して珍しい現象でもなければ、「最近の若者」だけの特徴でもありません。でも、薬物まで利用して盛り上がらなくても十分に楽しめるでしょう。何万年も人類は火と歌舞と酒で楽しんで来たのですから。
……インドなどの海外旅行の際に遊び感覚で大麻吸引を経験した学生が、継続して手を出している可能性も指摘できる……慶応大の事件では、発覚直後に会見した学校関係者が「学生の良識を信じていた」と述べた。しかし、もはや性善説も限界を感じさせる状況だ。11月16日 産経新聞
■1960年代から70年代にかけて、麻薬類を求めてバック・パッカーがアフガニスタンを目指したものですが、そのアフガニスタンが紆余曲折の末に再び世界の麻薬生産輸出基地になっているそうですなあ。これが西や東に流れ出してインドや東南アジアで客に売られるというわけで、円高を利用して海外旅行に出向く日本人などを待ち構えている連中も増えているのでしょうなあ。御用心、御用心。