■英国諜報員を主人公にした映画007シリーズの最新作が、12月1日の「映画の日」に公開されるそうです。題名は『カジノ・ロワイヤル』で、これが21作目。ジェームズ・ボンド役の役者さんも、今回のダニエル・クレイグで6代目だそうです。このシリーズには世界征服を企てる闇の秘密結社やら、裏の顔を持つ国際的な大富豪や大企業が悪役として登場するのが定番ですが、原作が発表されたのは1953年という冷戦の真っ只中でしたから、シリーズの最初数本は国際共産主義を思わせる組織が登場したものです。シリーズの中で007は世界中を飛び回りまして、勿論、日本にもやって来て「現地人と区別がつかない」立派な英語訛りの変な日本語を使って諜報活動をしました。国宝の姫路城をロケに使って丹波哲郎さん演じるタイガーさん経営の「ニンジャ・スクール」を撮影したものです。国宝の白壁に鉄製の十字手裏剣をドスッドスッと突き刺して、あわや国際問題になりかけたとか……。
■アマゾンの奥地、東南アジアの謎の島、極地から北朝鮮にまでを舞台にしたシリーズの中には、あっと驚く宇宙編も有りました。そんなこんなでタネが尽きたのか、今回は007誕生秘話を描いているとか……。題名が『カジノ・ロワイヤル』ですから、1967年にジョン・ヒューストン監督がオールスター・キャストで撮影したパロディものの正式なリメイク?という、実にややこしい背景を持っているようですが、気になるのはこの題名のロワイヤルが、フランス初の女性大統領を目指している野党・社会党の公認候補であるセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相(53)の登場と、妙に重なる点と、原作に戻って「敵はソ連だ!」という骨太の東西ガチンコ対決になっている点であります。
■東京でもプレミア上映が行われ、テレビやネット上でもスポット映像宣伝が花盛りのようです。まさか、とは思いますが、旧ソ連の諜報組織が関与しているんじゃないか?と黒い噂が飛び交う大事件が、007の国で発生したのも、映画の宣伝効果を誰かさんが狙ったのではありますまいな?!この奇怪な事件は、とうとう、新型の核兵器?の登場を予告するような、本家の映画製作者も驚くような展開になっております。下手をしたら、隣国の核開発に関して「核爆発は失敗だった」の「長距離ミサイルは未完成」だのと言っていられない事態になるかも知れませんなあ。別にミサイルの頭に原爆を載せなくても、開発施設から必然的に出て来る物騒な放射性物質を特殊な容器に入れて持ち込まれたら、恐るべき殺人兵器になるのですからなあ。
英国亡命中の元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が怪死した事件で、英保健当局は24日、同氏の尿から大量の放射能が見つかったと発表した。「恐らく放射性物質のポロニウム210によるものだ」としており、同氏が毒性の強い放射性物質を盛られた疑いが濃厚になった。ロシア当局の事件関与を疑う見方が出ている中、ロンドン警視庁も本格的な捜査に着手、事件の真相解明に全力を挙げる。
時事通信 - 11月25日
■英国ロンドンの「寿司屋」で起こった奇妙な殺人事件は、被害者がロシアから亡命した元諜報部員だったことから、あれこれと憶測が飛び交っていたのですが、最初はウクライナの二枚目大統領の顔をぼろぼろにしたダイオキシンか、日本の女子学生が母親を実験台に使ったタリウムか、何らかの薬物を使った毒殺事件と思われていたのですが、この一報は入ってからは、平和ボケの日本人には何が何やらさっぱり分からない007も形無しのスパイ戦が表面化して来たようです。続々とややこしい情報が入って来ているので、ちょっと整理しておこうと思います。
■アマゾンの奥地、東南アジアの謎の島、極地から北朝鮮にまでを舞台にしたシリーズの中には、あっと驚く宇宙編も有りました。そんなこんなでタネが尽きたのか、今回は007誕生秘話を描いているとか……。題名が『カジノ・ロワイヤル』ですから、1967年にジョン・ヒューストン監督がオールスター・キャストで撮影したパロディものの正式なリメイク?という、実にややこしい背景を持っているようですが、気になるのはこの題名のロワイヤルが、フランス初の女性大統領を目指している野党・社会党の公認候補であるセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相(53)の登場と、妙に重なる点と、原作に戻って「敵はソ連だ!」という骨太の東西ガチンコ対決になっている点であります。
■東京でもプレミア上映が行われ、テレビやネット上でもスポット映像宣伝が花盛りのようです。まさか、とは思いますが、旧ソ連の諜報組織が関与しているんじゃないか?と黒い噂が飛び交う大事件が、007の国で発生したのも、映画の宣伝効果を誰かさんが狙ったのではありますまいな?!この奇怪な事件は、とうとう、新型の核兵器?の登場を予告するような、本家の映画製作者も驚くような展開になっております。下手をしたら、隣国の核開発に関して「核爆発は失敗だった」の「長距離ミサイルは未完成」だのと言っていられない事態になるかも知れませんなあ。別にミサイルの頭に原爆を載せなくても、開発施設から必然的に出て来る物騒な放射性物質を特殊な容器に入れて持ち込まれたら、恐るべき殺人兵器になるのですからなあ。
英国亡命中の元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が怪死した事件で、英保健当局は24日、同氏の尿から大量の放射能が見つかったと発表した。「恐らく放射性物質のポロニウム210によるものだ」としており、同氏が毒性の強い放射性物質を盛られた疑いが濃厚になった。ロシア当局の事件関与を疑う見方が出ている中、ロンドン警視庁も本格的な捜査に着手、事件の真相解明に全力を挙げる。
時事通信 - 11月25日
■英国ロンドンの「寿司屋」で起こった奇妙な殺人事件は、被害者がロシアから亡命した元諜報部員だったことから、あれこれと憶測が飛び交っていたのですが、最初はウクライナの二枚目大統領の顔をぼろぼろにしたダイオキシンか、日本の女子学生が母親を実験台に使ったタリウムか、何らかの薬物を使った毒殺事件と思われていたのですが、この一報は入ってからは、平和ボケの日本人には何が何やらさっぱり分からない007も形無しのスパイ戦が表面化して来たようです。続々とややこしい情報が入って来ているので、ちょっと整理しておこうと思います。