■お話は変わって大阪の市議会が改革される!という嬉しいニュースです。
大阪市議会(定数89)が、委員会での採決を追認するだけで形骸化していると批判されている本会議で、12月定例会から一般質問を導入するなど、遅まきながら議会改革に乗り出すことが18日、わかった。本会議では質問経験すらないベテラン市議も数多くいるほど審議が形式化していた。
■あれ?大阪市議会では一般質問をしなかったのですか?質問をしないのなら政務調査費など一銭も使わなくて済んで安上がりで結構な話かと思えば、たっぷり使っていたのでした。株主総会にはシャンシャン総会という世界でも珍しい数分かで終わる儀式があるそうですが、案件を居眠りしながら聞いて、あとは根回し通りに賛成するだけなら小学生でも務まりそうな、実に気楽な商売ですなあ。こんな議会の実態を承知の上で大阪市民の皆さんは選挙に参加し続けていたのでしょうか?寛容さも度が過ぎると怠慢になりますぞ。
……委員会での直接傍聴や録音録画をこれまで同様に原則として認めておらず、「閉鎖性」を残したままの議会改革の「本気度」に疑問の声も上がっている。一般質問が導入される12月定例会では、平成19年度の一般会計決算について審議。全会派から1人ずつ計4人が30分程度質問する予定。日程を確保するために、市内施設などを視察する実地調査を取りやめるという。
■完全な密室で何を話し合っているのでしょう?地元の新聞なども黙って発表される内容だけを記事にしているのなら、これまた気楽な商売ですなあ。質問もしないのに「視察」をして歩く目的も分かりません。偉そうな顔をして歩くと優越感に浸れるからなのか?接待が楽しみなのか?
大阪市議会では、慣例として14~15人の市議で構成される委員会が審議の中心になる全国でも珍しい「委員会中心方式」を採用。本会議場で各会派が質問するのは、基本的に当初予算案を審議する代表質問の場だけで、それすら会派の代表者に限られている。このため、10年以上議員を務めても、本会議場で一度も質問したことがない市議もざらだ。……本会議では、委員会の議決に従って事前の打ち合わせ通り採否を決める形式的な審議が中心で、一部の会派を除いて討論もほとんどない。採決のために議員が立ったり座ったりするだけで、傍聴人からは「何をやっているかさっぱりわらかない」という苦情もたびたび寄せられていた。
■団体で間延びした「ヒンズースクワット」をしているだけで高額な報酬を受け取れる!?世の中にはこれほど気楽な商売があるのかと驚きいる次第です。定数が87人とのことですから、この人数でちんたらスクワットをする様子は随分と間が抜けているのでしょうなあ。
……特別委員会を除き、「部屋が狭い」などとして市民の直接傍聴を認めておらず、記者席からの録音録画も冒頭部分を除き、原則認めていない……大阪府議会などで実施されているインターネット中継もなく、委員会が開かれるたびに、市役所1階の玄関脇などに設けられたモニターの前に、市民や関係職員が集まるのが当たり前の光景になっている。委員会では市議が頻繁に市幹部らに説明用の資料を配布するが、モニター前にいる人には配布資料どころか、質問項目などの基礎資料も配られない。……
11月18日 産経新聞
■それでもモニター前に足を運ぶ市民が居るというのは尊敬に値しますが、何だか委員会に市政が「引き摺り」回されているような印象を受けますなあ。市民は何処かに振り落とされてしまわぬか、ちょっと心配。市議の皆さんは決して酔っ払ってはいないのでしょうが、時節柄、変な連想をしてしまう市議会の改革の話ではあります。大阪市議会のますますの改革と御発展を祈念しますと共に、引き摺り殺人の犠牲となられた方のご冥福をお祈りいたします。そして、重体になられた方には一日も早い御回復をお祈りいたします。大阪がよい町になりますように……。
-------------------------------------------
■こちらのブログもよろしく
雲来末・風来末(うんらいまつふうらいまつ) テツガク的旅行記
五劫の切れ端(ごこうのきれはし)仏教の支流と源流のつまみ食い
------------------------------------------
大阪市議会(定数89)が、委員会での採決を追認するだけで形骸化していると批判されている本会議で、12月定例会から一般質問を導入するなど、遅まきながら議会改革に乗り出すことが18日、わかった。本会議では質問経験すらないベテラン市議も数多くいるほど審議が形式化していた。
■あれ?大阪市議会では一般質問をしなかったのですか?質問をしないのなら政務調査費など一銭も使わなくて済んで安上がりで結構な話かと思えば、たっぷり使っていたのでした。株主総会にはシャンシャン総会という世界でも珍しい数分かで終わる儀式があるそうですが、案件を居眠りしながら聞いて、あとは根回し通りに賛成するだけなら小学生でも務まりそうな、実に気楽な商売ですなあ。こんな議会の実態を承知の上で大阪市民の皆さんは選挙に参加し続けていたのでしょうか?寛容さも度が過ぎると怠慢になりますぞ。
……委員会での直接傍聴や録音録画をこれまで同様に原則として認めておらず、「閉鎖性」を残したままの議会改革の「本気度」に疑問の声も上がっている。一般質問が導入される12月定例会では、平成19年度の一般会計決算について審議。全会派から1人ずつ計4人が30分程度質問する予定。日程を確保するために、市内施設などを視察する実地調査を取りやめるという。
■完全な密室で何を話し合っているのでしょう?地元の新聞なども黙って発表される内容だけを記事にしているのなら、これまた気楽な商売ですなあ。質問もしないのに「視察」をして歩く目的も分かりません。偉そうな顔をして歩くと優越感に浸れるからなのか?接待が楽しみなのか?
大阪市議会では、慣例として14~15人の市議で構成される委員会が審議の中心になる全国でも珍しい「委員会中心方式」を採用。本会議場で各会派が質問するのは、基本的に当初予算案を審議する代表質問の場だけで、それすら会派の代表者に限られている。このため、10年以上議員を務めても、本会議場で一度も質問したことがない市議もざらだ。……本会議では、委員会の議決に従って事前の打ち合わせ通り採否を決める形式的な審議が中心で、一部の会派を除いて討論もほとんどない。採決のために議員が立ったり座ったりするだけで、傍聴人からは「何をやっているかさっぱりわらかない」という苦情もたびたび寄せられていた。
■団体で間延びした「ヒンズースクワット」をしているだけで高額な報酬を受け取れる!?世の中にはこれほど気楽な商売があるのかと驚きいる次第です。定数が87人とのことですから、この人数でちんたらスクワットをする様子は随分と間が抜けているのでしょうなあ。
……特別委員会を除き、「部屋が狭い」などとして市民の直接傍聴を認めておらず、記者席からの録音録画も冒頭部分を除き、原則認めていない……大阪府議会などで実施されているインターネット中継もなく、委員会が開かれるたびに、市役所1階の玄関脇などに設けられたモニターの前に、市民や関係職員が集まるのが当たり前の光景になっている。委員会では市議が頻繁に市幹部らに説明用の資料を配布するが、モニター前にいる人には配布資料どころか、質問項目などの基礎資料も配られない。……
11月18日 産経新聞
■それでもモニター前に足を運ぶ市民が居るというのは尊敬に値しますが、何だか委員会に市政が「引き摺り」回されているような印象を受けますなあ。市民は何処かに振り落とされてしまわぬか、ちょっと心配。市議の皆さんは決して酔っ払ってはいないのでしょうが、時節柄、変な連想をしてしまう市議会の改革の話ではあります。大阪市議会のますますの改革と御発展を祈念しますと共に、引き摺り殺人の犠牲となられた方のご冥福をお祈りいたします。そして、重体になられた方には一日も早い御回復をお祈りいたします。大阪がよい町になりますように……。
-------------------------------------------
■こちらのブログもよろしく
雲来末・風来末(うんらいまつふうらいまつ) テツガク的旅行記
五劫の切れ端(ごこうのきれはし)仏教の支流と源流のつまみ食い
チベット語になった『坊っちゃん』―中国・青海省 草原に播かれた日本語の種山と溪谷社このアイテムの詳細を見る |
------------------------------------------