■殊勝な顔をして「死んだふり」延命を画策したものの、見事に目論見が外れてしまった菅アルイミ首相は何も出来なかった無為無策の日々を重ねて、とうとう1年もの長きに亘る鳩山サセテイタダク前首相よりも長い任期を記録できることになった由。これを喜んでいる人は民主党内でも少ないのではないでしょうか?「物言えば唇寒し」と申しますが、事ここに至れば何を言っても恥の上塗りにしかなりませんなあ。
菅首相は3日午後、参院予算委員会集中審議で、2日午後の民主党代議士会での発言について、自民党の山本一太・参院政審会長の「(マスコミ)各社が早期退陣と書いた。退陣表明でいいのですね」との質問に対し、「まさに(昨日の代議士会で)言った通り」と述べ、「メディアがどう表現するかまで、私がどうこうすることではない」と答えた。……山本氏は「内閣不信任決議案を否決するために、首相が使ったやり方は政治的な詐欺じゃないか。ひきょうで、姑息なペテンだ」と批判。菅首相は「そうした表現をされるのは適切ではない。(原発事故の対応など)一定のメドがつくまで責任を果たしたい」と反論した。
2011年6月3日(金) 読売新聞
■「責任を果たし」に福島第一原発の現場に乗り込んでベント作業の邪魔をして水素爆発を早めてしまった疑惑がどんどん濃くなっているのに、まだ「責任を果たす」と言い張って首相の座にしがみ付くのは醜態と申せましょうなあ。3月11日午後7時3分に「原子力緊急事態宣言」を発令した時から菅アルイミ首相は夢にまでみた「独裁者」になっているのに、その絶大な権力の使い方をまったく知らなかったばかりにスタッフみたいな行動に終始してしまったのでした。従って日本国には原発事故の非常事態に立ち向かう最高司令官が今でも不在という悲劇が続いているわけであります。各省庁の権限で事故対応や震災復興の障害となる古い平時の規制をぱっぱと取り外すように指示を出し、さっさと野党と手打ちをして必要な特別法をちゃっちゃと成立させねばならなかったのに、「子ども手当て」がどうしたこうしたと内輪の痴話喧嘩に明け暮れてしまったのは残念至極。
■「社会全体で子どもを育てよう」というのは立派な理念でしょうが、皮算用した財源が見付からないのですから諦めるしかないでしょうに?!「国民の生活が第一」と連動する「子ども手当て」に固執するほど日本の子ども達が大切なら、詳細な放射能汚染の状況を発表して母子の安全を最優先にした避難誘導が発令されていなければなりませんでした。実質的に被災地の子供達は菅アルイミ政権に見棄てられておりますぞ!放射線に怯えながら「子ども手当て」を貰って誰が喜ぶのでしょうなあ?
■今朝6月8日のテレビに田上等という人物が出演していたようです。産経ニュースの報道によりますと、この方は昭和25年生まれで慶応大卒、父は民社党の田上松衛参院議員で在学中から市川房枝元参院議員の選挙にかかわり、菅直人首相と知り合い、社会市民連合の創設メンバーの1人で、昭和54年から衆院選などに計5回立候補するもすべて落選。平成3年から15年間、国民健康保険組合で働いたが18年に退職。借金も重ねた結果、約3年前から路上生活を送り、古本集めなどで生計を立てている。離婚した元妻との仲人は菅首相だったとの事です。テレビでは4000万円の借金が払えず自己破産したと報じておりましたなあ。
■横浜でホームレス生活を続けている田上氏が寄稿した文章がネット・ニュース上で注目を集めているのは、「三つ子の魂百まで」と言いますから菅アルイミ首相の政治家としての出自を知る上で貴重な証言となっているからなのでしょう。これも一種の「内部告発」かも知れません。東京電力も原子力安全保安院も現場で作業している人たちからの内部告発を握り潰して来たことも大事故の原因の一つですから、政治的大災害を最小限度に食い止めるためにも耳を傾けておく価値はありそうですぞ。
菅さん、内閣不信任決議案の否決ではあざとい手法で首がつながりましたが、本当にそれでいいんですか。「してやったり」と思ったのでしょうが、鳩山由紀夫前首相との辞任合意をほごにし、すぐに「辞めることを約束したわけではない」と言うなんて…。
ペテン師と呼ばれて当然です。すぐにばれる嘘なんてしゃれになりませんよ。粘って時間稼ぎをしていればそのうち世論も付いてくると甘く考えていたふしがあるけれど、そんな延命策には誰もついてきやしません。いよいよ菅さんによって、日本の民主主義が壊されていくと感じました。……
■「民主主義が壊される」というのは只ならぬ危機感が込められた警告であります。この問題を考える時に忘れてならないのは、昨年6月11日の所信表明演説の冒頭で菅アルイミ首相が唐突に口にした「国会内閣制」という言葉です。菅アルイミ首相が個人的に師と仰ぐ政治学者の松下圭一という人の造語なのだそうですが、衆院総選挙で多数派となったら4年間の任期中は国民から白紙委任された権力を好き放題に振り回してもよいという独創的で実に乱暴な理屈なのだそうです。菅アルイミ首相自身も「議会制民主主義というのは、期限を区切った、あるレベルの独裁を認めることだと思っている。(中略)4年間なら4年間は一応まかせる」という意味だと御丁寧に解説してくれてもおりますから、菅アルイミ首相は本気で「俺は4年間は天下人だ!」と信じ込んでいる可能性があります。
■官僚が新しい情報や提言を告げると「俺は聞いてねえぞお!」と激高して咆哮するという噂も、自分がスターリンや毛沢東並の絶対権力者として日本を支配していると思い込んでいるからかも知れません。日本の民主主義は議会制民主主義で、内閣も議院内閣制の中で限定的な権力しか持っていないことをご存知ない首相が1年間も日本を迷走させているとしたら大変なことであります。困った隣人の北朝鮮は正式名称の中に「民主主義」が組み込まれておりましたなあ。
東京電力福島第1原発事故で何でも東電のせいにしたり、東電本店に怒鳴り込んだりしたのは、あなた独特の「合理性」からですね。みんな自己責任だと思っている。20年ほど前に私が自己破産したときも「自分の家を取られた不始末はお前の責任だ」と血も涙もなく突き放されました。それでも弁護士費用を立て替えてはくれましたが…。あなたと出会ったのは、市川房枝元参院議員の選挙を手伝ったとき。あなたが選対本部事務局長で私が会計責任者。4つ年上で頼もしく見えましたが、当時から国家観や哲学なんてものはありませんでした。……
■「お前の責任だ」発言に関しては詳しい事情が不明なので単なる私怨の可能性もありますが、「他人に厳しく自分に甘い」菅アルイミ首相ならばこれくらいの暴言は平気で吐きそうな気もします。「国家観や哲学」などという高級な物を菅アルイミ首相に求めたり期待している国民は皆無に等しいでしょうが、ここまで断じられますと西東京の有権者達はちょっと困ってしまうでしょうなあ。でも、民主党という政党自体が統一した国家観も哲学も無いからこそ政党としての綱領が作れないのでしょうから、菅アルイミ首相は民主党の代表として相応しいリーダーだという屁理屈も成り立ちそうです。
昭和51年の衆院選に初めて臨んだ際は私が選対本部事務局長を務め、次に参院選に挑んで惨敗した後、次はどうするのか語り合いましたね。あなたは「たとえ応援してくれる人がいなくなって、おれ独りになってもやる」と強気でした。いま、民主党内や野党からの「辞めろ」の大合唱にもめげない厚顔無恥な彼の姿に通じるものがあります。一度手にしたものは絶対、手放さない人です。……
■政党助成金制度も無かった時期に「応援してくれる人」が一人もいなくなっても選挙資金を何処から工面して来るつもりだったのか?違法に政治資金を集める方法を当時から使っていたのか?疑問がいろいろ湧きますが、それ以上に支持者さえも軽視する異常な権力志向はちょっと病的なものを感じますなあ。「厚顔無恥」という表現はまことに的確で、民主党への政権交代が起こってから日本が国際的な信用をどんどん無くして来た理由の一つを表わしているようにも思えます。
あなたは落選中、社会市民連合の代表となりましたが、口の利き方にはほとほとあきれていました。日ごろ手足となり応援してくれる年上の市会議員が事務所にきても、なぜか敬意を払おうとはしない。だから話はちっとも和まないんです。要は処世術がないのだと思います。昔から、よく怒鳴っていました。そのくせ都合が悪くなると「田上く~ん」とすり寄ってくる。ひいき目に見ても、政治家としては修業が足りない。……
■田上さんはこういう態度を間近に見ていながら、菅アルイミ首相から離れずに政治活動を続けていた理由が知りたいものですが、都合が悪くなると使ったという「田上く~ん」の言い方は一度聞いてみたい気もしますなあ。今回の偽装辞任発言から想像するのは簡単なのですが……。
私も昔は「菅さんが衆院議員になれば秘書になるのはおれだ」と思っていました。でも、結果が出ないと責任をすぐに「あいつが悪い」と人のせいにする性格が嫌になり、次第に距離を置くようになりました。「菅が将来、もし首相になったら日本人を辞める」という仲間が周りに少なくなかったことを、ご存じないでしょう。そんなあなたが首相になったのは国民にとっても不幸なことです。首相としての立ち居振る舞い、帝王学を学んだわけでもなく、たまたま自分のバイオリズムと世の中の周波数がかみ合ったからなれただけです。……
■仲間うちから「日本人を辞める」とまで言われる政治家というのも珍しいですが、こういう貴重な情報はもっと前に、遅くともあの政権交代が起こった選挙より前に教えて頂きたかった!そう簡単には日本人を辞められず、放射性物質で汚染された可能性が高い故郷も捨てられない多くの人々は、今頃になって菅アルイミ首相の恐るべき性格を教えて貰ってもどうしようもないでしょうが、マスコミから流れていた唯一の情報は「イラ菅」に関するものだけで、政治家として何より大事な責任を一人で追うことが出来ない人物だとは誰も教えてくれませんでしたなあ。
大型連休中、まだ多くの被災者が不便な生活を強いられている中であなたが家族水入らずで中華料理店に行ったというニュースがありましたが、出前を取ればいい話です。何を言われようと気にしない人だからしようがないけど、国民の生活が菅さんに「人質」に取られているように思えてくる。私だったら、自分の存在が果たして国民のためになっているのかを沈思黙考し、良心の呵責に耐えかねてすぐにでも首相の座は降りるんですけどね…。
2011年6月4日 産経ニュース
■フランスで開催されたサミットの会場でも、とても1000年に一度の大災害に襲われ史上最悪の原発事故を起こしてしまった国の代表とは思えない気味の悪い「笑顔」を振り撒いておりましたし、突如として「1000万戸に太陽光発電装置を設置」などと言い出す始末で、それを言うなら「1000万個の高性能ガイガー・カウンターを全国に無料で配布」するのが先でしょう。確かに国民の生活は菅アルイミ首相が居座るための「人質」になってしまったのですから、正確な情報を求めるのは無理な話なのでしょうが……。
菅首相は3日午後、参院予算委員会集中審議で、2日午後の民主党代議士会での発言について、自民党の山本一太・参院政審会長の「(マスコミ)各社が早期退陣と書いた。退陣表明でいいのですね」との質問に対し、「まさに(昨日の代議士会で)言った通り」と述べ、「メディアがどう表現するかまで、私がどうこうすることではない」と答えた。……山本氏は「内閣不信任決議案を否決するために、首相が使ったやり方は政治的な詐欺じゃないか。ひきょうで、姑息なペテンだ」と批判。菅首相は「そうした表現をされるのは適切ではない。(原発事故の対応など)一定のメドがつくまで責任を果たしたい」と反論した。
2011年6月3日(金) 読売新聞
■「責任を果たし」に福島第一原発の現場に乗り込んでベント作業の邪魔をして水素爆発を早めてしまった疑惑がどんどん濃くなっているのに、まだ「責任を果たす」と言い張って首相の座にしがみ付くのは醜態と申せましょうなあ。3月11日午後7時3分に「原子力緊急事態宣言」を発令した時から菅アルイミ首相は夢にまでみた「独裁者」になっているのに、その絶大な権力の使い方をまったく知らなかったばかりにスタッフみたいな行動に終始してしまったのでした。従って日本国には原発事故の非常事態に立ち向かう最高司令官が今でも不在という悲劇が続いているわけであります。各省庁の権限で事故対応や震災復興の障害となる古い平時の規制をぱっぱと取り外すように指示を出し、さっさと野党と手打ちをして必要な特別法をちゃっちゃと成立させねばならなかったのに、「子ども手当て」がどうしたこうしたと内輪の痴話喧嘩に明け暮れてしまったのは残念至極。
■「社会全体で子どもを育てよう」というのは立派な理念でしょうが、皮算用した財源が見付からないのですから諦めるしかないでしょうに?!「国民の生活が第一」と連動する「子ども手当て」に固執するほど日本の子ども達が大切なら、詳細な放射能汚染の状況を発表して母子の安全を最優先にした避難誘導が発令されていなければなりませんでした。実質的に被災地の子供達は菅アルイミ政権に見棄てられておりますぞ!放射線に怯えながら「子ども手当て」を貰って誰が喜ぶのでしょうなあ?
■今朝6月8日のテレビに田上等という人物が出演していたようです。産経ニュースの報道によりますと、この方は昭和25年生まれで慶応大卒、父は民社党の田上松衛参院議員で在学中から市川房枝元参院議員の選挙にかかわり、菅直人首相と知り合い、社会市民連合の創設メンバーの1人で、昭和54年から衆院選などに計5回立候補するもすべて落選。平成3年から15年間、国民健康保険組合で働いたが18年に退職。借金も重ねた結果、約3年前から路上生活を送り、古本集めなどで生計を立てている。離婚した元妻との仲人は菅首相だったとの事です。テレビでは4000万円の借金が払えず自己破産したと報じておりましたなあ。
■横浜でホームレス生活を続けている田上氏が寄稿した文章がネット・ニュース上で注目を集めているのは、「三つ子の魂百まで」と言いますから菅アルイミ首相の政治家としての出自を知る上で貴重な証言となっているからなのでしょう。これも一種の「内部告発」かも知れません。東京電力も原子力安全保安院も現場で作業している人たちからの内部告発を握り潰して来たことも大事故の原因の一つですから、政治的大災害を最小限度に食い止めるためにも耳を傾けておく価値はありそうですぞ。
菅さん、内閣不信任決議案の否決ではあざとい手法で首がつながりましたが、本当にそれでいいんですか。「してやったり」と思ったのでしょうが、鳩山由紀夫前首相との辞任合意をほごにし、すぐに「辞めることを約束したわけではない」と言うなんて…。
ペテン師と呼ばれて当然です。すぐにばれる嘘なんてしゃれになりませんよ。粘って時間稼ぎをしていればそのうち世論も付いてくると甘く考えていたふしがあるけれど、そんな延命策には誰もついてきやしません。いよいよ菅さんによって、日本の民主主義が壊されていくと感じました。……
■「民主主義が壊される」というのは只ならぬ危機感が込められた警告であります。この問題を考える時に忘れてならないのは、昨年6月11日の所信表明演説の冒頭で菅アルイミ首相が唐突に口にした「国会内閣制」という言葉です。菅アルイミ首相が個人的に師と仰ぐ政治学者の松下圭一という人の造語なのだそうですが、衆院総選挙で多数派となったら4年間の任期中は国民から白紙委任された権力を好き放題に振り回してもよいという独創的で実に乱暴な理屈なのだそうです。菅アルイミ首相自身も「議会制民主主義というのは、期限を区切った、あるレベルの独裁を認めることだと思っている。(中略)4年間なら4年間は一応まかせる」という意味だと御丁寧に解説してくれてもおりますから、菅アルイミ首相は本気で「俺は4年間は天下人だ!」と信じ込んでいる可能性があります。
■官僚が新しい情報や提言を告げると「俺は聞いてねえぞお!」と激高して咆哮するという噂も、自分がスターリンや毛沢東並の絶対権力者として日本を支配していると思い込んでいるからかも知れません。日本の民主主義は議会制民主主義で、内閣も議院内閣制の中で限定的な権力しか持っていないことをご存知ない首相が1年間も日本を迷走させているとしたら大変なことであります。困った隣人の北朝鮮は正式名称の中に「民主主義」が組み込まれておりましたなあ。
東京電力福島第1原発事故で何でも東電のせいにしたり、東電本店に怒鳴り込んだりしたのは、あなた独特の「合理性」からですね。みんな自己責任だと思っている。20年ほど前に私が自己破産したときも「自分の家を取られた不始末はお前の責任だ」と血も涙もなく突き放されました。それでも弁護士費用を立て替えてはくれましたが…。あなたと出会ったのは、市川房枝元参院議員の選挙を手伝ったとき。あなたが選対本部事務局長で私が会計責任者。4つ年上で頼もしく見えましたが、当時から国家観や哲学なんてものはありませんでした。……
■「お前の責任だ」発言に関しては詳しい事情が不明なので単なる私怨の可能性もありますが、「他人に厳しく自分に甘い」菅アルイミ首相ならばこれくらいの暴言は平気で吐きそうな気もします。「国家観や哲学」などという高級な物を菅アルイミ首相に求めたり期待している国民は皆無に等しいでしょうが、ここまで断じられますと西東京の有権者達はちょっと困ってしまうでしょうなあ。でも、民主党という政党自体が統一した国家観も哲学も無いからこそ政党としての綱領が作れないのでしょうから、菅アルイミ首相は民主党の代表として相応しいリーダーだという屁理屈も成り立ちそうです。
昭和51年の衆院選に初めて臨んだ際は私が選対本部事務局長を務め、次に参院選に挑んで惨敗した後、次はどうするのか語り合いましたね。あなたは「たとえ応援してくれる人がいなくなって、おれ独りになってもやる」と強気でした。いま、民主党内や野党からの「辞めろ」の大合唱にもめげない厚顔無恥な彼の姿に通じるものがあります。一度手にしたものは絶対、手放さない人です。……
■政党助成金制度も無かった時期に「応援してくれる人」が一人もいなくなっても選挙資金を何処から工面して来るつもりだったのか?違法に政治資金を集める方法を当時から使っていたのか?疑問がいろいろ湧きますが、それ以上に支持者さえも軽視する異常な権力志向はちょっと病的なものを感じますなあ。「厚顔無恥」という表現はまことに的確で、民主党への政権交代が起こってから日本が国際的な信用をどんどん無くして来た理由の一つを表わしているようにも思えます。
あなたは落選中、社会市民連合の代表となりましたが、口の利き方にはほとほとあきれていました。日ごろ手足となり応援してくれる年上の市会議員が事務所にきても、なぜか敬意を払おうとはしない。だから話はちっとも和まないんです。要は処世術がないのだと思います。昔から、よく怒鳴っていました。そのくせ都合が悪くなると「田上く~ん」とすり寄ってくる。ひいき目に見ても、政治家としては修業が足りない。……
■田上さんはこういう態度を間近に見ていながら、菅アルイミ首相から離れずに政治活動を続けていた理由が知りたいものですが、都合が悪くなると使ったという「田上く~ん」の言い方は一度聞いてみたい気もしますなあ。今回の偽装辞任発言から想像するのは簡単なのですが……。
私も昔は「菅さんが衆院議員になれば秘書になるのはおれだ」と思っていました。でも、結果が出ないと責任をすぐに「あいつが悪い」と人のせいにする性格が嫌になり、次第に距離を置くようになりました。「菅が将来、もし首相になったら日本人を辞める」という仲間が周りに少なくなかったことを、ご存じないでしょう。そんなあなたが首相になったのは国民にとっても不幸なことです。首相としての立ち居振る舞い、帝王学を学んだわけでもなく、たまたま自分のバイオリズムと世の中の周波数がかみ合ったからなれただけです。……
■仲間うちから「日本人を辞める」とまで言われる政治家というのも珍しいですが、こういう貴重な情報はもっと前に、遅くともあの政権交代が起こった選挙より前に教えて頂きたかった!そう簡単には日本人を辞められず、放射性物質で汚染された可能性が高い故郷も捨てられない多くの人々は、今頃になって菅アルイミ首相の恐るべき性格を教えて貰ってもどうしようもないでしょうが、マスコミから流れていた唯一の情報は「イラ菅」に関するものだけで、政治家として何より大事な責任を一人で追うことが出来ない人物だとは誰も教えてくれませんでしたなあ。
大型連休中、まだ多くの被災者が不便な生活を強いられている中であなたが家族水入らずで中華料理店に行ったというニュースがありましたが、出前を取ればいい話です。何を言われようと気にしない人だからしようがないけど、国民の生活が菅さんに「人質」に取られているように思えてくる。私だったら、自分の存在が果たして国民のためになっているのかを沈思黙考し、良心の呵責に耐えかねてすぐにでも首相の座は降りるんですけどね…。
2011年6月4日 産経ニュース
■フランスで開催されたサミットの会場でも、とても1000年に一度の大災害に襲われ史上最悪の原発事故を起こしてしまった国の代表とは思えない気味の悪い「笑顔」を振り撒いておりましたし、突如として「1000万戸に太陽光発電装置を設置」などと言い出す始末で、それを言うなら「1000万個の高性能ガイガー・カウンターを全国に無料で配布」するのが先でしょう。確かに国民の生活は菅アルイミ首相が居座るための「人質」になってしまったのですから、正確な情報を求めるのは無理な話なのでしょうが……。