■いよいよ、日本の自衛隊に「お呼び」が掛かりました!本領を発揮出来ないように工夫を重ねた節が濃厚な、世界一の救助能力を誇る我がレスキュー隊に「無駄足」を踏ませ、第二段の緊急医療チームは大学病院の「お手伝い」という格下扱いをしてから、とうとう自衛隊の助勢を求めて来た北京政府です。ちょっと、落ち着いて考えますと、江沢民政権がずたずたにした日中関係を慎重に「なし崩し」式で葬り去ろうと誰かさんが腹を括った結果だと考えることも出来そうです。
■折角の機会なので、装備が終わったばかりの空中給油機同伴で、護衛戦闘機も一緒に送り込んだら如何でしょう?ついでに、渡洋中にトラブルが起こった場合に備えて、東シナ海全域に海上自衛隊が出動して万全のバック・アップ体制もとる!というのは如何でしょう?間髪居れずに佐世保辺りに輸送艦と陸上自衛隊の隊員を集結させて、次の「お呼び」を待つ!という手も有り得ますなあ。意地の悪い冗談はともかくとしまして、日本の自衛隊に(内容に若干の問題あり)出動要請が来るまでの経緯を確認しておきましょう。
2008年5月15日、中国外交部の秦剛報道官は四川大地震に関する記者会見で、海外からの義援金や救援物資の詳細を発表した。15日現在、中国には約1億ドル(約104億円)の義援金と1000万ドル(約10億円)相当を超える救援物資が寄せられた。……最も額が大きかったのはサウジアラビア王国の現金5000万ドル(約52億円)と1000万ドル(約10億円)相当の救援物資……
▽2、日本:義援金約5億円と救援隊の派遣
▽3、ロシア:救援物資4回分(うち2回分はすでに到着)
▽4、ノルウェー:2000万ノルウェー・クローネ(約4億1000万円)
▽5、英国:100万英ポンド(約2億円)
▽6、スペイン:100万ユーロ(約1億6000万円)
▽7、韓国:100万ドル(約1億円)相当の救援物資
▽8、ベルギー:65万ユーロ(約1億円)
▽9、ドイツ:50万ユーロ(約8000万円)
▽10、米国:50万ドル(約5200万円)
▽11、フランス:25万ユーロ(約4000万円)相当の物資
▽12、ギリシャ:20万ユーロ(約3200万円)
▽13、ユニセフ(国際連合児童基金):30万ドル(約3100万円)相当の救援物資
▽14、ベトナム:20万ドル(約2000万円)
▽15、ポーランド:10万ドル(約1000万円)
▽16、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所):5万ドル(約520万円)
▽17、エストニア共和国:50万クローン(約500万円)
▽18、モザンビーク共和国:4万元(約56万円)
▽19、イタリア:野戦病院1か所、救援物資、テントなど
5月16日 Record China
■「お見舞い」であろうと「お祝い」であろうと、自宅の壁に一覧表を張り出すような家があるでしょうか?礼儀だの文明だとの言ったところで、実際には「さもしさ」という観念が欠如している国だという事実をよくよく確認してから援助をした方が良さそうですなあ。さもしいのは政府だけではなく、国を挙げての欲張り現象が起こっております。
「カルフールに感謝し、買い物に行こう」。今春、中国各地で起こった反仏行動で、不買運動の標的になった仏系スーパー「カルフール」が一転称賛されだした。四川大地震への義援金を2300万元(3億4500万円)に急増させた結果だ。中国商務省が外資系企業の支援額リストを公表、圧力が増す中での決定だ
2008年5月25日 産経ニュース
■どうせ義捐金を出すのなら、もっと気持ちよく出せる段取りというものがありそうです。事実無根の悪質なデマ情報から始まったカルフール社に対する不買運動の「落とし前」も着いていないのに、義捐金を差し出したら絵に描いたように掌を返して「買い物に行こう」運動が起きる。誇り高いフランス国民は、同社に対してどのような感慨を持っているのでしょう?嫌な奴に絡まれ、見込まれてしまったから仕方がが無いなあ、とでも思うしかありませんが……。
■ディオール社と専属契約を結んでいた米国女優のシャロン・ストーンさんは、舌禍?事件を起こして映画出演話が潰れたそうですが、さっさと莫大な義捐金を供出したら話はがらりと変わるのでしょうなあ。実際に困っている人達は絶望的に多く、助けて上げられるのなら、何とかしてあげたい!税金で運営されている自衛隊が救援に向かうのですから、風邪薬一粒でも毛布一枚でも、本当に困っている人の手に直に手渡したい!
政府は28日、中国からの要請を受けて四川大地震の被災者を支援するため、航空自衛隊のC130輸送機でテントや毛布、医薬品などの緊急支援物資を輸送する方向で調整に入った。……国際緊急援助隊派遣法に基づくもので、自衛隊部隊の中国派遣は初めて。中国からの要請は27日、北京の日本大使館にあった。町村長官は要請の具体的内容について「自衛隊のテント、毛布などを自衛隊機で中国の空港まで運んでほしいという趣旨」と述べ、自衛隊機による中国国内での輸送活動は想定していないと説明した。その上で「できるだけ早く結論を出す」と語った。
5月28日 時事通信
■救援物資に対する「略奪」「横領」「横流し」が横行しているような国に、「空港まで」などという郵便局留め扱いみたいな要請が来たからと言って、ホイホイ受諾してもよいのでしょうか?勿論、生き埋めになっている人を救うためのレスキュー隊派遣、生き残った人達の治療を目的とした医療チームの派遣、そこまでは結果に若干の不満と疑惑は残るとは言え、派遣された皆さんの腕がチャイナの被災民を少しでも救う役に立つわけですから、現段階では、あえて「大成功」と言って共に喜び、隊員の皆さんに対して感謝しつつ、誇りに思います。しかし、国際宅急便でも、「受取人」を確認しなければ荷物を渡さない慣習が定着している時代に、「空港まで」という注文は実に不思議で、尊大な印象も受けますなあ。国会の「監査委員会」などで、ちゃんと救援物資が効果的に使われたかどうか、しっかり検証するのでしょうな?!
■折角の機会なので、装備が終わったばかりの空中給油機同伴で、護衛戦闘機も一緒に送り込んだら如何でしょう?ついでに、渡洋中にトラブルが起こった場合に備えて、東シナ海全域に海上自衛隊が出動して万全のバック・アップ体制もとる!というのは如何でしょう?間髪居れずに佐世保辺りに輸送艦と陸上自衛隊の隊員を集結させて、次の「お呼び」を待つ!という手も有り得ますなあ。意地の悪い冗談はともかくとしまして、日本の自衛隊に(内容に若干の問題あり)出動要請が来るまでの経緯を確認しておきましょう。
2008年5月15日、中国外交部の秦剛報道官は四川大地震に関する記者会見で、海外からの義援金や救援物資の詳細を発表した。15日現在、中国には約1億ドル(約104億円)の義援金と1000万ドル(約10億円)相当を超える救援物資が寄せられた。……最も額が大きかったのはサウジアラビア王国の現金5000万ドル(約52億円)と1000万ドル(約10億円)相当の救援物資……
▽2、日本:義援金約5億円と救援隊の派遣
▽3、ロシア:救援物資4回分(うち2回分はすでに到着)
▽4、ノルウェー:2000万ノルウェー・クローネ(約4億1000万円)
▽5、英国:100万英ポンド(約2億円)
▽6、スペイン:100万ユーロ(約1億6000万円)
▽7、韓国:100万ドル(約1億円)相当の救援物資
▽8、ベルギー:65万ユーロ(約1億円)
▽9、ドイツ:50万ユーロ(約8000万円)
▽10、米国:50万ドル(約5200万円)
▽11、フランス:25万ユーロ(約4000万円)相当の物資
▽12、ギリシャ:20万ユーロ(約3200万円)
▽13、ユニセフ(国際連合児童基金):30万ドル(約3100万円)相当の救援物資
▽14、ベトナム:20万ドル(約2000万円)
▽15、ポーランド:10万ドル(約1000万円)
▽16、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所):5万ドル(約520万円)
▽17、エストニア共和国:50万クローン(約500万円)
▽18、モザンビーク共和国:4万元(約56万円)
▽19、イタリア:野戦病院1か所、救援物資、テントなど
5月16日 Record China
■「お見舞い」であろうと「お祝い」であろうと、自宅の壁に一覧表を張り出すような家があるでしょうか?礼儀だの文明だとの言ったところで、実際には「さもしさ」という観念が欠如している国だという事実をよくよく確認してから援助をした方が良さそうですなあ。さもしいのは政府だけではなく、国を挙げての欲張り現象が起こっております。
「カルフールに感謝し、買い物に行こう」。今春、中国各地で起こった反仏行動で、不買運動の標的になった仏系スーパー「カルフール」が一転称賛されだした。四川大地震への義援金を2300万元(3億4500万円)に急増させた結果だ。中国商務省が外資系企業の支援額リストを公表、圧力が増す中での決定だ
2008年5月25日 産経ニュース
■どうせ義捐金を出すのなら、もっと気持ちよく出せる段取りというものがありそうです。事実無根の悪質なデマ情報から始まったカルフール社に対する不買運動の「落とし前」も着いていないのに、義捐金を差し出したら絵に描いたように掌を返して「買い物に行こう」運動が起きる。誇り高いフランス国民は、同社に対してどのような感慨を持っているのでしょう?嫌な奴に絡まれ、見込まれてしまったから仕方がが無いなあ、とでも思うしかありませんが……。
■ディオール社と専属契約を結んでいた米国女優のシャロン・ストーンさんは、舌禍?事件を起こして映画出演話が潰れたそうですが、さっさと莫大な義捐金を供出したら話はがらりと変わるのでしょうなあ。実際に困っている人達は絶望的に多く、助けて上げられるのなら、何とかしてあげたい!税金で運営されている自衛隊が救援に向かうのですから、風邪薬一粒でも毛布一枚でも、本当に困っている人の手に直に手渡したい!
政府は28日、中国からの要請を受けて四川大地震の被災者を支援するため、航空自衛隊のC130輸送機でテントや毛布、医薬品などの緊急支援物資を輸送する方向で調整に入った。……国際緊急援助隊派遣法に基づくもので、自衛隊部隊の中国派遣は初めて。中国からの要請は27日、北京の日本大使館にあった。町村長官は要請の具体的内容について「自衛隊のテント、毛布などを自衛隊機で中国の空港まで運んでほしいという趣旨」と述べ、自衛隊機による中国国内での輸送活動は想定していないと説明した。その上で「できるだけ早く結論を出す」と語った。
5月28日 時事通信
■救援物資に対する「略奪」「横領」「横流し」が横行しているような国に、「空港まで」などという郵便局留め扱いみたいな要請が来たからと言って、ホイホイ受諾してもよいのでしょうか?勿論、生き埋めになっている人を救うためのレスキュー隊派遣、生き残った人達の治療を目的とした医療チームの派遣、そこまでは結果に若干の不満と疑惑は残るとは言え、派遣された皆さんの腕がチャイナの被災民を少しでも救う役に立つわけですから、現段階では、あえて「大成功」と言って共に喜び、隊員の皆さんに対して感謝しつつ、誇りに思います。しかし、国際宅急便でも、「受取人」を確認しなければ荷物を渡さない慣習が定着している時代に、「空港まで」という注文は実に不思議で、尊大な印象も受けますなあ。国会の「監査委員会」などで、ちゃんと救援物資が効果的に使われたかどうか、しっかり検証するのでしょうな?!