■「発つ鳥跡を濁さず」と申しますが、性悪な鳥は「後は野となれ山となれ」とばかりに水面ばかりか底の泥まで掻き回して泥濘状態にした上に大量の糞までひり出して飛び去るとか……。また、スカンク類が生息していない日本には「鼬(いたち)の最後っ屁」という傍迷惑な置き土産を表わす言葉もあります。福島第一原発からは今でも微量ながらも危険な放射性物質が放出されており、膨大な量の汚染水もじわじわと地下水脈に滲み出し刻々と海に向かっても移動中のようですが、菅アルイミ首相も事故を起こした原子炉に負けぬほどの「最後っ屁」を用意しているのだとしたら、とても心配なことであります。
菅直人首相が北朝鮮への電撃訪問を模索していることが25日、分かった。首相の意向を受けた民主党の中井洽元拉致問題担当相が21、22の両日、中国・長春で北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使と極秘に接触。中井氏は日本人拉致事件解決への進展を求めたのに対し、北朝鮮側は見返りを要求したもようだ。首相は拉致問題に進展の可能性が見いだせれば、自ら北朝鮮を訪問し交渉に臨む意向だ。日朝関係筋によると、中井、宋両氏は今春から、数回にわたり第三国で極秘交渉を行っている。日本側は拉致問題の具体的進展を求め、最終的には「日朝国交正常化と日朝首脳会談実現を目標」に協議しているとされる。これに対し北朝鮮側は「拉致問題は解決済み」との従来の主張を繰り返し、可能なのは「日本人妻の帰国とよど号犯引き渡し」であることを示唆しているという。21、22両日の協議では、交渉の継続では一致したが、北朝鮮側は何らかの「見返り」を要求し、拉致問題の具体的進展は見られなかったもようだ。……
■これが7月25日付け毎日新聞の第一報で他紙も一斉に「極秘接触」を報じ始めると、中井下大臣はシドロモドロの弁解に終始する一方で、菅アルイミ首相は「まったく承知していない」としれっと否定。まあ、「極秘」ならば命を張ってでも白を切り通さねばならないのは当然なのではありますが、興味深いことに極秘協議が決裂したとされる22日の翌日、インドネシアのバリ島で開催されていたARF閣僚会議で松本剛明外相は北朝鮮の朴宜春外相を相手に08年8月の日朝実務者協議で合意した拉致問題再調査の早期実施を要求しておりまして、北朝鮮側が「日本は常に拉致問題を提起する。拉致は解決済みだ」と文句を言ったのを聞き流さず、松本外相は「拉致は依然として未解決だ」と受けて立ってちょっと揉めたのでした。本当は外務省にも極秘協議の情報が入っていて表の舞台で一矢報いて日本側から怒りのメッセージを送りたかったのか?あるいは外務省は完全に蚊帳の外に置かれていた事を察知して、菅アルイミ首相に対して「知っているぞ!」との陰湿な嫌がらせのメッセージを発信しようとしたのか?はたまた単なる偶然だったのか?
■就任当初から暫くの間は過去に異様な長命を保った中曽根政権の秘密・秘訣を探ろうと熱心に研究しているとの噂が流れていた菅アルイミ首相でしたが、自らの人望の無さ故にスタッフと人脈に恵まれず孤立を深めるうちにお手本を変えて、異様な人気を博した小泉劇場を意識し始めたと言われておりましたから、苦し紛れにトンデモない手土産を持って平壌を電撃訪問でもしなければ良いが……と心配する声もちらほら出ていたものですから、ああ、やっぱりと思って第一報を聞いた人が多かったはずです。
首相は、自らへの退陣圧力が強まると予想される8月上旬を目標に、北朝鮮側との合意を目指している。電撃訪朝による拉致被害者の一部帰還も視野に入れている。しかし、最近の対北外交をめぐっては、クリントン米国務長官が北朝鮮の金桂寛第1外務次官をニューヨークに招き、6カ国協議再開に向けた予備交渉を開くことを表明するなど、多国間交渉の枠組みが再スタートする兆しがある。このため、日本単独の対北交渉には政府内にも慎重論が根強く、「拉致被害者が全員帰ってくるなら別だが、政治パフォーマンスなら世論や党内の理解は困難だ」(外交筋)との批判もある。……
■財務大臣を経験しながら財政に疎い首相との評価がほぼ定まり、既に伝説の域に入っている薬害エイズ問題の解決も実際には前任の森井忠良(社会党)厚生大臣と配下の官僚たちの手柄だったのを強引に横取りしたんだ!と小泉首相の元秘書だった飯島勲さんにバラされてしまい、いよいよ能無し政治家の典型みたいな扱いを受け初めていた時に歴代首相の中では珍しい「理系出身」を全面に押し出して「原発に物凄く詳しい」首相として復活してみようと張り切ってヘリコプターで現場に乗り込んだら水素爆発!民主党で理系出身の総理大臣は二人目なのですから最初から期待はしていませんでしたが……。外務大臣の経験も無いのに小泉劇場の二番煎じを承知で北朝鮮への電撃訪問を本気で考えていたとしたら、これこそ「鵜の真似をする烏」との誹(そし)りを受けましょうなあ。交渉が決裂してまずは一安心というところでしょうか?
これまでの日朝協議では、福田康夫政権時代の平成20年8月に、北朝鮮による拉致問題の調査再開、日本による対北制裁の緩和で合意。しかし、福田氏の首相辞任や金正日総書記の健康問題を理由に、北朝鮮側が合意を一方的にほごにして以降、公式な政府間交渉は行われていない。中井氏の極秘交渉について、枝野幸男官房長官は25日の記者会見で「政府への連絡は特にない。事実関係自体、承知していない」と説明。伴野豊外務副大臣も「外務省としては事前に承知していなかったし、現時点でも一切関与していない」と述べた。
2011年7月26日(火) 産経新聞
■瓢箪から駒が出ていればいの一番にしゃしゃり出て「都合のよい時だけの記者会見」をセットしたに違いない菅アルイミ首相がしらばっくれているのですから、失敗だったのは確かなのでしょうなあ。北朝鮮を相手に危険極まりないパフォーマンス二元外交を画策したとなれば一大事ですから天敵の産経新聞記者・阿比留瑠比さんも怒りの咆哮であります。
菅直人首相が水面下で北朝鮮訪問を画策しているのは、地を這うような低支持率を挽回し、さらなる延命を図る目的がある。首相としては、8月中に金正日総書記との年内の会談実施を発表できれば、たとえ退陣の3条件に挙げた再生エネルギー特別措置法案などがすべてクリアされても、首脳会談を政権維持の口実にできるとみているようだ。首相の延命のために、国家主権も拉致被害者の人権も踏みにじられかねない。……9月前半には訪米してオバマ大統領と会談し、同月21日からニューヨークで始まる国連総会への出席も検討。さらに、中国が辛亥革命100年の記念行事を予定する10月10日前後の訪中にも強い意欲を示す。そこには、国内の退陣圧力を「外交上の約束」を盾に乗り切るという意図が透けてみえる。また、北朝鮮訪問カードをちらつかせることで国民に拉致問題での前進の期待感を抱かせ、政権浮揚につなげる目的もある。……
■菅アルイミ首相としては外交分野で大きな業績を残せれば多少の延命をしても良いではないか?!と開き直って見せたい意地もありましょう。しかし、これまで外交に強いなどとは一度も聞いたこともないのですから、対米・対北京・対北朝鮮の外交で三打席連続ホームランを打ってみようなどと考える前に指導力の有るコーチを頼んでしっかり素振りの練習でもした方が良かったのに……。
平成14年9月の小泉純一郎元首相の初訪朝は、同年1月の田中真紀子元外相の更迭以降下落し、3~4割にとどまっていた内閣支持率を大きく押し上げた。このとき、北朝鮮側が日本に伝えた「5人生存8人死亡」という情報は不正確で不誠実な内容だったが、小泉氏の訪朝決断は高く評価された。「小泉氏を強く意識している」(周辺)という菅首相はこの政治手法に目を付けたとみられる。ただ、北朝鮮が「死に体」の菅政権に手をさしのべるとすれば、相応の見返りを期待してのことだ。実際、今回の交渉では北朝鮮側は拉致問題では色よい回答は示していないとされる。たとえ首相が訪朝を強行しても、日本側が外交的な「取られ損」に終わる可能性は高い。……
■徐々に危険水域に近付いている謎の迂回献金問題が事によると巡り巡って北朝鮮とのパイプ作りに役立っていた可能性も無きにしもあらずですが、韓国には歴史文書を「引渡す」と勝手に決めてしまった菅アルイミ内閣が北朝鮮には何を贈る心算だったのか?知りたいような知るのが恐ろしいような……。
小泉氏の初訪朝時には、当時の官邸、外務省幹部にも一部しか知らされないまま北朝鮮側に、国交正常化後に日本が実施する「1兆円」といわれる経済協力が提示されていた。北側はその後、拉致被害者の一部を日本に帰国させたのに約束の見返りは得ていないと日本側に不信感を募らせており、同じ金額では折り合おうとしないだろう。また、北朝鮮が仮に数人程度の拉致被害者の帰国を約束しても、首相が「拉致問題は解決した」との言質を取られてしまえば、重大な主権侵害かつ人権侵害である拉致問題はそこで立ち往生してしまう。さらに、これまで日本と協力し対北朝鮮包囲網を敷いてきた米国と韓国のはしごを外すことにもなりかねない。首相の延命欲のもたらす危険性は、もはや計り知れない。
2011年7月26日 産経新聞
■平気で梯子を外して閣僚を窮地に陥れてしまう菅アルイミ首相ですから、米国と韓国の努力を水泡に帰すことになっても知らん振りしてしまいそうです。間違って平壌に降り立ったりしたら「小泉総理を越えた!」と一人悦に入って「拉致問題は解決」ぐらいのことは軽率に言ってしまいそうで怖いですなあ。拉致家族の皆さんの苦しみをまったく感じない特殊な思考回路自体に大いなる興味は湧きますが、政治家として必要な資質には非情な決断力も含まれるのでしょうが、菅アルイミ首相の残酷な鈍感さには別の冷たさを感じてしまいます。
菅直人首相が北朝鮮への電撃訪問を模索していることが25日、分かった。首相の意向を受けた民主党の中井洽元拉致問題担当相が21、22の両日、中国・長春で北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使と極秘に接触。中井氏は日本人拉致事件解決への進展を求めたのに対し、北朝鮮側は見返りを要求したもようだ。首相は拉致問題に進展の可能性が見いだせれば、自ら北朝鮮を訪問し交渉に臨む意向だ。日朝関係筋によると、中井、宋両氏は今春から、数回にわたり第三国で極秘交渉を行っている。日本側は拉致問題の具体的進展を求め、最終的には「日朝国交正常化と日朝首脳会談実現を目標」に協議しているとされる。これに対し北朝鮮側は「拉致問題は解決済み」との従来の主張を繰り返し、可能なのは「日本人妻の帰国とよど号犯引き渡し」であることを示唆しているという。21、22両日の協議では、交渉の継続では一致したが、北朝鮮側は何らかの「見返り」を要求し、拉致問題の具体的進展は見られなかったもようだ。……
■これが7月25日付け毎日新聞の第一報で他紙も一斉に「極秘接触」を報じ始めると、中井下大臣はシドロモドロの弁解に終始する一方で、菅アルイミ首相は「まったく承知していない」としれっと否定。まあ、「極秘」ならば命を張ってでも白を切り通さねばならないのは当然なのではありますが、興味深いことに極秘協議が決裂したとされる22日の翌日、インドネシアのバリ島で開催されていたARF閣僚会議で松本剛明外相は北朝鮮の朴宜春外相を相手に08年8月の日朝実務者協議で合意した拉致問題再調査の早期実施を要求しておりまして、北朝鮮側が「日本は常に拉致問題を提起する。拉致は解決済みだ」と文句を言ったのを聞き流さず、松本外相は「拉致は依然として未解決だ」と受けて立ってちょっと揉めたのでした。本当は外務省にも極秘協議の情報が入っていて表の舞台で一矢報いて日本側から怒りのメッセージを送りたかったのか?あるいは外務省は完全に蚊帳の外に置かれていた事を察知して、菅アルイミ首相に対して「知っているぞ!」との陰湿な嫌がらせのメッセージを発信しようとしたのか?はたまた単なる偶然だったのか?
■就任当初から暫くの間は過去に異様な長命を保った中曽根政権の秘密・秘訣を探ろうと熱心に研究しているとの噂が流れていた菅アルイミ首相でしたが、自らの人望の無さ故にスタッフと人脈に恵まれず孤立を深めるうちにお手本を変えて、異様な人気を博した小泉劇場を意識し始めたと言われておりましたから、苦し紛れにトンデモない手土産を持って平壌を電撃訪問でもしなければ良いが……と心配する声もちらほら出ていたものですから、ああ、やっぱりと思って第一報を聞いた人が多かったはずです。
首相は、自らへの退陣圧力が強まると予想される8月上旬を目標に、北朝鮮側との合意を目指している。電撃訪朝による拉致被害者の一部帰還も視野に入れている。しかし、最近の対北外交をめぐっては、クリントン米国務長官が北朝鮮の金桂寛第1外務次官をニューヨークに招き、6カ国協議再開に向けた予備交渉を開くことを表明するなど、多国間交渉の枠組みが再スタートする兆しがある。このため、日本単独の対北交渉には政府内にも慎重論が根強く、「拉致被害者が全員帰ってくるなら別だが、政治パフォーマンスなら世論や党内の理解は困難だ」(外交筋)との批判もある。……
■財務大臣を経験しながら財政に疎い首相との評価がほぼ定まり、既に伝説の域に入っている薬害エイズ問題の解決も実際には前任の森井忠良(社会党)厚生大臣と配下の官僚たちの手柄だったのを強引に横取りしたんだ!と小泉首相の元秘書だった飯島勲さんにバラされてしまい、いよいよ能無し政治家の典型みたいな扱いを受け初めていた時に歴代首相の中では珍しい「理系出身」を全面に押し出して「原発に物凄く詳しい」首相として復活してみようと張り切ってヘリコプターで現場に乗り込んだら水素爆発!民主党で理系出身の総理大臣は二人目なのですから最初から期待はしていませんでしたが……。外務大臣の経験も無いのに小泉劇場の二番煎じを承知で北朝鮮への電撃訪問を本気で考えていたとしたら、これこそ「鵜の真似をする烏」との誹(そし)りを受けましょうなあ。交渉が決裂してまずは一安心というところでしょうか?
これまでの日朝協議では、福田康夫政権時代の平成20年8月に、北朝鮮による拉致問題の調査再開、日本による対北制裁の緩和で合意。しかし、福田氏の首相辞任や金正日総書記の健康問題を理由に、北朝鮮側が合意を一方的にほごにして以降、公式な政府間交渉は行われていない。中井氏の極秘交渉について、枝野幸男官房長官は25日の記者会見で「政府への連絡は特にない。事実関係自体、承知していない」と説明。伴野豊外務副大臣も「外務省としては事前に承知していなかったし、現時点でも一切関与していない」と述べた。
2011年7月26日(火) 産経新聞
■瓢箪から駒が出ていればいの一番にしゃしゃり出て「都合のよい時だけの記者会見」をセットしたに違いない菅アルイミ首相がしらばっくれているのですから、失敗だったのは確かなのでしょうなあ。北朝鮮を相手に危険極まりないパフォーマンス二元外交を画策したとなれば一大事ですから天敵の産経新聞記者・阿比留瑠比さんも怒りの咆哮であります。
菅直人首相が水面下で北朝鮮訪問を画策しているのは、地を這うような低支持率を挽回し、さらなる延命を図る目的がある。首相としては、8月中に金正日総書記との年内の会談実施を発表できれば、たとえ退陣の3条件に挙げた再生エネルギー特別措置法案などがすべてクリアされても、首脳会談を政権維持の口実にできるとみているようだ。首相の延命のために、国家主権も拉致被害者の人権も踏みにじられかねない。……9月前半には訪米してオバマ大統領と会談し、同月21日からニューヨークで始まる国連総会への出席も検討。さらに、中国が辛亥革命100年の記念行事を予定する10月10日前後の訪中にも強い意欲を示す。そこには、国内の退陣圧力を「外交上の約束」を盾に乗り切るという意図が透けてみえる。また、北朝鮮訪問カードをちらつかせることで国民に拉致問題での前進の期待感を抱かせ、政権浮揚につなげる目的もある。……
■菅アルイミ首相としては外交分野で大きな業績を残せれば多少の延命をしても良いではないか?!と開き直って見せたい意地もありましょう。しかし、これまで外交に強いなどとは一度も聞いたこともないのですから、対米・対北京・対北朝鮮の外交で三打席連続ホームランを打ってみようなどと考える前に指導力の有るコーチを頼んでしっかり素振りの練習でもした方が良かったのに……。
平成14年9月の小泉純一郎元首相の初訪朝は、同年1月の田中真紀子元外相の更迭以降下落し、3~4割にとどまっていた内閣支持率を大きく押し上げた。このとき、北朝鮮側が日本に伝えた「5人生存8人死亡」という情報は不正確で不誠実な内容だったが、小泉氏の訪朝決断は高く評価された。「小泉氏を強く意識している」(周辺)という菅首相はこの政治手法に目を付けたとみられる。ただ、北朝鮮が「死に体」の菅政権に手をさしのべるとすれば、相応の見返りを期待してのことだ。実際、今回の交渉では北朝鮮側は拉致問題では色よい回答は示していないとされる。たとえ首相が訪朝を強行しても、日本側が外交的な「取られ損」に終わる可能性は高い。……
■徐々に危険水域に近付いている謎の迂回献金問題が事によると巡り巡って北朝鮮とのパイプ作りに役立っていた可能性も無きにしもあらずですが、韓国には歴史文書を「引渡す」と勝手に決めてしまった菅アルイミ内閣が北朝鮮には何を贈る心算だったのか?知りたいような知るのが恐ろしいような……。
小泉氏の初訪朝時には、当時の官邸、外務省幹部にも一部しか知らされないまま北朝鮮側に、国交正常化後に日本が実施する「1兆円」といわれる経済協力が提示されていた。北側はその後、拉致被害者の一部を日本に帰国させたのに約束の見返りは得ていないと日本側に不信感を募らせており、同じ金額では折り合おうとしないだろう。また、北朝鮮が仮に数人程度の拉致被害者の帰国を約束しても、首相が「拉致問題は解決した」との言質を取られてしまえば、重大な主権侵害かつ人権侵害である拉致問題はそこで立ち往生してしまう。さらに、これまで日本と協力し対北朝鮮包囲網を敷いてきた米国と韓国のはしごを外すことにもなりかねない。首相の延命欲のもたらす危険性は、もはや計り知れない。
2011年7月26日 産経新聞
■平気で梯子を外して閣僚を窮地に陥れてしまう菅アルイミ首相ですから、米国と韓国の努力を水泡に帰すことになっても知らん振りしてしまいそうです。間違って平壌に降り立ったりしたら「小泉総理を越えた!」と一人悦に入って「拉致問題は解決」ぐらいのことは軽率に言ってしまいそうで怖いですなあ。拉致家族の皆さんの苦しみをまったく感じない特殊な思考回路自体に大いなる興味は湧きますが、政治家として必要な資質には非情な決断力も含まれるのでしょうが、菅アルイミ首相の残酷な鈍感さには別の冷たさを感じてしまいます。