■昨年度の映画収益は、残念ながら邦画が洋画に負けたのだそうです。テレビ局とタイアップしての集中豪雨のような宣伝戦略と、週刊誌などのマスコミを利用した強引な話題作りなどが神通力を失っているのかも?大体、テレビで煽り立てた「話題作!」を観た後で大いに満足する事は非常に少ないような気がします。監督や脚本家が力量不足なのか?映画会社の経営方針が悪いのか?いやいや、やっぱり魅力的な映画俳優が居なくなってしまった事が最大の原因のような気がしますなあ。
■本業が歌手やテレビ・タレントだと分かっている人が「主演」して作品が成立するはずもありませんから、変に期待する方が悪いのでしょうなあ。今の日本で「好きな映画俳優は?」と問われて50代以下の俳優名が口をついて出て来るような人はほとんど無いのではないでしょうか?晩年の黒沢明が時代劇映画を撮れない理由を問われて、「侍の顔が見当たらない」と言っていましたが、リメイク版の『椿三十郎』は未見ですが、『武士の一分』の無惨なチャンバラ場面に絶句させられたショックから立ち直れない状態で、万が一の代物を見せられたら再起不能になるかも?
■その点、今でも「映画俳優」が大活躍しているのが米国で、州知事になったり選挙戦に深く関与したり、政治的な活動も盛んですなあ。
1月下旬、スーダン西部ダルフール地方のエルファシェルを訪問した、国連平和大使で米俳優のジョージ・クルーニーさん……国連の平和維持活動(PKO)への関心を高めてもらうため、平和大使に任命された米人気俳優、ジョージ・クルーニーさん(46)が1月31日、国連本部で就任式に出席した。
■ユニセフ大使に黒柳徹子さんが任命されていますが、アフリカの貧困と悲劇を紹介するのに熱心な割には、その原因についてはほとんど語らないような印象が強いのは何故でしょう?黒柳徹子さんと仲良しだった渥美清さんは人知れずアフリカを何度も訪れていてその関連の映画を残していましたが、監督が変わった人でしたから……。日本のテレビは無闇矢鱈にアフリカが取り上げるのですが、何故か「動物」とピラミッドばかりのようです。その影響なのか、国際会議でアフリカ問題に関して日本代表が無知と無関心ぶりを露呈するような事あるようです。まあ、無理やりキリスト教と欧州語を押し付けて奴隷貿易で大儲けした欧米諸国がアフリカを忘れないのは当然なのでしょうが……。
会見でクルーニーさんはスーダン西部ダルフール地方やチャドなどに展開されているのPKO部隊の視察から戻ったばかりであることを明かし、「平和維持活動の展開にはその当事国と加盟国の支援、それを支える財源が必要だ」と述べ、現在部分展開にとどまっているアフリカ連合(AU)・国連合同部隊が全面展開できるようスーダン政府に協力を呼びかけた
■ジョージ・クルーニーは娯楽大作が人気ですが、強烈な政治的メッセージをぶつける秀作も残している「映画俳優」です。ワープロ変換するとややこしくなる『シリアナ』という題名の映画がありまして、鑑賞した後数日間は悪夢にうなされるほどの衝撃を受けますなあ。あの映画から「国連平和大使」就任までは一直線で結べそうです。。
……スーダンの病院でレイプ被害にあった女性から「国連(部隊)を送ってほしい。米国でも中国でもロシアでもない。国連だけが希望だ」と告げられたことを明かし、この職務について「有名人はカメラマンを連れてくることができ、問題に目を向けさせることができる」と意義を語った。クルーニーさんはこれまでダルフール紛争の実態を紹介するドキュメンタリーを製作。4年以上にわたってダルフールの人道危機解決を訴え続けてきたことで知られている。
2008年2月1日 産経ニュース
■本業が歌手やテレビ・タレントだと分かっている人が「主演」して作品が成立するはずもありませんから、変に期待する方が悪いのでしょうなあ。今の日本で「好きな映画俳優は?」と問われて50代以下の俳優名が口をついて出て来るような人はほとんど無いのではないでしょうか?晩年の黒沢明が時代劇映画を撮れない理由を問われて、「侍の顔が見当たらない」と言っていましたが、リメイク版の『椿三十郎』は未見ですが、『武士の一分』の無惨なチャンバラ場面に絶句させられたショックから立ち直れない状態で、万が一の代物を見せられたら再起不能になるかも?
■その点、今でも「映画俳優」が大活躍しているのが米国で、州知事になったり選挙戦に深く関与したり、政治的な活動も盛んですなあ。
1月下旬、スーダン西部ダルフール地方のエルファシェルを訪問した、国連平和大使で米俳優のジョージ・クルーニーさん……国連の平和維持活動(PKO)への関心を高めてもらうため、平和大使に任命された米人気俳優、ジョージ・クルーニーさん(46)が1月31日、国連本部で就任式に出席した。
■ユニセフ大使に黒柳徹子さんが任命されていますが、アフリカの貧困と悲劇を紹介するのに熱心な割には、その原因についてはほとんど語らないような印象が強いのは何故でしょう?黒柳徹子さんと仲良しだった渥美清さんは人知れずアフリカを何度も訪れていてその関連の映画を残していましたが、監督が変わった人でしたから……。日本のテレビは無闇矢鱈にアフリカが取り上げるのですが、何故か「動物」とピラミッドばかりのようです。その影響なのか、国際会議でアフリカ問題に関して日本代表が無知と無関心ぶりを露呈するような事あるようです。まあ、無理やりキリスト教と欧州語を押し付けて奴隷貿易で大儲けした欧米諸国がアフリカを忘れないのは当然なのでしょうが……。
会見でクルーニーさんはスーダン西部ダルフール地方やチャドなどに展開されているのPKO部隊の視察から戻ったばかりであることを明かし、「平和維持活動の展開にはその当事国と加盟国の支援、それを支える財源が必要だ」と述べ、現在部分展開にとどまっているアフリカ連合(AU)・国連合同部隊が全面展開できるようスーダン政府に協力を呼びかけた
■ジョージ・クルーニーは娯楽大作が人気ですが、強烈な政治的メッセージをぶつける秀作も残している「映画俳優」です。ワープロ変換するとややこしくなる『シリアナ』という題名の映画がありまして、鑑賞した後数日間は悪夢にうなされるほどの衝撃を受けますなあ。あの映画から「国連平和大使」就任までは一直線で結べそうです。。
……スーダンの病院でレイプ被害にあった女性から「国連(部隊)を送ってほしい。米国でも中国でもロシアでもない。国連だけが希望だ」と告げられたことを明かし、この職務について「有名人はカメラマンを連れてくることができ、問題に目を向けさせることができる」と意義を語った。クルーニーさんはこれまでダルフール紛争の実態を紹介するドキュメンタリーを製作。4年以上にわたってダルフールの人道危機解決を訴え続けてきたことで知られている。
2008年2月1日 産経ニュース
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