民主党大訪中団の事前折衝で、約140人の民主党国会議員全員が、胡錦濤中国国家主席と握手して写真撮影を行うことに中国側が難色を示したが、これに対して小沢一郎幹事長が「だったら行かない」として、訪中計画を中止する構えを見せていたことが23日、分かった。
■撮影会と訪中計画とが天秤に載ったのなら、この話は12月9日の崔大使と小沢幹事長との会談でのことでしょう。しかし、このリーク話には不自然な点が多いですなあ。公表されたのがクリスマス直前というタイミング、鳩山サセテイタダク首相の偽装献金問題と予算編成が大詰めを迎えていた時期にも当たります。何よりも「訪中直前」なのに交渉事項の中に「特例会見」の件がきれいに消えている!
その結果、10日夕、北京市の人民大会堂では、胡氏の前に国会議員が列をつくり、次々と胡主席と笑顔で写真に納まる記念撮影会が実現した。民主党国際局長の藤田幸久参院議員によると、訪中直前の段階で中国側は、胡氏と国会議員一人一人との写真撮影について「時間がかかり過ぎる」ことを理由にいったんは断ってきた。だが、それを聞いた小沢氏は「そんなに時間はかからないはずだ」として、握手撮影が実現しない場合は、訪中自体の取りやめも辞さない考えを示したという。
■出発直前で本当に「中止も辞さない」と言ったのか?ますますツーショット撮影会を提案したのは誰なのか?が分からなくなる仕掛けになっている話のようです。もっと穿った見方をすれば、江沢民時代の愛国教育政策の遺産で反日感情が強く残っているチャイナで、今も隠然たる力を持っている江沢民側が胡錦濤主席を攻撃する材料に利用する可能性が高まり、密かに善後策を打診されたクラッシャー小沢が国内でマニフェスト破りの憎まれ役を演じたついでに、ツーショット撮影は自分がゴリ押しして実現させたんだ、と言い張ることで胡錦濤政権に恩を売ったとか……。
■日本での特例会見の様子は大々的に報道されたのに、北京でのツーショット撮影会どころか人民大会堂で訪中団を出迎えた様子もチャイナ国内ではまったく報じられていないそうですからなあ。
小沢氏が握手撮影会にこだわった理由について藤田氏は「小沢氏は普段から『長い演説をするよりも、握手と写真の方が重要だ』と考えており、それを中国側にも求めたということではないか」と話している。
12月24日 産経新聞
■「演説よりも握手」というのは小沢流の選挙戦術の話ではないでしょうか?あのツーショット握手撮影会は、一体、誰にとって「重要」なのか?さっぱり分からない話です。まさか、140余人の民主党議員と握手した胡錦濤主席が日本大好き!民主党大好き!と言い始めるはずはないでしょう。すると、小沢幹事長が引き連れて行った国会議員が揃ってチャイナ胡錦濤好きになるのが「重要」という理屈になりますが……。
……胡錦濤国家主席は北京で10日午後、民主党の小沢一郎幹事長を団長とする日本民主党代表団と会談した。中国国際放送局が伝えた。胡錦濤主席は「日中間の四つの共同声明に則って、各分野・各レベルにわたる交流と協力を強化し、重要で繊細な問題を適切に処理するとともに、様々な世界的な課題にともに対応し、戦略的互恵関係の一層の発展を推し進めていきたい」と述べた。
■報じられた映像は会談の模様だけだったことが分かります。普通は夜7時のテレビ・ニュースの冒頭で国の大小に関わらず何処かの首脳が国家主席を表敬訪問した映像が必ず流され、客人は腰を低くして迎えるチャイナ側は決して頭を下げず胸を張った姿勢で余裕の握手をする映像が毎晩流れるお国柄。従って小沢大訪中団を出迎える胡錦濤主席の映像が無かったら、視聴者はすぐに異変に気が付くはずなのですが……。
■少なくとも両国で対応すべき「様々な世界的な課題」の中には地球温暖化問題やガス田問題は含まれていないようです。そして「戦略的互恵関係」というものの正体は今でも不明なのが不気味であります。
■撮影会と訪中計画とが天秤に載ったのなら、この話は12月9日の崔大使と小沢幹事長との会談でのことでしょう。しかし、このリーク話には不自然な点が多いですなあ。公表されたのがクリスマス直前というタイミング、鳩山サセテイタダク首相の偽装献金問題と予算編成が大詰めを迎えていた時期にも当たります。何よりも「訪中直前」なのに交渉事項の中に「特例会見」の件がきれいに消えている!
その結果、10日夕、北京市の人民大会堂では、胡氏の前に国会議員が列をつくり、次々と胡主席と笑顔で写真に納まる記念撮影会が実現した。民主党国際局長の藤田幸久参院議員によると、訪中直前の段階で中国側は、胡氏と国会議員一人一人との写真撮影について「時間がかかり過ぎる」ことを理由にいったんは断ってきた。だが、それを聞いた小沢氏は「そんなに時間はかからないはずだ」として、握手撮影が実現しない場合は、訪中自体の取りやめも辞さない考えを示したという。
■出発直前で本当に「中止も辞さない」と言ったのか?ますますツーショット撮影会を提案したのは誰なのか?が分からなくなる仕掛けになっている話のようです。もっと穿った見方をすれば、江沢民時代の愛国教育政策の遺産で反日感情が強く残っているチャイナで、今も隠然たる力を持っている江沢民側が胡錦濤主席を攻撃する材料に利用する可能性が高まり、密かに善後策を打診されたクラッシャー小沢が国内でマニフェスト破りの憎まれ役を演じたついでに、ツーショット撮影は自分がゴリ押しして実現させたんだ、と言い張ることで胡錦濤政権に恩を売ったとか……。
■日本での特例会見の様子は大々的に報道されたのに、北京でのツーショット撮影会どころか人民大会堂で訪中団を出迎えた様子もチャイナ国内ではまったく報じられていないそうですからなあ。
小沢氏が握手撮影会にこだわった理由について藤田氏は「小沢氏は普段から『長い演説をするよりも、握手と写真の方が重要だ』と考えており、それを中国側にも求めたということではないか」と話している。
12月24日 産経新聞
■「演説よりも握手」というのは小沢流の選挙戦術の話ではないでしょうか?あのツーショット握手撮影会は、一体、誰にとって「重要」なのか?さっぱり分からない話です。まさか、140余人の民主党議員と握手した胡錦濤主席が日本大好き!民主党大好き!と言い始めるはずはないでしょう。すると、小沢幹事長が引き連れて行った国会議員が揃ってチャイナ胡錦濤好きになるのが「重要」という理屈になりますが……。
……胡錦濤国家主席は北京で10日午後、民主党の小沢一郎幹事長を団長とする日本民主党代表団と会談した。中国国際放送局が伝えた。胡錦濤主席は「日中間の四つの共同声明に則って、各分野・各レベルにわたる交流と協力を強化し、重要で繊細な問題を適切に処理するとともに、様々な世界的な課題にともに対応し、戦略的互恵関係の一層の発展を推し進めていきたい」と述べた。
■報じられた映像は会談の模様だけだったことが分かります。普通は夜7時のテレビ・ニュースの冒頭で国の大小に関わらず何処かの首脳が国家主席を表敬訪問した映像が必ず流され、客人は腰を低くして迎えるチャイナ側は決して頭を下げず胸を張った姿勢で余裕の握手をする映像が毎晩流れるお国柄。従って小沢大訪中団を出迎える胡錦濤主席の映像が無かったら、視聴者はすぐに異変に気が付くはずなのですが……。
■少なくとも両国で対応すべき「様々な世界的な課題」の中には地球温暖化問題やガス田問題は含まれていないようです。そして「戦略的互恵関係」というものの正体は今でも不明なのが不気味であります。