■何かと話題になる地名の大阪、最近では「また大阪」というフレーズで使われているようです。遠い遠い昔、「またも負けたか八連隊」という流行フレーズがありました。始まりは西南戦争まで遡れるそうですが、「第8連隊」というのは明治7年12月18日に創設された大阪鎮台の陸軍部隊を指しているのは確かです。本当に連戦連敗の根性なし軍隊だったのかどうかは議論が分かれるようですが、「商人の町」というイメージも手伝って調子のよいフレーズは日本中に膾炙して、最近のすぐに忘れられる「流行語大賞」などとは比べ物にならない長寿を保ちました。
■出身地で差別するのは根拠も無い馬鹿馬鹿しい話なのですが、地域ごとの特色というものはあるもので、羨ましい長所もあれば、真似したくない短所もありますから、互いに文化や歴史の違いを楽しみたいものです。でも、残念ながら「また福岡」と双璧をなす「また大阪」というフレーズが定着しつつあるのも事実のようですなあ。
都道府県議会で議員や各会派に支給された2007年度の政務調査費のうち、使われないまま返還された額が前年度比2・4倍の5億5516万円に上ったことが、読売新聞社の調査でわかった。返還額は交付総額の4・3%に当たる。車のローン返済や飲食代など不適切な流用が判明して批判が高まり、領収書添付を義務付ける議会が増えたことなどが背景にある。……
■郵政解散選挙の際に、「ヒラリーマン」で一世を風靡した小泉チルドレンの1人タイゾー君が、当選後の楽しみとして料亭と100万円通信費!と言い放って物議を醸したことがありましたが、実際には地方自治体の「政務調査費」の方がタイゾー君好みの食べ放題ならぬ、使い放題!の無駄遣いだという話はすっかり有名になりました。なあ。「調査視察旅行」と観光大名旅行との違いはさっぱり分かりませんし、コピペで作る報告書は大学のレポートにもならない恥ずかしい作品だったり、名前が立派過ぎるのが悪いのか?政務も調査も知らない素人議員が多すぎるのか?
……07年度は前年度の計2億3024万円から3億2492万円増えた。返還は茨城、沖縄を除く45都道府県であり、うち35都道府県が前年度より増えた。返還額は、前年度の5倍に膨らんだ大阪の5650万円が最多で、埼玉の5336万円、兵庫の5228万円と続く。06年度まで全額を使い切っていた福岡でも、1690万円が返還された……
11月18日 読売新聞
■あちこちで不正が発覚したとて、遅ればせながら「領収書添付」を義務付けたら、予算がごっそり余るようになったのだそうです。それに加えて市民オンブズマンの活躍や「住民監査請求」の増加が地方自治体の議員さん達を覚醒させたとか……。引用部分に並ぶ地名を見ていると、実にさまざまな事が思い浮かびますなあ。絆創膏農林大臣を生んだ茨城県は、某市の市議がセクハラ旅行をしたとテレビ朝日あたりに追い回されたこともありました。沖縄は独特の政治風土を持っている上に日米間の諸問題を考えねばならない事情もあるのいでしょう。でも、「一銭も返さん!」というのはユニークです。
■前年度の5倍も返還額が増えたのが大阪府。新しい知事の業績なのか?市民の監視が強まったのか?東部に「埼玉都民」を多数抱え西には中山間地を背負う埼玉県は、いろいろと公共事業が多いところで、とかくの噂や疑惑が出るところ。知事が変わって少しは政治風土も変わったのかも?そして、「チャンス!」の兵庫県。大阪以上に「またか」と言われる福岡県は、きっちり毎年使い切っていたのですなあ。政務調査費が余ったのは議員や市役所の職員が飲酒運転をしなくなったからでもなさそうですが……。
■出身地で差別するのは根拠も無い馬鹿馬鹿しい話なのですが、地域ごとの特色というものはあるもので、羨ましい長所もあれば、真似したくない短所もありますから、互いに文化や歴史の違いを楽しみたいものです。でも、残念ながら「また福岡」と双璧をなす「また大阪」というフレーズが定着しつつあるのも事実のようですなあ。
都道府県議会で議員や各会派に支給された2007年度の政務調査費のうち、使われないまま返還された額が前年度比2・4倍の5億5516万円に上ったことが、読売新聞社の調査でわかった。返還額は交付総額の4・3%に当たる。車のローン返済や飲食代など不適切な流用が判明して批判が高まり、領収書添付を義務付ける議会が増えたことなどが背景にある。……
■郵政解散選挙の際に、「ヒラリーマン」で一世を風靡した小泉チルドレンの1人タイゾー君が、当選後の楽しみとして料亭と100万円通信費!と言い放って物議を醸したことがありましたが、実際には地方自治体の「政務調査費」の方がタイゾー君好みの食べ放題ならぬ、使い放題!の無駄遣いだという話はすっかり有名になりました。なあ。「調査視察旅行」と観光大名旅行との違いはさっぱり分かりませんし、コピペで作る報告書は大学のレポートにもならない恥ずかしい作品だったり、名前が立派過ぎるのが悪いのか?政務も調査も知らない素人議員が多すぎるのか?
……07年度は前年度の計2億3024万円から3億2492万円増えた。返還は茨城、沖縄を除く45都道府県であり、うち35都道府県が前年度より増えた。返還額は、前年度の5倍に膨らんだ大阪の5650万円が最多で、埼玉の5336万円、兵庫の5228万円と続く。06年度まで全額を使い切っていた福岡でも、1690万円が返還された……
11月18日 読売新聞
■あちこちで不正が発覚したとて、遅ればせながら「領収書添付」を義務付けたら、予算がごっそり余るようになったのだそうです。それに加えて市民オンブズマンの活躍や「住民監査請求」の増加が地方自治体の議員さん達を覚醒させたとか……。引用部分に並ぶ地名を見ていると、実にさまざまな事が思い浮かびますなあ。絆創膏農林大臣を生んだ茨城県は、某市の市議がセクハラ旅行をしたとテレビ朝日あたりに追い回されたこともありました。沖縄は独特の政治風土を持っている上に日米間の諸問題を考えねばならない事情もあるのいでしょう。でも、「一銭も返さん!」というのはユニークです。
■前年度の5倍も返還額が増えたのが大阪府。新しい知事の業績なのか?市民の監視が強まったのか?東部に「埼玉都民」を多数抱え西には中山間地を背負う埼玉県は、いろいろと公共事業が多いところで、とかくの噂や疑惑が出るところ。知事が変わって少しは政治風土も変わったのかも?そして、「チャンス!」の兵庫県。大阪以上に「またか」と言われる福岡県は、きっちり毎年使い切っていたのですなあ。政務調査費が余ったのは議員や市役所の職員が飲酒運転をしなくなったからでもなさそうですが……。