■健康ブームに乗って禁煙運動が欧米に始まって毎度の事ながら日本も追随して喫煙者の都合などは一切考慮されずに、あちこちでタバコが悪者扱いされる風潮は止まらないのでありますが、自分の肺癌を告白していた筑紫哲也さんが肺炎で死去されたと、追悼の言葉がマスコミの「半分」に溢れているのを見ていますと、間の無く「筑紫さんの命を奪ったタバコ」が話題になるのは間違いなさそうです。
■喫煙者の多いフランスなどでは、ぐっと冷え込んで来たというのにカフェの客は歯を食いしばって屋外のテーブルでエスプレッソの香りとタバコを楽しんでいるのだそうです。ロンドン名物のパブでも全面禁煙となって、伝統的な雰囲気を楽しむにはいろいろと「工夫」が必要になっているとか……。そんな健康志向の裏側で医者ならぬ警察が扱う麻薬犯罪が多発しているのは実に皮肉な話ですなあ。
■大騒ぎが起こった相撲界では八百長裁判だの朝青龍の休場・進退問題などが煙幕になって、ロシア人力士3人組だけに麻薬問題を封じ込めるのに、どうやら成功しているようですが、警察の捜査に何がしかの圧力でも掛かっているとしたら、これまた大問題だと邪推もしたくなる非常に不自然な幕切れであります。昔から麻薬犯罪の温床として有名だった芸能界にも飛び火した後、今度は大学校内でも逮捕者が出始めまして、何処まで問題が広がっているのか見当もつかない状況になっているようですなあ。
■漏れ聞くところによりますと、1グラムの大麻草は3000円~5000円で取り引きされているそうですから、振り込め詐欺に流れ込んでいた就職難民が麻薬の販売要員に雇われるような変化も起きているとも考えられます。手っ取り早く現金を手に入れたいとか、手段を選ばず一攫千金を夢見る困った連中にとって、こんなに美味しい商売は無いでしょう。あの大英帝国もアヘン貿易で巨万の富を築いて太陽が沈まない大帝国を作り上げたのですし、世界的な金融危機が心配される中、ニューディール政策を行ったルーズベルト米国大統領の名前が頻繁に取り上げられているようですが、そのルーズベルト家もアヘン貿易で成り上がったそうですから、麻薬商売は人類が行う商売の中で最大の利益率を誇っているわけです。
■タバコは癌などの原因となるから禁煙運動を推進すれば医療費を削減できるという話になっておりますが、タバコの代わりに麻薬を愛用する者が増えれば、恐ろしい凶悪犯罪が増えたり、中毒患者の治療と更正には癌治療よりも多くの費用が掛かるとも言われていますから、麻薬禍は一刻も早く取り除かないと国が傾く危険があります。
福岡県警博多署は、乾燥大麻を持っていたとして大麻取締法違反(所持)の現行犯で住所不定、無職、北川良平容疑者(28)と福岡市南区野間、自称飲食店従業員の吉岡隼人容疑者(28)を逮捕し、2人が出入りするマンションから大麻草108株(末端価格約1億800万円)などを押収した。……同市博多区のマンションの一室で袋に入った乾燥大麻127グラムを所持していた疑い。このマンションから大量の大麻草などが押収されており、県警は2人が販売目的で栽培していた疑いもあるとみて追及する。マンションは2人とは別の名義になっており、他に関与した者がいないかも調べる。10月下旬に「カーテンを閉じたままのマンションの部屋がある。大麻でも栽培しているのではないか」との匿名通報が県警にあり調べていた。
2008年11月6日 産経ニュース
■1グラムで5000円なら、発見された127グラムの「商品」は63万5000円の値が付くことになります。加工前の「原料」の多さからして、莫大な売り上げがあったとも考えられますが、それだけの「需要」が有るということですから、常用者でも見つかったらその対応には呆れるほど多額の公的資金が必要になるわけですなあ。無職で28歳と恐らくは水商売の28歳が逮捕されて一応の治療と懲役を済ませた後、麻薬商売以外の真っ当な仕事に就けるかどうか、詐欺と麻薬は再犯率が異様に高いと聞きますから、非常に心配です。
■喫煙者の多いフランスなどでは、ぐっと冷え込んで来たというのにカフェの客は歯を食いしばって屋外のテーブルでエスプレッソの香りとタバコを楽しんでいるのだそうです。ロンドン名物のパブでも全面禁煙となって、伝統的な雰囲気を楽しむにはいろいろと「工夫」が必要になっているとか……。そんな健康志向の裏側で医者ならぬ警察が扱う麻薬犯罪が多発しているのは実に皮肉な話ですなあ。
■大騒ぎが起こった相撲界では八百長裁判だの朝青龍の休場・進退問題などが煙幕になって、ロシア人力士3人組だけに麻薬問題を封じ込めるのに、どうやら成功しているようですが、警察の捜査に何がしかの圧力でも掛かっているとしたら、これまた大問題だと邪推もしたくなる非常に不自然な幕切れであります。昔から麻薬犯罪の温床として有名だった芸能界にも飛び火した後、今度は大学校内でも逮捕者が出始めまして、何処まで問題が広がっているのか見当もつかない状況になっているようですなあ。
■漏れ聞くところによりますと、1グラムの大麻草は3000円~5000円で取り引きされているそうですから、振り込め詐欺に流れ込んでいた就職難民が麻薬の販売要員に雇われるような変化も起きているとも考えられます。手っ取り早く現金を手に入れたいとか、手段を選ばず一攫千金を夢見る困った連中にとって、こんなに美味しい商売は無いでしょう。あの大英帝国もアヘン貿易で巨万の富を築いて太陽が沈まない大帝国を作り上げたのですし、世界的な金融危機が心配される中、ニューディール政策を行ったルーズベルト米国大統領の名前が頻繁に取り上げられているようですが、そのルーズベルト家もアヘン貿易で成り上がったそうですから、麻薬商売は人類が行う商売の中で最大の利益率を誇っているわけです。
■タバコは癌などの原因となるから禁煙運動を推進すれば医療費を削減できるという話になっておりますが、タバコの代わりに麻薬を愛用する者が増えれば、恐ろしい凶悪犯罪が増えたり、中毒患者の治療と更正には癌治療よりも多くの費用が掛かるとも言われていますから、麻薬禍は一刻も早く取り除かないと国が傾く危険があります。
福岡県警博多署は、乾燥大麻を持っていたとして大麻取締法違反(所持)の現行犯で住所不定、無職、北川良平容疑者(28)と福岡市南区野間、自称飲食店従業員の吉岡隼人容疑者(28)を逮捕し、2人が出入りするマンションから大麻草108株(末端価格約1億800万円)などを押収した。……同市博多区のマンションの一室で袋に入った乾燥大麻127グラムを所持していた疑い。このマンションから大量の大麻草などが押収されており、県警は2人が販売目的で栽培していた疑いもあるとみて追及する。マンションは2人とは別の名義になっており、他に関与した者がいないかも調べる。10月下旬に「カーテンを閉じたままのマンションの部屋がある。大麻でも栽培しているのではないか」との匿名通報が県警にあり調べていた。
2008年11月6日 産経ニュース
■1グラムで5000円なら、発見された127グラムの「商品」は63万5000円の値が付くことになります。加工前の「原料」の多さからして、莫大な売り上げがあったとも考えられますが、それだけの「需要」が有るということですから、常用者でも見つかったらその対応には呆れるほど多額の公的資金が必要になるわけですなあ。無職で28歳と恐らくは水商売の28歳が逮捕されて一応の治療と懲役を済ませた後、麻薬商売以外の真っ当な仕事に就けるかどうか、詐欺と麻薬は再犯率が異様に高いと聞きますから、非常に心配です。