■大モメの定額給付金バラマキ政策で政権与党内がてんやわんやの大騒ぎになっているのに、麻生コロコロ首相は「外交の麻生」の勢いで、張り切って厳寒のワシントンに一番乗り!手土産は「IMFに10兆円貸付」だそうですが、御本人は「日本のバブル」の体験を世界の首脳に語って聞かせるんだと大見得を切っていたようですが、足元で火が燃え上がっている拙速の極みのバラマキ政策自体が経済対策として打ち出されて今の大騒動が起きているのですから、日本政府はバブル崩壊から何も学んでいない事を自ら証明していることになりませんかな?
■「あなたとは違う」福田ホイホイ首相に対して連立解消・政権離脱を匂わせて「定額減税」を飲ませた頃の公明党は意気軒昂だったようですが、解散だけのために就任した麻生コロコロ首相に対しては「誰のお蔭で総理大臣になれたんだ!」と分かり易い恫喝で、今度は納税していない人も含める「定額給付」を強要した公明党は、言い出しっぺのくせに政界からもマスコミからも凄まじい怨嗟の声が上がったので頬被りして息を潜めているとかいないとか……。
■麻生コロコロ内閣は「解散するぞ!」と2回もウソをついた上に、「定額給付は全国民が対象」と言った舌の根も乾かないうちに「高額所得者は除外かも?」と言い出して、実際に窓口業務を押し付けられる自治体から悲鳴が聞こえてくるわ、自民党内からも「除外したら法律にならなんぞ!」と怒りの声が上がるわ、マスコミからは麻生ではなく阿呆扱いされるに及び、「除外はしないけど、自主的に遠慮してくれると嬉しい」などとコロコロするので、聞いている国民は大混乱。
■給付時期に関しても「今年中に配る」と啖呵を切ったのに、すぐに「今年度中に法案を通す」とコロコロ……。
総務省の「定額給付金実施本部」は14日、総額2兆円にのぼる定額給付金の支給を装った「振り込め詐欺」被害に遭わないよう、総務省のホームページで情報提供を始めた。「市区町村や総務省などがATM(現金自動受払機)の操作をお願いすることは絶対にありません」「現時点で市区町村や総務省などが、世帯構成や銀行口座番号などの個人情報を照会することは絶対にありません」などと具体的な事例を挙げ、注意を呼びかけている。
■プロの詐欺師に掛かったら、どんな「御注意」も効果など無くなってしまうのが詐欺犯罪の恐ろしいところで、北の札幌あたりでは親切な銀行員と熱心な警察官が止めるのも聴かずに、我が子可愛さで被害者になった御婦人が居るくらいですから、給付の方法や時期がコロコロ変わるような混乱が続けば、詐欺師たちに悪知恵を働かせて新手の作戦を練る時間を与えるようなものでしょうなあ。
給付金の支給は金融機関の個人口座に振り込まれる方式が有力だが、実施本部には「もう給付されるのか」「どこに行けばいいのか」といった問い合わせが1日数十件寄せられているという。都道府県や市区町村のホームページでも注意の呼びかけを働きかける。
2008年11月14日 毎日新聞
■既に国民の中には浮き足立っている人が出ているのですから、実際に支給が始まれば冷静な判断など出来ない人が増えるでしょう。支給が始まる前から「今だけ、ここだけ、貴方だけ」の必殺技で口座から巧妙に虎の子を全部巻き上げる悪い奴が出て来るでしょうなあ。聞くところによると、「オレオレ詐欺」の全盛期にはほとんど被害を受けなかった関西方面の皆さんでさえ、「還付金詐欺」が横行し始めたら他の地域以上に被害が拡大しているとか……。今度は全世帯が対象となるのですから、騙す方法は幾らでも有りそうです。2万円ほどの涙金を有り難く受け取るより、同じ財源から何億円もまとめて騙し取った方が「定額給付」の恩恵も厚くなると考える一攫千金の悪い夢を見ている俄か悪人も現われているかも知れません。
■何ともややこしい浅はかな政策を思いついたものです。まさか名誉会長の「世襲」が噂される某新興宗教の教団が、代替わりの御祝儀やら御布施やら寄付金の財源にしようと、ジリ貧の自民党を脅したり騙したりしてカネ配りを強要しているわけでもないのでしょうが……。三年後には消費税の引き上げ、社会保障費の削減は続行、年金制度は崩壊したまま、医療システムは壊滅近し!町の銀行は貸し渋りに貸し剥がし、大小企業は内偵取り消し……。そんな時代に1万2000円や2万円を貰う日本国民は「朝三暮四」のバカ猿にならないように気をつけねばなりますまい。そして、随喜の涙を流して感謝感激して解散総選挙の暁には、御恩を忘れずに自民党と公明党に投票する人が大幅に増える!などと思われているとしたら、随分と舐められたものだと怒らねばなりませんなあ。
■「落選したらただの人」になりそうな議員が今でも多い自民党は、何度も解散を先延ばしにし続けて今に至っているのですから、もうそろそろ「その内、何とかなるだろう」などと思うのは止めたらどうでしょう?どうやら政治家も不況に強い職業ではなさそうですなあ。ますます公私ともに詐欺が横行する時期になりますから、くれぐれも御用心、御用心。
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■「あなたとは違う」福田ホイホイ首相に対して連立解消・政権離脱を匂わせて「定額減税」を飲ませた頃の公明党は意気軒昂だったようですが、解散だけのために就任した麻生コロコロ首相に対しては「誰のお蔭で総理大臣になれたんだ!」と分かり易い恫喝で、今度は納税していない人も含める「定額給付」を強要した公明党は、言い出しっぺのくせに政界からもマスコミからも凄まじい怨嗟の声が上がったので頬被りして息を潜めているとかいないとか……。
■麻生コロコロ内閣は「解散するぞ!」と2回もウソをついた上に、「定額給付は全国民が対象」と言った舌の根も乾かないうちに「高額所得者は除外かも?」と言い出して、実際に窓口業務を押し付けられる自治体から悲鳴が聞こえてくるわ、自民党内からも「除外したら法律にならなんぞ!」と怒りの声が上がるわ、マスコミからは麻生ではなく阿呆扱いされるに及び、「除外はしないけど、自主的に遠慮してくれると嬉しい」などとコロコロするので、聞いている国民は大混乱。
■給付時期に関しても「今年中に配る」と啖呵を切ったのに、すぐに「今年度中に法案を通す」とコロコロ……。
総務省の「定額給付金実施本部」は14日、総額2兆円にのぼる定額給付金の支給を装った「振り込め詐欺」被害に遭わないよう、総務省のホームページで情報提供を始めた。「市区町村や総務省などがATM(現金自動受払機)の操作をお願いすることは絶対にありません」「現時点で市区町村や総務省などが、世帯構成や銀行口座番号などの個人情報を照会することは絶対にありません」などと具体的な事例を挙げ、注意を呼びかけている。
■プロの詐欺師に掛かったら、どんな「御注意」も効果など無くなってしまうのが詐欺犯罪の恐ろしいところで、北の札幌あたりでは親切な銀行員と熱心な警察官が止めるのも聴かずに、我が子可愛さで被害者になった御婦人が居るくらいですから、給付の方法や時期がコロコロ変わるような混乱が続けば、詐欺師たちに悪知恵を働かせて新手の作戦を練る時間を与えるようなものでしょうなあ。
給付金の支給は金融機関の個人口座に振り込まれる方式が有力だが、実施本部には「もう給付されるのか」「どこに行けばいいのか」といった問い合わせが1日数十件寄せられているという。都道府県や市区町村のホームページでも注意の呼びかけを働きかける。
2008年11月14日 毎日新聞
■既に国民の中には浮き足立っている人が出ているのですから、実際に支給が始まれば冷静な判断など出来ない人が増えるでしょう。支給が始まる前から「今だけ、ここだけ、貴方だけ」の必殺技で口座から巧妙に虎の子を全部巻き上げる悪い奴が出て来るでしょうなあ。聞くところによると、「オレオレ詐欺」の全盛期にはほとんど被害を受けなかった関西方面の皆さんでさえ、「還付金詐欺」が横行し始めたら他の地域以上に被害が拡大しているとか……。今度は全世帯が対象となるのですから、騙す方法は幾らでも有りそうです。2万円ほどの涙金を有り難く受け取るより、同じ財源から何億円もまとめて騙し取った方が「定額給付」の恩恵も厚くなると考える一攫千金の悪い夢を見ている俄か悪人も現われているかも知れません。
■何ともややこしい浅はかな政策を思いついたものです。まさか名誉会長の「世襲」が噂される某新興宗教の教団が、代替わりの御祝儀やら御布施やら寄付金の財源にしようと、ジリ貧の自民党を脅したり騙したりしてカネ配りを強要しているわけでもないのでしょうが……。三年後には消費税の引き上げ、社会保障費の削減は続行、年金制度は崩壊したまま、医療システムは壊滅近し!町の銀行は貸し渋りに貸し剥がし、大小企業は内偵取り消し……。そんな時代に1万2000円や2万円を貰う日本国民は「朝三暮四」のバカ猿にならないように気をつけねばなりますまい。そして、随喜の涙を流して感謝感激して解散総選挙の暁には、御恩を忘れずに自民党と公明党に投票する人が大幅に増える!などと思われているとしたら、随分と舐められたものだと怒らねばなりませんなあ。
■「落選したらただの人」になりそうな議員が今でも多い自民党は、何度も解散を先延ばしにし続けて今に至っているのですから、もうそろそろ「その内、何とかなるだろう」などと思うのは止めたらどうでしょう?どうやら政治家も不況に強い職業ではなさそうですなあ。ますます公私ともに詐欺が横行する時期になりますから、くれぐれも御用心、御用心。
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