映画の豆

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「バブル」

2022年05月23日 | アニメ映画


突然起こったた原因不明の爆発と、同時に発生したバブル群により
重力の狂った東京は水没し、都市機能を失った。
人々は避難したが、 天変地異で家族を失った子供たちは東京に留まり、
チームを作ってバトルクールという競技に熱中していた。
主人公はバトルクールの名手だったが不意の事故で水中から脱出不能になり、
あわやと言うときに謎の少女に助けられる・・・ というあらすじ。
脚本が虚淵さん、キャラクターデザインが小畑さん、
監督がアニメ進撃の荒木哲郎さん、ワーナー資本Netflix配信ということで、
めちゃ当てにきてるな? という気合を感じました。

ボーイミーツガールもの、都市崩壊、美麗な背景作画、キャッチーな曲、
ちょっとサークル交流っぱいニュアンスで、
難しい設定やドロドロした人間関係、難解な長台詞はナシ。
「君の名は。」を含め、ヒットしたアニメを分析して作られたのだろう。

バトルクール(パルクール)の動きがよかったです。

内容ばれ

主人公ヒビキが謎の少女ウタに惹かれていく過程をシチュエーションや台詞だけではなく、
パルクールでも表現していたのが今風だなと思った。
人魚姫モチーフの話なのでウタはスピリチュアルな存在かつ
主人公への恋愛感情以外の情動が薄いのですが
知能がないわけではないですよ、という知的好奇心のシーンもあったので
一応配慮をしていたのだろう。

当たる要素を組み合わせたお話だけども、
今のところ勢いは弱いようだ。
「君の名は。」が当たった時と今は、
客の求めているものが微妙に変わっている気がするけどどうだろう。

気になったのは、幼い頃、日常生活が困難なほどの聴覚過敏描写があったヒビキが
ウタと出会えて本当の自分になれたことで、それが治ったような表現だったが
それはちょっと…!?ということと、あと
もうすぐ公開の映画「ONEPIECE FILM RED」のヒロインの名も「ウタ」で、
当然ながら歌がキーとなり、予告に「ウタ!」と名を呼ぶシーンがあって、
偶然かぶったのでしょうけど、両方のスタッフのかた
「ウワー!」って思われたのではないかしら……。



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