映画の豆

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「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」

2018年11月19日 | 暴力orハードボイルド系

復讐の鬼となった元検事の男を描いた「ボーダーライン」の続編。
自爆テロで多数の死者を出したアメリカは、
テロリストたちがメキシコからの密入国ルートを使って
国内に潜入しているのではないかと疑い、
密入国を仲介する麻薬カルテル殲滅を画策する。
その作戦にCIAのグレイヴァーと、元検事のアレハンドロがとりかかるが…
という内容。

前作がヴィルヌーヴ監督、シェリダン脚本、ヨハン・ヨハンソン音楽で
あまりにも強すぎた。
今回はシェリダンが監督も兼任するという情報を聞いた気がするんですが違って、
ステファノ・ソリマというかたが監督されています。
前作に比べると、やや甘めの印象。でも銃撃戦直前の緊迫感はさすがです。

内容ばれ

続編なのになぜメキシコ警察と組む!?
ってちょっと不思議に思いました。安定の裏切り率100%!
あと最初に撃ってきたのは向こうなのに、皆殺しにしたからなんだって言うのか…?
え?アメリカ国民はこれを非難するの???
映像とか音声とかは記録しないもの???

アレハンドロとグレイヴァ―、両人ともが、
自分の立場を捨ててまでイザベルを助けようとしたのは
ちょっと意外でした。
1の印象だと、どっちもあるいはどっちかが確実に殺ってた。

ニヒルなキャラクターには2種類あって、
1つは1人でも成立するキャラクター。
そして2つめは、殺された妻や娘や彼女などの過去の女と、
そんなニヒル氏を、尊敬や好意などのプラスの感情で見守る現在の女を
必要とするキャラクターです。
アレハンドロは後者なので、ちょっと面倒くせぇ。
あと女を殺された復讐者があまりにもおびただしく存在するので飽きるというか、
犬や象を殺された等の個性派復讐者はもっと増えていいと思う。

本作の音楽を担当したのはヨハン・ヨハンソンの弟子筋のかたなのだそう。



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