1988年の同名ホラー映画のリメイク。
旧作では、殺人鬼の魂がブゥードゥーの秘術によって人形に宿り、
子供の体を乗っ取るために動いていましたが
新しい設定では、人形を製造しているベトナムの工場で、
パワハラで病んだ男性が一体の人形の人格プログラムの
リミッターをすべて解除して自殺するという導入部になっています。
人形は家電と連動し、自分で歩いて移動し、
簡単な会話を交わし、家族のスケジュールも管理します。
チャッキーが単なる邪悪なおもちゃって訳ではなく、
アンディが孤立無援って訳でもないので、
なんとなくストレスの少ない、良いリメイクでした。
チャッキーの声がなんとマーク・ハミル氏。
内容ばれ
チャッキーは最初から邪悪なのではなく、
人間から残虐性を学習してしまったというのと、
アンディの体を乗っ取る目的ではなく、
あくまでアンディと友達になりたくて、それで彼を守ろうとして、
或いは彼の周囲に嫉妬して、という設定が、なかなか良かった。
恐めのトイストーリーと言える(うそです)。
子供の連帯ものが好きなので、
あの子たちがアンディーを見捨てなかったところが好きです。
リーダーシップがありすごく強いボスが女の子っていうのが現代風。
不倫クズや盗撮デブなど、殺される人は
一応死んでいい人セレクトになっているのかな?と思わせておいて、
全然悪くないマイクのお母さんが犠牲になるのは卑怯だと思う。
「2パックの恨み」ってなんだろうと思ったけど、ラッパーの2PACが
ノトーリアスBIGとの抗争でどっちも銃殺された事件に関するジョークか。
勉強になる…。
ねこ好きな人は注意。