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「アナベル 死霊博物館」

2019年09月23日 | ホラー映画

アナベルシリーズや「IT」で脚本を務めたゲイリー・ドーベルマン初監督作品。
悪魔の依代となったアナベル人形を持ち帰り、
自宅地下の保管庫に封印する事に成功したウォーレン夫妻だったが、
所用で家に帰れない日に一人娘をベビーシッターに預けるが
トラブルから、アナベルの封印が解かれてしまう…というあらすじ。

今回はウォーレン夫妻はお留守で、その代り一人娘ちゃんと
そのベビーシッターちゃん、ベビーシッターの友達ちゃんの3人美少女組が頑張ります。
このシリーズは何気に美少女率が高いですが、
今回のマッケナ・グレイスさんは究極完成形。顔がかわいすぎて霊に目がいきません。
えっ、あっ、マッケナさんを見ていて霊を見逃した!ってシーンが何度かありました。

博物館のお化けがいっぱい出てくるので、みんなでワーキャー言うのにぴったりです。
このシリーズのウォーレン家の人々が出てくる話は、
そんな悲惨な結末ではない事が多いし、登場人物は良い人が多く、後味も悪くない。

死霊館ユニバースは「死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」
「アナベル 死霊館の人形」「アナベル 死霊人形の誕生」「死霊館のシスター」
「ラ・ヨローナ~泣く女~」と今回の作品の合計7本ですが、
予習に必要なのは上記の前3本。あとは見てなくても分かるので
アベンジャーズの予習に比べたらチョロイチョロイ。
アナベルに憑依した悪魔は子供の体と魂を狙っているが、
それとは別に、悪魔がウォーレン夫妻の、ドジっ子の旦那の方を狙っており、
普段はおっとりと上品な奥さんが、
夫を守る時だけはヤクザになるのが見どころです(分からん)。

色々ばれ

一瞬未来が映るブラウン管とか、手が出てくるゲームとか、日本の甲冑とか
色々出てきてサービス満点でした。
日本の甲冑、「コロサナイデー」だけは聞きとれた。
あれ発声してるのはたぶんネイティブのひとですね。英語字幕つけないのはどうして。

演出として面白かったのはウェディングドレスで、
窓の外と鏡の中や絵の中が繋がっている表現はなるほど!って思いました。
こいつはイマイチって思ったのは、悪魔さんご登場シーン。
出ちゃうとニチアサ風になっちゃうよね、どうしても。
それとでかい音でびびらす手法が1回あって残念。やめてほしい。

マッケナさんは勿論、ベビーシッターさんもそのお友達もみんな美少女ですが
フェティズムとは無縁のシリーズなので、その手のお色気はなし!
マッケナさんのロングのネグリジェが見られるくらい。
恋愛未満の男の子が遊びに来ますが、「男の人を家にあげられないわ」
って帰っていただくベビーシッターさん。ホラー映画の法則をよく分かってる。
今回事件を起こす役の美少女さんも、
ホラー映画で最初に死ぬ人とは違って、
観客が「それは仕方ないね…」って思うような事情がちゃんと語られます。
なので当然死にません。

過去作でも出てきましたけど、
テレビに一瞬映る子供が受け取っているのが
本物のアナベル人形(と同デザインの人形)です。

さすがに今回は夫婦の愛情エピソードは無しかぁ、って思っていたら
ラストでしっかりありましたね。
でたー!ウォーレン夫妻十八番、突然のノロケ話だー!

マッケナさんが学校で目撃してた、やたら存在感のある神父の霊は何だったのか。
次回作への前振りかな?

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