映画の豆

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「ドント・ブリーズ」

2016年12月26日 | ホラー映画

監督フェデ・アルバレス
脚本ロド・サヤギス

SNSで大変話題になって、レディースデーに見に行ったら満席でした。
(ただしホラーなので公開劇場が少なく、シアターの座席数も少ない)
興行成績も、現時点で製作費の15倍稼いでてすごい。

父親の警備保障の会社から、警報のキャンセルパスコードと
合いカギをこっそりと入手し、裕福な家庭に空き巣に入るアレックスは、
仲間のロッキーとマニー、3人チームで仕事をしていた。

ある日、娘を交通事故で失い、莫大な賠償金を手に入れた
盲目の老人の噂を聞きつけ、3人は老人の家に忍び込むが、
その老人は元軍人で、聴覚と身体能力で視覚を補い、
若者3人に襲い掛かってきた。というあらすじ。
なかなか佳作のホラーです。
「イット・フォローズ」「残穢」「死霊館」と、今年はホラーの当たり年。

ヌスットたちは老人に気付かれないように家から抜け出したいのですが、
窓という窓には鉄柵が、ドアには鍵がいくつも、
割れたところは板と釘で補修してあって、なかなか脱出できません。
しかもヌスットたちはアメリカ人だから、呼吸音がハァハァやかましいし、
やたら足音が大きい。
なんかこれは無理では…という感じが最初からしました(笑)

おちばれ注意

なんかもっと話の通じない痛快サイコパスおじいちゃんが
無双する話だと思ってましたが、ちょっと違った。
地下室のあれはびっくりしたし、
娘を失っておかしくなった設定もいいと思うんですが、
あの日本のえろ同人誌みたいな話は不要だったんじゃないかな。
ともかく誰でも娘だと思っちゃうのでいいんじゃないかな。
気持ちの悪いサイコパスVSクズで、どっちも応援する気になれなかった…。

あれだけ正しい事言って、みんなの犯行を止めようとして、
1人なら3回くらい脱出できてそうだったアレックスを、
ヒロインさんがそのチャンスを何度も潰してその結果ああなったので、
結末はちょっと腑に落ちないです。
おじいちゃんはカリフォルニアまで出張してほしい。
そして妹ちゃんだけ助かってほしい。

ヌスットたち3人とも、どんな危機的状況でも、
愛のままにわがままに僕は犬だけを傷つけない根性は凄かった。

最近のホラーはデトロイト舞台が熱いのかもしれない。
そして映画の貧困家庭は大抵子連れの母親が
悪い男に引っかかって、子供を虐待して、
昼間から酒を飲んでソファに座ってテレビを見てるんですが、
あれが黄金パターンなんだろうか。
子連れの父親が悪い女に引っかかって、
昼間から読書して青汁飲んだりはしないのか。


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