映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-」

2020年08月02日 | ホラー映画

何度か映像化されている、
H・P・ラヴクラフトの「宇宙からの色」の映画化。
アメリカ・ポルトガル・マレーシア製作。

アーカムの農場で暮らすガードナー一家は
家族思いの父と、療養中の母、
長男と次男、長女の5人家族だった。
ある日、彼等の土地に隕石が落下し、
少しずつ周囲の植物が変容し、影響は家族にも及ぶ…というあらすじ。

宇宙人のせいでなんかおかしくなるホラーって難しいので
トンデモ映画になりそうだなと思っていたけど、
わりとちゃんと商業ホラーになってた。
ニコラス・ケイジが全力で怪演します。いい人だ。
でもみんなで見てキャー!っていう内容じゃないので
ホラー好きな人だけどうぞ。

かわゆい動物たちは残念ながら無事じゃないです。

内容バレ

隕石の描写を極力削ったり、ガードナー一家を元都会人にしたり、
隕石の影響の恐怖だけではなく、
親の様子がおかしくなっていく人間こわい演出も混ぜたり、
水質研究者を支柱にしたり、細かな工夫がありました。
(ラヴクラフトはガチの差別主義者なので、墓の下で激怒してるかもだけど)
(それと原作にはない癌の話って、病気による愛する家族の変容のメタ(略))

アルパカちゃんたちの合体は、遊星からの物体Xの犬小屋を思い出しました。
ピノをうっかり溶かしちゃって、慌ててもう一度冷やしたみたいな!懐かしいです。
お父さんが必死だったので、いくらするのだろうと調べたら
アメリカだと250万円くらいらしいです。4頭で1千万円かー!まあ怒るなそれは。

アメリカの包丁ってよく切れるんだな!?ってびっくりした。
あとネクロノミコンどこで入手したの!?

話とは関係ないが、
上水道に水を供給するダムにタバコをポイ捨てする描写が生理的にだめだった。
宇宙トマトと宇宙カマキリのほうがまだマシだ。
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