映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「アラジン」

2019年06月10日 | ファンタジー映画

27年前のアニメを実写リメイク。
価値観の刷新のやり方、私は好きです。
ジーニーをウィル・スミスが演じます。
予告段階で散々「青いウィル・スミス」と言われてましたが、
これがなかなか良かった。
アニメのジーニーより人格が若干大人で、
永久の隷属への諦念みたいなものも感じられて
一種の色気がありました。

砂漠の王国で泥棒をして暮らしているアラジンは、
貧しいながらも弱い者の味方だった。
彼は行商に盗みの疑いをかけられている美女を助けるが、
その身なりから、彼女を王女付きの召使だと推理する。
その頃王国の大臣ジャファーは、国を手に入れるべく
伝説の魔法のランプを探していた…というあらすじ。

監督はガイ・リッチー、脚本はベテランのジョン・オーガスト。
私の見る限りではガイ・リッチーっぽさはゼロで、
キレキレの会話とか、お得意の時間スキップ演出とか、
分かりやすさより格好よさを優先した演出とかは無し。
口にダクトテープを貼られて椅子に縛られていたのでは…
と思いましたが、まあガイ・リッチー監督は私の担当ではないので
ファンのひとが見たら違うのかも。
いや、でもリメイクとしてはほぼ完璧でした。

内容ばれ

クラシックなプリンセスにはそれなりの良さがありますが、
21世紀に、本当の恋を求める心優しいプリンセスとかそういうのを
やる訳にはいかないので、あの改変が最適解だと思います。

あとジーニーですけど、
ジャファーに奪われてからのジーニーに萌えたので、
もしや現在の世界中のNTR属性のひとのうち、
何割かは「アラジン」で目覚めた人なのではないかという疑念を持ちました。

侍女さんと絨毯くんが可愛かった。
絨毯くんはぜひ「Drストレンジ」のマントさんと友達になってほしい。


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