27年前のアニメを実写リメイク。
価値観の刷新のやり方、私は好きです。
ジーニーをウィル・スミスが演じます。
予告段階で散々「青いウィル・スミス」と言われてましたが、
これがなかなか良かった。
アニメのジーニーより人格が若干大人で、
永久の隷属への諦念みたいなものも感じられて
一種の色気がありました。
砂漠の王国で泥棒をして暮らしているアラジンは、
貧しいながらも弱い者の味方だった。
彼は行商に盗みの疑いをかけられている美女を助けるが、
その身なりから、彼女を王女付きの召使だと推理する。
その頃王国の大臣ジャファーは、国を手に入れるべく
伝説の魔法のランプを探していた…というあらすじ。
監督はガイ・リッチー、脚本はベテランのジョン・オーガスト。
私の見る限りではガイ・リッチーっぽさはゼロで、
キレキレの会話とか、お得意の時間スキップ演出とか、
分かりやすさより格好よさを優先した演出とかは無し。
口にダクトテープを貼られて椅子に縛られていたのでは…
と思いましたが、まあガイ・リッチー監督は私の担当ではないので
ファンのひとが見たら違うのかも。
いや、でもリメイクとしてはほぼ完璧でした。
内容ばれ
クラシックなプリンセスにはそれなりの良さがありますが、
21世紀に、本当の恋を求める心優しいプリンセスとかそういうのを
やる訳にはいかないので、あの改変が最適解だと思います。
あとジーニーですけど、
ジャファーに奪われてからのジーニーに萌えたので、
もしや現在の世界中のNTR属性のひとのうち、
何割かは「アラジン」で目覚めた人なのではないかという疑念を持ちました。
侍女さんと絨毯くんが可愛かった。
絨毯くんはぜひ「Drストレンジ」のマントさんと友達になってほしい。