まあ端的に言えばお花畑不倫脳の女性がやらかしちゃった話…
なのですが、監督が時代もの大好きな完璧主義なので、
圧倒的な美しさです。浴びるように贅沢に、ザブザブと美しい。
最初は舞台劇の体裁で始まります。
めまぐるしくセットが組み換わり、天井の簀の子の上や
本来なら客席のあるスペースもセットとして使われ、
人々はときにバレエのような、パントマイムのような奇妙な動きを見せ、
あるいは停止し、音楽に合わせて動き、演奏者が画面に姿を見せ、
様々な表現の交差した、不思議な世界です。
でも題材が古典で、衣装と美術はクラシカルなものなので
尖りすぎていて疲れるという事はありません。
たっぷりとして優雅なロシアのドレス!(とマントとマフと帽子!)
フリンアカン
カレーニンくんが気の毒すぎる。演じたのはジュード・ロウ。
眼鏡のジュード・ロウを捨てるなんて!アンナのばか!オタンチン!
アンナの兄のオフロスキー(違)も家庭教師とよろしくやっているので
たぶん不倫DNAが受け継がれているんでしょう。
映画を見て気付いたが、私たぶん原作未読です。
世界の文学ベスト10には必ず入る古典なのに!あらやだ!
そういえばマッシュアップ小説の流行っているアメリカでは
「アンドロイド・カレーニナ」って本も発売されているらしいですね。