映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「未来のミライ」

2018年07月22日 | アニメ映画

細田守監督・脚本。
妹の生まれた4歳の男の子、くんちゃんは
お父さんもお母さんも妹の世話と家事に忙しく、
自分を構ってくれないのに不満気味。
しかしある日、庭に出るとそこには不思議な風景が広がっていて
1人の見知らぬ男がいた…というあらすじ。

監督の過去作品、ヒロインや母の描き方にモヤ…ってする事が多かったのですが、
今回はそれが少なかった。
イヤイヤ期フルスロットルの息子プラス新生児の世話で
父も母も満身創痍、ワンオペ育児?愛情さえあれば子は育つ?寝言は寝て言え!という
過酷な育児描写がちょっとあります。
あと最初はファッションイクメンだったお父さんが
段々と家事育児慣れしていく過程の描写も。

起承転結の形式ではなく、どちらかといえば絵本っぽい反復で進行します。
変顔とか、身体的なギャグシーンがあるので
監督作品の中では比較的小さなお子さん向けなのではないかと思う。
(怖いシーンもちょっとあるけれども)
ただ、一部の男性と、育児に全く興味ない層からは
叩かれそうだなこれ…という気がしている。(気が早い)
私は「おおかみこども~」があまり好きじゃないのと逆の理由で、
この作品の事はちょっと好きです。
起承転結があれば、もっと好きだった。

内容ばれ

血族の話。
ひいじいちゃんの話が好き。
ひいじいちゃん、イケメン声だなあ…ってぼんやり思ってましたが、
エンドロール見て、ファー…ってなった。

私は常にどのエピソードでも親の視点で見ていたので、
「地獄…がんばれ…がんばれ…」
って思ってましたが、
ちょっと感想を見て回って、大人でもくんちゃんの視点で見て、
くんちゃんが可哀そうだ!ひどい!って感じる人がいるのか!
とびっくりしたりした。

しかし未来世界の美形兄妹はちょっと萌えます。

あの家すごくおしゃれだけど、足腰が悪くなったら詰む。


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