映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「マスカレード・ナイト」

2021年09月20日 | サスペンス映画
ホテルで起きる殺人を未然に防ぐため潜入する警察官と、
ホテルマンとの共闘を描いた「マスカレード・ホテル」続編。
東野圭吾さん原作。

マンションで見つかった他殺死体に関して
「犯人がホテル・コルテシア東京の年越しイベントに現れる」という密告状が届く。
参加者は全員仮装するきまりのその催しを監視するため、
再び新田がホテル従業員になりすます…というあらすじ。

冒頭の長いタンゴシーンと、木村さんがイベント名を言ったら
それがエコーになってタイトル、という演出は少しレトロすぎるように思った。
ホテルのグランドフロアは相変わらず豪華。

そうそう、この映画の無茶ぶりの客を見ると、
両ひざを金属バットで砕きたくなるんだった、と懐かしく思い出した。
今作の無茶ぶりは前作より少しまし…?片膝くらいで勘弁してやる。

犯人ばれ

原作未読ですが、2股によるあれがミスディレクションで
まんまと騙された。
プロジェクションマッピングの光が瞳に反射しているところ、
とてもお美しかったです。

相変わらず山岸さんの客至上主義は徹底してましたが、今回の
「あの女性と話したい」というゲストのご要望に応えてしまうのはどうかと思いました。
女性客も当然ながらホテルにいる時間をお金で買っているわけですから。
というか若い女性はホテル内でも気を抜かず防犯に気をつけている人が多いので、
まずは女性客のほうに相談すべき案件なのではないだろうか…?

沢村さん演じる日下部は、片膝で勘弁してやんよ。

小日向さん、最近「危険なビーナス」や「MIU404」でお見掛けしてて
設定が脳内で混ざり、「この小日向さんはどういう小日向さんだっけ…?」ってなった。



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「レミニセンス」

2021年09月20日 | サスペンス映画

温暖化による海面の上昇、富裕層による土地の買い占め、
戦争による貧民の増加の起きた都市で、
過去の記憶を再生し、追体験できるサービスを提供している元軍人の主人公は
家の鍵を失くして在処を探している美しい女性の記憶を再生するが
それがきっかけで彼女と恋に落ちる。
しかし彼女は姿を消し、主人公は憑りつかれた様に女性を探し求める…というあらすじ。
ヒュー・ジャックマン主演。

ノーラン弟の脚本だと思っていたが違って、
ノーラン弟の奥さんのリサ・ジョイさん初監督・脚本作品だった。
ノーラン弟さん、ノーラン兄さん作品における外付けの人情装置だと私は思っている…。

予告ではインセプションの設定を使ったミステリーという風情だったが、
ラブロマンス6割+サスペンス4割くらいだった。
水没したマイアミ、気温上昇による昼夜逆転生活、という世界観と画はよかった。

おちばれ

ヒュー・ジャックマン演じるキャラクターにしては弱くて
(何らかの後遺症で足が少し不自由?)
ピンチになるたびに奇跡的に助かるんだけど、
同じ元軍人が情けを掛けて見逃してくれたり助手が助けてくれたり
愛され主人公なので問題ないのだった。
それはそうと悪漢と格闘する際に構図のためかマナー足格闘になっていた。

マフィアを1人で殲滅できるほどの凄腕のガンマンの助手さん、
元軍人でアル中というニヒルな設定なのですが、
(1人でポリコレを背負ってた感はまあ少しあるが)
主人公は彼女を選ぶべきだったと思う。

運命の女メイは、
マフィアの薬物をちょろまかして売って、隠れて生きることはできたのに
どうしてほとぼりが冷めるまで海の家で潜伏していられなかったのだ。
まあ恋に狂って戻ってきてしまったということでいいけども、
なぜ突然命懸けで子供を助けないといけないって思ったのだ。
ええ感じの理由で死ぬことが優先されて、
彼女の人生およびその設定はふんわりした感じになったような。
というか焙りハゲが、知ったら後悔するとか呪われるとか言うから
何があったのかと思ったけど、普通にいい話じゃないか。

あれ肉体の生命維持はどうなってるんだろう。
実は朝昼晩は三食食べているのか?

あとドライランドというとウォーターワールドを思い出します。

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