映画の豆

映画の感想をだらだらと。
本サイトは
http://heme.sakura.ne.jp/333/index.htm

「ファントム・スレッド」

2020年04月15日 | 恋愛映画
旧作映画の感想は、通常1年分まとめて索引つきサイトにあげていますが
新作映画が軒並み延期、映画館は閉鎖、人間は自宅から出られない状況なので
別のWEB日記に書いている旧作映画の感想を順次あげます。ひまつぶしになれば幸いです。


ポール・トーマス・アンダーソン監督
ダニエル・デイ=ルイス主演

オートクチュールの高名なデザイナーである
ダニエル・デイ=ルイスは、
美意講が高く神経質な男で、
女性と恋に落ちては彼女を家に住まわせ、
興味が失せると追い出すという
パターンを繰り返していた。
しかしある日、若いウェイトレスに恋した彼は
彼女を家に連れ帰るが、純朴に見えた彼女は
次第に本来の性格をあらわしてゆき…
というあらすじ。

美意識高い映画でした。
出てくるドレスすべて、購買層の富豪の方々、
ザインスケッチ、白衣を着た縫子、
科理や食器、優雅なしぐさ。
ダニエル・デイ=ルイスはいつもの完璧主義を発揮して
ドレス製作を学び
実際に作れるようになったそうです。
何を目指しているんだ(笑)。
おじいちゃんドリではない。
(おじいちゃんドリ1級鑑定士)

内容ばれ

モラハラ蜘蛛が、いつものように蝶を食べよー!と思ったら
それは蝶じゃなくて猫だった。
でも猫は優しい猫で、蜘蛛を愛していたので殺したりはせす、
脚を一本抜いては眺め、
また一本抜いては眺め、するのだった というような話。
(谷崎潤一郎が書きそう)
デザイナーの姉との関係や、母親への思慕の情とか
普通のモラハラ野郎ではなくて
ひたすら上品で、ウワァーって感じの。

自分の才能に苦しめられている
この世のすべての人のところに
アルマが来るといいですね(よくない)。



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