プロボクサーの主人公は試合中に気絶して
念のために受けた検診で脳腫瘍と診断され、余命わずかであると告知される。
ショックを受けた彼が歩いていると、追われている少女とすれ違う。
思わず追ってきた男をノックアウトしてしまうが、
彼はそれがきっかけで、
ヤクザとチャイニーズマフィアの抗争に巻き込まれてしまう…というあらすじ。
三池監督が自由にやってらっしゃる方の作風で、血みどろです。生首サッカーもある。
でもジョークがいい感じに決まって、三池映画の完成形に近付いてきた気がした。
刺さったり撃たれたり斬り落とされたりは普通にあるので、
初三池監督のかたは注意。
それと不幸な生い立ちの100%弱者女性が男性に救われる話なので、苦手なひとは注意。
窪田さん、「俺が守ってやる!」てきな暑苦しいのじゃなくて、
ぼんやりと親切な感じがよかった。
あそこにいたのがおじいさんでも、同じことをしたっぽいのが。
ヤクザの皆さんは怪演でした。
とくに染谷さん。暴力的なシーンが、彼の演技で変化球になった。
あとベッキーさん。ラプトルみたいな迫力!
内容ばれ
「普通独り暮らしだろぉ!」とか、
ブリーフ踊りとか、
あとなんか泥酔看護師さんとか、
ふふ…っていう笑いが良かった。
アジア暴力ものに時々ある、
自分に酔い散らかした感じが白目になるほど苦手なんですが、
こういう笑いを挟みつつ、必死で、男女関係ない暴力は好きです。