映画の豆

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「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

2018年11月24日 | ファンタジー映画

シリーズ2作目。ついて来れないやつは置いてくぜ!しっかりつかまってな!
って感じでブーストかかってきました。
世界設定、登場人物共にジャンジャン増えた。

魔法生物オタクのニュート・スキャマンダーは、
前回の問題行動が原因で海外への渡航を禁じられていた。
しかし魔法省から、ある条件と引き換えに禁止の解除を持ちかけられる。
それと同時に、ホグワーツの恩師であるダンブルドアからも
ある依頼を受け…というあらすじ。

今回も街並みや室内デザイン、衣装、小物が大変良かった。
特にスキャマンダーさんちの飼育ハウスが良かった。

今回から参加のダンブルドア役ジュード・ロウが
いかにもスーパー魔性の男オーラをムンムン放っておられて
大変よいお仕事でした。
ちょっとダンブルドア校長に対する感情は
ハリポタ原作7巻から長い期間を経て熟成されており、
語っても語りきれないので割愛します。

全部ばれ

クイニーが、あー、そう来るかーっていうのと、
あとクリーデンスくんが、
思っていたより話の中核のキャラクターでびっくりしました。

クイニーに関しては、魔法で結婚を無理に進めるのは
この物語最大級の不吉フラグ(例:ヴォルデモート母)なので
最初からちょっとやばいなと思ってましたが、
説得されるのがあまりにも早すぎて、宗教とかエステとかマルチとか
何でもすぐ信じてコロっといっちゃう子みたいでしょんぼりした。
たしかに前作から伏線らしきものはあったけど。

スキャマンダーさんのコミュ障は今回少しましだったような。
奇行は相変わらず飛ばしてました。とうとう地面を舐めた。土の味…。
ズーウーとのやりとりは可愛かった。
いや無論ニフラー先輩が一番可愛いですけどね!
(ていうか河童の皿…は面白い解釈だった。
なんでか日本人全員、皿が裏返った状態で載ってるって認識してるよね…?)
お兄さん、折り合いが悪いってもっと険悪なのかと思ってたら違った!
萌え兄弟だった!
でも最後の「怪物でも愛せるひとだから」って言葉は重かったな…。

公式設定で恋人関係にあった事が確定しているダンブルドアとグリンデルバルド、
たぶん公開できない国が出てくる都合上、同性愛描写はおそらく今後もないと思うけど、
「世界のファンガールたち、これで勘弁してつかあさい…」って
ワーナーくんはとっても頑張った。

下記ハリポタガチ勢へ(若干不穏、きびしめ)

弟だとしたら獄中死した父親がやらかして生まれたか、
母親が別の男性との子を産んで人に預けたか、どちらにしろかなり無理がありません?
一番嫌なのがアリアナの子で甥でした路線なんですけど、
これはえげつないので、できればやめてほしい…。
ていうかあの家系のピンチに現れるなら、アリアナの時に来るべきだったのでは?
あるいは後のアバーフォースの時とかも。
グリンデルバルドの大ウソだった、というのが一番平和的だけど
「以降は●●と名を変えて生きよ」系オチもあり得ますね。

あとナギニ。アニメーガスとは原理が違う?同じ要領で人間に変化はできないの?
あとクリーデンスさん、ナギニからの愛ではだめなの…?どうして?

純潔から平民への犯罪行為は見逃される酷い社会なのかもしれないけど、
このケースは純潔から純潔だし、
あの手の性犯罪、防御する手段も立証する手段も確立してないの?
年間何件くらい起こってるの?3巻を読んで以降これ何百回言ってるか分からないけど
魔法界の人達は司法をもう少しなんとかすべき。

冒頭からニワトコの杖、別名みねふじこワンドの説明はまるっと次回に持ち越した!
あっ特にポートキーの説明もない!まね妖怪も一切説明ない!等々、
若干ハラハラしましたが(前作で言ったっけ?)
ファンタビからこんにちは勢は問題なく理解なさっただろうか…。

旧シリーズの音楽が鳴ると泣きそうになりますね。
これはドラクエ3で、旧の大陸にたどり着いた時の気持ち(譬えが古い)。

ダンブルドア先生がどう動くか全然読めないので(最終的にどうなるかは確定してるけど)
3作目も楽しみです。



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