映画の豆

映画の感想をだらだらと。
本サイトは
http://heme.sakura.ne.jp/333/index.htm

「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」

2018年06月07日 | コメディ

研究費の削減で職を失った神経生物学者の主人公が、
同じく大学から冷遇された
経済学、化学、人類学、ラテン語の教授たちを集め、
合法ドラッグで稼ごうとするが逮捕され、
その技術を見込まれて世に出回る合法ドラッグの
成分解析と製造元の特定をするよう司法取引を持ちかけられる…
というあらすじ。
アカデミックケイパーものという珍しいジャンルの
イタリアのコメディ映画で面白かったです。
ちょっとよく分からない部分があって調べたら
3部作の真ん中だった!!
でもまあ大体分かったからいい。

イタリア語って怒鳴っててもリズミカルでなんだか楽しい。
主人公は奥さんに言い訳ばかりしてるちゃらんぽらんな男で、
イメージそのままのイタリア男性~って感じだったけど、
でもイタリアもセクハラには厳しくなってるのだな。
そこのところは感じ取れました。
教授たちは全員変わり者で協調性に乏しいんだけど
でも人情家で、時々アカデミックジョークを飛ばしながら
わちゃわちゃしているところが可愛かった。

ラストばれ

ハリウッドリメイクされそうな気がするけど
アメリカを舞台にすると「帝政時代のレプリカだ!」とか
文化遺産ジョークが使えなくなるからな…。
あとナチスジョークは絶対の絶対に無理だな…。
ていうかイタリアはこれOKなんだ!?って度肝抜かれた。
同盟国だったからそのへんゆるめなのかな。

ラストのクリフハンガー、
「化学式が1つ、名前が1つ、じゃない……」は、ぞくっとした。
でもめっちゃ荷台に縛られてたクロマトグラフ、
精密機器をあんなダイナミック運搬したら
メーカー呼んで再調整しないと正常に作動しないか
下手するともう使えないぞ?

予告編が気になりすぎた。特にカツラつけて、
オペラで歌ってるっぽいポッチャリ!なにがあったんだよ!




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする