第4の壁を越える掟破りのヒーローが、
製作費を倍にして帰ってきました。
ちなみに原作はマーベルですが、配給会社が(まだ現在は)
違うので、アベンジャーズの仲間ではありません。
メタネタ多めで、下品なジョークもたくさんあり、手足も首も飛びまくるけど、
でも結構言っていることはまっとうで、そこのところのギャップが面白いです。
(子供の虐待はゆるさないとか、人種差別女性差別やめろとか)
誰にすすめたらいいか困惑する感じですが、でも面白い。
諸所の事情があってX-MENに参加したデッドプールは、
ミュータント児童養護施設で暴れる少年を制圧するが彼は虐待を受けており…
というあらすじ。
MCUねた、DCねた、ハリポタねた、アナ雪ねた、
細かなフィクションのジョークが次から次へと繰り出されます。
中でも多いのはX-MENねたですが、ラストまで気が抜けません。
ラストばれ
2から参入のミュータント、ドミノですけど、
「運がいい」という能力で、最強のケーブルとも互角に渡り合います。
笑ってしまうくらい運がいいので彼女の戦闘シーン、好きです。
あと同じく2から登場のユキオ、ネガソニックの恋人って、
ちゃんと紹介シーンあったんですが、
皆見事なまでのノーリアクションで(女の子同士で!?みたいな反応なし)
デップーは毎回「ハーイ!ユキオ」「ハーイ!ウェイド」って声掛けあってて可愛かった。
ただ洋画に登場する多くの日系女性がそうであるように、
にこにこ笑ってセリフがほぼないパターンなので次回作では活躍してほしい。
まさかのX-MENスタメン登場とか(最新作撮影中にちょっと映像もらったらしい)
まさかのウルヴァリン登場とか(これは旧作映像らしい)、
みんな思ってた懸案事項をどんどん解決してくれちゃって、
っていうかライアン・レイノルズも射殺されちゃって、
ED後の映像でこんなにドッカンドッカン笑いの来る映画も珍しい。
ドーピンダーもぐいぐい来るし(笑いを取りに)ウィーゼルは相変わらずだし、
ブラピは一瞬芸だし、母親の名はマーサだし、ルークは妹とやってるし、
デヴィッド・ボウイは生きてるし。もう大混戦。
でも公開初日から女性に絶賛されてたので、
最後にヴァネッサがああいう風になるのは分かってました(笑)。
主人公の動機づけのために冒頭で母、彼女妻、娘が死ぬパターンは
もうお腹いっぱいだったので、私も嬉しい。よかったねデップー!
でも、あの、癌の初期状態まで戻らなくていいの…?